アメコミとラーメン

徐々に熱を帯びていくJJJとSPIDER-MANの議論、Amazing SPIDER-MAN 839(38)、840(39)号



最近アメコミの発送から到着まで1週間ぐらい。早く読めるのは嬉しい。いつものAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) 、840(39)号を読み終えたので、先月読んだ839(38)号と合わせてレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、画をIban Coello、840号の画をRyan Ottleyが担当。オマケの話の画をFrancesco Mobiliが担当。

添付画像は839号のPhil Noto によるMarvel X Variantの表紙。May ParkerもPhilにかかるとこんな素敵に変身する。素晴らしい。840号の表紙はGwen Stacy Variantを買ったのだが、この紹介は別の機会にしたい。

次に粗筋。スパイ組織SHIELDから盗まれたものを取り戻すため銀行強盗をさせられたSPIDER-MAN。所有者であるギャングは彼を追う。また、真実を探るため、J Jonah Jameson (“JJJ”)も彼を追うのであった。JJJはSPIDER-MANとャbドキャストを録音中にChanceが乱入する。

気に入った、台詞、シーン等を順不同で紹介。まず、JJJの新職場の名前、Threats and Menaces どちらも(社会を)脅かすものの意。JJJの大好きな言葉。創業者Norahは実はJJJがやってきたことを信奉しているんだな。面白い。行き着くところタブロイド紙なんだよね。

職場の人間が若造であることに呆れた後の彼の台詞。“I expected real newspeople, not a bunch of vagabonds who drive children’s toys to …” その後彼はその子供の玩具を使ってSPIDER-MANを追うのが味噌。そう言えばその玩具であるキックスケーターを最初に大人が載ったのは日本が初めてじゃなないかな。

それから、悪人共のギャンブル場という設定は面白い。また、ヒーローの戦いに関し賭けを行うという発想は、スメ[ツ全般が賭け事になるアメリカらしい発想。これが、次の話に繋がる方法が良いな。ForeignerがChanceにペテンにかけられた腹いせにChanceを焚き付けSPIDER-MANを襲わせるのが良いな。Foreignerも何か小者感タップリ。Spencerにかかると、悪人に人間味が出るな。

Chanceと言えば、McFarlaneが描いていたのを覚えている。

SPIDER-MANが目を細めるコマはそもそも1960年代のSPIDER-MANのアニメシリーズみたいで好き。Ibanの画のセンスが良い。

840号でのSPIDER-MANの台詞。”How did I get into this mess like everything to do with Jonah.” JJJと関わることはみんなひどいことみたいな感じなんだけど、確かにSPIDER-MANがJJJから受けた仕打ちを考えれば頷ける。

JJJとSPIDER-MANのャbドキャストがだんだんヒートアップしていく様を数ページに渡って進めていくのは上手いな。お互いのズレた見解を対比させて、議論は徐々に徐々に熱を帯びていく。そして、スタジオの外ではそれを見てNorahと彼女の部下が喜んでいく。彼等の狙いはそれだから。

オマケの話は次の大きなイベントの悪役Sin-eaterの標的となる小者の話。こいつら小者に読者が感情移入させるために、伏線としてSpencerが話を作ったんだろうな。
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