
今月はAmazing SPIDER-MAN (ASM)が2冊しか来なかった。しまった。ASM 78BEYがない。Nick Spencerが担当から離れたら、ちょっとASMへの熱い思いが薄れているからかな買い忘れた。ま兎に角ASM 879 (78)号、880 (79)号をレビュー。
879号の筋書をKelly Thompson、画をSara Pichelli、Jim Toweが、880号の筋書をCody Ziglar、画をMichael Dowlingが、担当。添付画像は、Art Adamsが描いた879号通常版の表紙。Variantを買うことが多いのだが、この通常版の表紙は非常に良くてこちらを選んだ。
次に粗筋。Morbiusに噛まれたBen Reilly。その毒に苦しむ彼は自宅の警備装置で敵を退散させる。Beyond Corporation によりBenとチームを組まされたColleenとMistyは逆にBeyondを探る。880号ではBeyondの取締役の家でKravenがSPIDER-MANを待ち伏せ。
いつものように、好きなシーンや台詞等を紹介。まずは、Pichelliの画。前回も書いたが良いね。Black Catの登場シーンが無茶苦茶良い。一方のTowe、後半の数ページを描いているがもう一歩。ASM 880号のDowlingはMike Mayhewみたいに緻密な画を描く人だな。結構良いぞ。特に良かったのはBenがSPIDER-MANのマスクを被ろうとしているコマ。下から上に見上げているアングルからBenを描いている。相当上手くないとこんな画を描けない。
前述のCATのシーン。彼女が訪れたことでPeterが目を覚ます。それに気付いたMary Janeは、彼女が立ち去るのを引き留める。このシーン良いな。過去CATに対し良い思いは持ってないMJ。そうでありながらの彼女の対応。Peterの回復に一縷の望むを見出したいのか、余裕なのか。
Morbiusの攻撃に今にも気を失いそうなBenの台詞。”Oh God. Don’t faint, Reilly. Even if Morbius doesn’t kill you, the embarrassment will.” Benの冗談はPeterのものより落ちると思うのだが、気恥ずかしさで死ぬわけはないがこの台詞は好き。
続いてASM 880号。BenがPeterの病室に立ち寄り悩みを打ち明けるシーンは面白い。”Am I going about this SPIDER-MAN thing the right way?” BeyondがSPIDER-MANの権利を手に入れ、Benがそのコスチュームを着ているが、Ben自信が自らの存在意義に疑問を持っている。
後半はKravenとの戦いとなる。Kravenに苦戦している意図的なのだろう。長年SPIDER-MANを続けているPeterとクローンのBenとでは経験が違う。Beyondの優れた技術を詰め込んだコスチュームだけでは足りないのは頷ける。