アメコミとラーメン

最近面白くなってきた形容詞なしのX-MEN


先月に引き続き形容詞のつかないX-MEN 30号、31号を読んだので、レビュー。表紙は、んー、好きでも嫌いでもあるJorge Molina。好きなところは、色の使い方。アールデコっぽいデザインも良い。それから女性の描き方。ちょっとエラが張ってるか。嫌いなのはCOLOSSUSの描き方。前にも書いたけど、King Pinみたいだ。

本編の画は、David Lopezが担当。インクは兄か弟かなAlvard Lopezが担当。筋書きはBrian Woodが担当。前回までのVictor Gischlerはどうしちゃったのかな。Victorの話は後半からもの凄く面白くなってきたのに残念。しかし、今回のBrianの話もそこそこ面白い。

2年前に遺伝子工学のDavid Michael Gray博士が、カザフスタンで発掘された死体から抽出されたミュータントのDNAを盗み出す。それを使って次々と怪物を作りだしているらしい。ミュータントのリーダーCYCLOPSはSTORMやそのチームメートを派遣した。

今回何と言っても面白いのは、STORMの行動。新しいミュータントの種族の出現をひたすら、CYCLOPSに隠そうとしているところ。CYCLOPSとWOLVERINEの考え方の違いから、ミュータントが二分されている状態が、このニュースが伝わることで、さらに悪化するかもしれないから。理由自体はあまり納得できないが、新たな不信の種が撒かれたという点で興味深い。STORMが嫌がっている分裂がさらに引き起こされる(今度はCYCLOPSとSTORM)かもしれないリスクは考えなかったのか。

それから、先月も書いたが、最年少メンバーPIXIEが若さを前面に素晴らしい活躍。青春だね。Davidの描く女性X-MANはPIXIE以外も一様に良い出来。STORMの表情が実に豊かだ。Davidを今までマークしていなかったが、どうやらこれからマークしなければいけない画家の一人となってしまった。

それから、メンバーの一人PSYLOCKEのテレパシーにより交信の場面も好きだな。ものすごくかっちょ良い。それから、31号では、謎のミュータントを彼女が追跡するわけだが、その追跡シーンもかっちょ良いな。

一方、気に入らないのは、怪物ミュータント達のデザイン。悪者なので、こんなものかとも思うが、怪物過ぎて同情、もしくは感情移入できない。やられてもちっとも気の毒じゃないんだよね。

それから、デジタルコピーの権利。いらないから、安くしてほしい。
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