Shadows of the Green Goblin (SOGG) で初めてGG以前のGoblinを出したと思いきや、1997年に出版された形容詞のないSPIDER-MAN -1号で初登場したことがSOGG 2号で紹介されていた。1990年代後半にMarvel各誌で-1号が出版されたがこの号は持ってなかったな。
筋書をJ.M. Dematteis、画をMichael Sta Mariaがそれぞれ担当。今回の添付画像の表紙は通常版。Paulo SiquieraとRachael Rosenbergの作品。中身に出てくるSandmanとSPIDER-MANの対戦。今回のポイントはそこじゃなくて、Corner Boxと呼ばれる左上の四角い枠にGGが描かれているところ。時々Marvelはこれを復活させるが、完全に復活させてほしいな。
粗筋。May伯母さんとの仲違いに悩むPeter Parker。SPIDER-MANとなり憂さを晴らす。
一方Normanの実験により化け物と化したProto Goblin。Normanの妻Emilyの指図により二人の息子HarryをProto Goblinが誘拐する。
前回書いたようにこの話は、PeterがSPIDER-MANとなってすぐの日常を描いている。Marvelの初期作品を一般人の目から見た作品MARVELSをふと思い出した。正確には一般人ではないが、Sandman、Proto Goblin、そしてEmilyの目から見たSPIDER-MANやNorman Osborn (GG)が語られているからね。
“A vacuum cleaner, can you believe it?” 最初何のことを言っているかわからなかった。この出だし良いな。SPIDER-MANに掃除機でしてやられたエピソードを酒場でSandmanが愚痴っている。そりゃ愚痴るよなと同情する。
Sandmanとの対戦の末、疲れ切ったSandmanは休戦を提案する。”Maybe we take five?” なんで途中で休むことをtake fiveというかわからないけど、決まり文句。この後二人はビルの上でお互いの身の上を語り合う。銀行強盗した後なんだから身柄を拘束して警察に引き渡してほしい。Peterもこの当時は高校生で、この稼業始めたばかり。まだまだ甘いね。
家に帰った後のPeterの台詞。”I realized that if I could have a heart-to-heart with Sandman, I could certainly talk things through with Aunt May.” 気まずくなったMay伯母さんとの関係も以外に上手く行くかもしれないと思った瞬間だったが、物語はそんなに上手く進まない。次号も楽しみだ。