アメコミとラーメン

自信に満ちたKangの台詞がカッチョ良い、Symbiote SPIDER-MAN King in Black 3、4号



Peter David節が非常に楽しい。やはり彼にAmazing誌を担当してほしいなと思いながら、Symbiote SPIDER-MAN King in Blackの3、4号を読み終えたので、レビュー。

筋書きをPeter David、画をGreg Land、インクをJay Leistenがそれぞれ担当。安定感があるね。添付画像の表紙は、3号の表紙。SPIDER-MANが黒いコスチュームを着ていた時のCAPTAIN MARVELは黒人女性。もうまさに2021年の女性副大統領から遡ること35年以上前のこと。凄い。

粗筋。BLACK KNIGHTを襲い彼の持つ剣を奪ったMr. Eなる宇宙生物。それを追うSPIDER-MAN、ROCKET RACOON、Kang。その道すがらCAPに出会い、Ulik the Trollと対戦する。

気に入った台詞やシーンを紹介。まずは、SPIDER-MANの台詞の中にあった”easy peasy”。単なる駄洒落なのだが。この言葉Netflixの大ヒットシリーズ、Stranger Thingsで主人公の母親に近づく気の良いオッサンが使っていたやつだ。この話と同じく1980年代の設定だからSPIDER-MANにも使わせたのかな。アメリカ人ではないのでこの時代に使われていた言葉なのかわからないけど。

LandとDavidどちらの発案かわからないが、2コマを使ってCAPTAIN MARVELとKangの間の会話がユーモラスに仕上げられているシーンが2つあった。Landが描く表情が非常に良い。Kangの台詞、”Who would I rule if everyone are dead?”が非常に彼らしくて良いな。征服する相手がいなかったら何の意味もないんだよね。だから宇宙からの侵略者を唐キっていう単純明快な理屈。

4号ではMr. Eの身体が実体化するには紫外線が必要らしいことが判明。CAPTAIN MARVELはどうしてそれがわかったのか。都合が良いな。

Ulikを唐サうとするMr. Eと邪魔をするUlikの妹だが姉の会話。”Out of my way.” “Make me.” “As you wish.” 短い文章ながら、戦いの緊張感を伝え、さらに意味が通じるのが凄いな。 しかし、Mr. Eの目的はEbony Bladeを破壊することでそれにはUlikの助けが必要。何故暴力に訴えるんだ。

Mr. E とKangの捨て台詞とそれへの応答も良い。”Your attempt are nothing to him (今回の黒幕Knullのこと)” “I do not attempt. I succeed.”自信に満ち断言するKangの台詞がカッチョ良い。

5号まで読んでからレビューしようかなとも考えたが4号で大体話が終わった感があるので良いかなブログに載せても。Davidのことだから5号を読んでギャフンと言わされるかもしれないが…。
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