今月は通常通りSPIDER-MANから。The Clone Conspiracy (“CC”)3号と Amazing SPIDER-MAN (“ASM”) 22号をレビュー。
前号に引き続き、筋書きDan SlottとChristos Gage、CCの画はJim Cheung、ASM 22号の画はGiuseppe Camuncoliがそれぞれ担当。添付画像はまたまた、ASM 22号のもの。久し振りにAlex Rossの画がカッチョ良い。CCに登場する人物達が
一方、CC 3のVariant Coverは前号までと違ってAlexander Lozanoのものを買っていたようだ。Dr. Octopusの画なのだがもう一歩。
粗筋から。New U Technologiesからどうにか逃げ出せたSPIDER-MAN (=Peter Parker)とSPIDER-GWEM。しかし、Horizon研究所で軟禁中のクローンのGwen Stacey を敵Jackalに奪われる。Jackalの元へ向かうが、彼が死んだはずの(それもPeterの腕の中で)Ben Reillyであることがわかる。そして蘇り現在に至った経緯がASM 22号で語られる。
今月も、気に入ったシーン、台詞等を書いていく。お気に入りのャbドキャストSPIDER-MAN CrawlspaceでJackalの正体がBen Reillyであると予想されていたので、今回全然驚きがなかった。ャbドキャストの予想はある意味ネタバレなのだが、厳密には違うか。
警察に通報したが、警察官もクローンでJackalに通じしていたというのも面白い。また、それを読者に見せるため、薬を飲むシーンは言葉を使わず上手い表現。
クローン技術を使って蘇らせた悪人達は楽しいな。Jackalが首根っこを掴んでいるので意のままに操られているという設定は、悪人達が言うことを聞く説得力ある説明。
JJ JamesonにJackalが言った台詞にちょっと笑った。二番目の妻Marlaを蘇らせ、父親も蘇らせてほしいと望んでいるJameson。その強欲さに対し、Marlaも同席しているのに、”Want your first wife too?”と皮肉っている。クローンはPeterの下手な冗談のセンスを引き継いでいるのか。
ASM 22号でJackalの行ったクローンによる死んだ人間の復活に対し倫理的に許せないPeterの台詞、”You’re not the Ben Reilly I knew.”これは、この号の中で一番Peterらしい台詞で好き。
しかしだ、物語の最後にPeterの落ち度から死んでしまったBen伯父さんを蘇らせる提案に乗った(と見せかけたのか、それとも本当に乗ってしまったのかはこの時点でわからない。)Peterの台詞、”Tell me more.”。Peterよ、どういうつもりなんだ。
謎と言えば、このクローン技術とゾンビ化するCarrion Virusとがどうも結びつかない。薬を飲まなかったらゾンビになるのか、それともこれまでのクローンのように溶けてなくなってしまうのか。
CC 3号で、PeterとJackalのBenが互角に戦うのはおかしい。能力は同じかもしれないが、経験値が全然違うんだよ。
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