
御用達から到着したアメコミの中で最初に読むのはやはりAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) 2号と3号。
筋書をNick Spencer、画をRyan Ottley、インクをCliff Rathburnが担当。添付画像はOttleyによるASM 2号の表紙。
次に粗筋をさらっと紹介。学位不正取得疑惑を払拭するため大学へと戻ったPeter Parker。そこで出会ったCurt Conners博士ことLizardから研究に誘われる。一方悪人共は彼を放っておかない。その悪人共が研究室で暴れ回った結果、SPIDER-MANとPeterが分離した。当初はPeterはSPIDER-MANであることから解放されホッとしていたが、Conners博士にその危険性を指摘される。
さて、気に入った場面、台詞等を順不同で紹介。D級悪人二人が古本市で大暴れしているのを止めたSPIDER-MAN 。刑務所で長い間過ごすことを心配して、その古本市で本を買って悪人に渡すシーンは素敵だな。こういう気遣いってこれまで誰か漫画にしたかな。Peterの私生活がほぼ絶好調であることを強調する表現なのだが、ASM 2号の中で一番好きシーン。
今回のArc(一繋がりの話)の題は”Back to Basics”。それを象徴するような小道具は、Peterが SPIDER-MANになったきっかけの機械Isotope Genome Accelerator。この小道具は憎いな。これまで誰かこの機械を再登場させていないのかな。Lizardはこれを使って人間に戻ろうとしている。
そして、もう一つの、そしてもっと重要な小道具が、”Power and Responsibility”。同じ人間の中にこの二つがバランスよく収まっていたから上手く行っていたものが、そのバランスが崩れることでどうなるのか。ASM 4号も同時に届いたが読まずに今は我慢している。
ASM 2号の最後のシーンを勘違いしてしまった。LizardがPeterになったのかと思った。
Norah Wintersの再登場は歓迎。周囲にいる人間を巻き込んで、順調にいっているものを駄目にするキャラは重要。
短い台詞で気に入ったものを二つ紹介。どちらともASM 3号から。まず高い建物の上でのSPIDER-MANとPeterの話し合いが終わった後のPeterの台詞。”How am I supposed to go down?” 今のPeterは蜘蛛の力がない。だから下に降りることができない。おもろい。
一方、科学の知識は中途半端にPeterとSPIDER-MANに分散されている。それを何となく感じてのSPIDER-MANの独り言、”I’m a little rusty.” 錆付いているわけじゃないんだけどね。
ASM 3号でもSPIDER-MANファンがSpencerの紡ぐ新展開を歓迎しているようだ。それはそれで良い。正直Mary Jane Watson (“MJ”)の登場だけでも本当に嬉しい。しかしだ、Ottleyの画はいただけない。添付した表紙は凄く良いのだが。どうも苦手なャCントは、人物の描き方、PeterやMJの顔は好きになれない。インクのRathburnが駄目なのかな。