X-TINCTION AGENDA (“XA”)をレビュー。今回は、XA 3号、4号について。前回のレビューは下記に。
http://green.ap.teacup.com/amecomitoramen/1127.html
前回同様、筋書きをMarc Guggenheim、画をCarmine Di Giandomenicoがそれぞれ担当。添付画像はXA 4号の表紙でDavid Nakayamaの作品。(3号より4号の方が良かったから採用したけど、前回添付した表紙の方が好きだな。)
Genoshaという島で、ミュータントにのみ発病する伝染病を食い止めるべく、HAVOK、WOLFSBANEらはX-MENの本拠地を襲った。病気を治すことのできるミュータントTRIAGEとミュータントの力を吸収できる ROGUEを誘拐するためだ。HAVOKの協力者悪の科学者Krugeの目的は違った。TRIAGEの力を使って、死んだ悪のサイボーグCameron Hodgeを蘇生させることが真の目的だった。仲間を救出するべくX-MENは伝染病に感染するリスクを冒し、Genoshaに乗り込んだ。
今回も、気に入ったシーン、台詞等を順不同で紹介。今回も、Di Giandomenicoの画から。戦隊ものが得意なのはAll New X-FACTORで証明済みなので今さらだが、やはり上手い。XA 3号3ページ、2コマ目は、X-MENの人気を確実なものにしたGiant Size X-MEN 1号のコマへのHomage。(STORM他新加入のX-MEN達がホールに集まった図。)素晴らしい。この人もX-MEN大好きなんだろうな。それから、彼の描くWOLFSBANEは今までみた画家が描いたものの中で一番好き。狼っぽく、かつ女性らしく。
Guggenheimの台詞も結構面白い。その内いくつかを紹介したい。まずは、囚われの身となったWOLVERINEがLONGSHOTに”How many X-MEN did you bring with you?”と聞いた返答。”Enough.”簡潔かつ説得力あり。これ会社で使いたいな。
LONGSHOTが牢番を唐オた後に、”I like it.”と称賛するWOLVERINE。しかし、殺していないと知ると”I take it back.”と伝える。(「前言撤回」ね。)
Hodgeが復活すると、敵味方に分かれていたX-MEN達が協力し合うことになる。これは現実世界でもよくあることだな。例えば日本に対して、韓国と中国が手を組むとかね。(別に敵同士じゃないけど、今まで仲は良くなかった。)Hodgeに殺されたことで、敵方になっていたRictorへの愛を確認したTabithaは可愛そうだ。
以下の表現はミュータントに関わらず、いろいろな場面で使われる悪役の台詞で、結構好き。即ち、”Only good mutant is a dead one.”(生きてるミュータントは全部駄目で、死んでいる奴らは死んでいるからこそ迷惑もかからず、不快な気持ちにもならず良いんだってこと。)
最後のページのオチは、WARLOCKの復活ってことかな。ここは自信ない。
さて、気に入らないのは、4号で完結してしまったことか。結構面白いし、画の品質が高いのに、残念でならない。(そのお陰で、適度の緊張感を持ってこの話を読むことができたけどね。)
もう一つ、WOLVERINEが口ばっかりで、大して活躍しないところも残念だな。全編を通じてね。
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