ねこネットあま

優しいメッセージ

ねこネットあまの預かりボラNさんからお聞きした話しです。

2月17日、Nさんが
小学校の役員会議の帰り道
通りがかったマンションの前で
たくさんの子ども達と、1人の女性が
何かを見ながら、集まっていました。

Nさんが
なんだろうと近寄ると
マンション植え込みに
小柄な黒猫がうずくまり
動けなくなっていたそうです。

Nさんが、その女性に話掛けると…
年末に飼い猫を亡くし
まだ飼う気持ちにはなれないけれど
この子を保護し
病院へ連れて行き看病して下さると
おっしゃったそうです。


それを聞いたNさんは、その女性に
自分は保護団体の預かりボラをしていると伝え
お手伝い出来る事あれば連絡下さいと
ご自分の連絡先を渡し・・・帰宅。

すると、その日の夜に、その女性から電話があり
「残念ながら黒猫は亡くなりました」と連絡が。。

子供達によると1週間くらい前からそこに居たようで
マンションの子ども達が
ご飯をあげたり
箱を用意し、中にタオルを敷いたり
いろいろお世話してくれていたようです。

死因ははっきり分かりませんが
胃の中は空っぽだったそうです。
ちょうど寒い日が続いた週で
雨が降ったり、小雪が舞ったり・・・
子猫なので体力が持たなかったのかもしれません。

寒さは柔らかい肉球を凍らせてしまう。
雨は身体が濡れて体力を奪ってしまう。
それでも空腹を満たすために食べものを探さなくてはならない。
足が冷たくても
温める場所もない。
尻尾が凍えても
耐えるしかない。

外猫にとって冬は過酷な季節です。

辛かったね・・・

寒かったね・・・

救ってあげられなくてごめんね。
本当にごめんね。

もっと早く保護出来れば助けられたかもしれない…と
その女性も、Nさんも、思う事は同じです。

そしてその翌日
Nさんがマンションの前を通ったら
上の写真↑ 張り紙が貼られていたそうです。
お世話してくれた子供達へのその女性の
優しいメッセージです。

黒猫ちゃんは結局
虹の橋を渡ってしまいましたが
最後に
子供たちや、その女性や、Nさんに
心を寄せてもらえたことが
せめてもの救いでした。

ありがとうございました。

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