下半身麻痺のズリスキーが、2月6日朝に亡くなりました。
2歳9ヶ月でした。
2017年5月、動物保護管理センターから
預かった離乳前子猫たちの中に
両後足をズリ ズリ引きずって這いまわるズリスキーがいました。
1年ばかりは何事もなく、すくすく育ちました。
お尻がかぶれないようにオムツは一切しませんでしたから
垂れ流しの排尿排便でズリス キーが汚れないように
部屋中に綿毛布とバスタオルを敷き詰めました。
部屋の段差をなくし たり
快適な室温湿度を心がけ
清潔を保つために毎日お尻洗いをしました。
翌年6月、急に膿尿になったのが始まりで
時々の血尿、その後突発的な発熱などで
入退院を繰り返しました。
下半身麻痺のため排便もままならず
1週間に1度浣腸のため通院も 続きました。
そして、1年8ヶ月。
何とか、維持できるのでは、と
淡い期待を持った矢先のことでした。
2月2日午後から食欲なく、血尿・・・。
5日になっても血尿が止まらず
急遽入院しましたが
6日の朝に亡くなりました。
あっという間のことでした。
感染がひどくなると
血液中に菌が入り込み(菌血症)
出血が止まらなくなるのだそうです。
ズリスキーは、脳障害のじゅん天丸にいつもぴったりと寄り添い
立てないじゅん天丸を 守っているかのようでした。
ご機嫌の時は人のズボンにぶら下がるようにして爪をとぎ
思い切りスリスリしてきました。
捨て身で甘えてくるズリスキーは
愛おしくて愛おしくてたまらない存在でした。
本来なら自然淘汰され
こんなやりとりもできなかったズリスキーですが
じゅん天丸や 私たち人と共に生きたことは
とても幸せな猫であったことに間違いはありません。
障害を持ち短いながらも幸せに天寿を全うできたのは
ズリスキーにご支援を惜しまれず、
レスキューでの資金援助や
物資カンパ(綿毛布、バスタオル、切タオルなど)で
バックアッ プしてくださった皆様のおかげであると
感謝の気持ちがいっぱいです。
本当にありがとうございました。
そして、今まだ、下半身不自由な骨盤骨折のトニーが
ズリスキーと同じようにたびたび の血尿におそわれています。
トニーもレスキューや物資カンパなど皆様のご支援をいただき、
今日がある猫です。
ズリスキー同様、トニーにも
ひきつづき暖かいご支援をいただきますよう
心からお願い申 し上げ
ズリスキーの報告とさせていただきます。
会員T