ねこネットあま

エサやりさんと住民と⑤

 

 10月12日
手術を終え、リリースしたハチワレ♀

イメージ 1
 
保護器を開け、走って行く方向を確認する。
この子がいつもやって来る方向へ走って行きました。
現場へ何度も足を運び
この子のエサやりさんが特定できました。
そう、ご飯を貰っているこの子の居場所へ帰って行ったのです。
 
ハチワレをリリースしたその日に保護したキジ
私は思ったんです。
もしかしたらこの子はハチワレの子供なんじゃないかと。
 
イメージ 2
 
母猫がいなくなり
お腹を空かせたこの子は
母猫を探してさまよっていたのではないか?
そう思ったんです。
 
ハチワレのエサやりさんは
片手がない3本足のハチワレ♂のことも知っていました。
でも、その子はなかなか姿を見せないので
ご飯を食べているのかもわからないと言う。

ご近所の方々に話を聞いていくうちにわかってきたこと。
3本足のハチワレは最初は4本
気が付いたら3本になっていた。
だけど傷口が綺麗そうに見えるから不思議だった。
真相はわからないけど
きっと痛い想いをしたんだろうな。。

10月21日
「ハチワレが子猫を2匹連れて来た!」
ハチワレのエサやりさんから連絡がありました。
やっぱり。。
あのキジちゃんと兄弟なのか?
急いで現場へ駆けつける!!

そこにいたのは母猫ハチワレと
ハチワレの子猫2頭。
1か月ぐらいだろうか。。
保護器を掛けます!

あっという間に逃げて行く親子。
そこに現れたのは。。

イメージ 3

3本足のハチワレ♂
良かった。。
兄妹、ちゃんと一緒にいるんだね。。
 
ぴょんぴょんとジャンプするように
歩いたり走ったりするこの子。
 
イメージ 4
 
保護器の周りをうろちょろしながら
近づけば逃げて行くんだけど
また保護器に近づいてくる。
きっとお腹が空いているんだね。。
 
だけどね、ジャンプしたように歩くから
保護器に入る時に頭が扉にあたってしまい
保護器を何度仕掛けても
入る前に扉が閉まってしまう。
この子は保護器は難しい。。
 
何度も保護器に寄ってくるこの子。
根気よく保護器を掛けます。
 
イメージ 5

そばで見てみると根元から綺麗に無くなっている右前足。
去勢手術の時獣医さんで診てもらうと
傷口がとても綺麗で
もしかしたら誰かが獣医さんで処置したのでは?
ということでした。
そしてこの子は酷い下痢だったそう。
術後獣医さんでもご飯をいっぱい食べたそうで
食べれる時にたくさんお腹に放り込む生活を
していたのではないかと思います。
 
この子もしっかりご飯を食べさせてくれるよう
エサやりさんにお願いしリリース。
ほんとはね、ハンディがあるこういう子を保護したい。
だけど、この子を保護するのなら
メスのハチワレも一緒でなければいけません。
 
ここへ来た時
猫が嫌いな人がいっぱいいるのだと悲しくなった。
だけどね、活動が進んで行く中で
猫を大事に想う人の姿も見えてきました。
野良猫をかわいそうに想い
ご飯をあげたいと思ってもそれは無責任になる。
「耳カットした子にはエサをあげてもいいの?」
また違う場所でもそう言われました。
置きエサをしないこと。
そして、避妊去勢手術をしても糞尿はなくなりません。
ご飯をあげるということは糞尿被害もついてまわります。
 
エサやりさんのおうちがあり
隣接するお宅が何軒かあり
地域で見守る猫の証が耳カットであり
ゆっくりでもこの場所で広がっています。
 
イメージ 7

地域の方に配布したチラシ。
会長さんが回覧板に入れてくれました。
地域の方にお知らせしなくてはいけない
重要な内容のプリントが1番上にきますが
2枚綴りのそのプリントの間に私のチラシが入っていました。
2枚繋がっているプリントの間に入れれば
必ず見て下さるであろうと
3枚がホチキスでとまっていたそうです。
会長さん、ありがとうございました<(_ _)>
 
イメージ 8

これからもここで
みなさんに見守られながら
兄妹、寄り添って生きて行ってほしい。
 
そして私はまたも保護器を掛けます!
子猫の保護にかかります!!
 
イメージ 6

真っ先にやって来たのは3本足のハチワレ。
元気にここで過ごしていました。
ここがあなたの居場所なんだね。。
 
この子がまた保護器にかからないよう
保護器の周りでお腹を満たします。
だけど肝心の子猫は母猫と一緒に逃げて行きました。
次の日も保護器を掛けに行きますが
母猫がすっかり私を警戒してしまい
子猫を隠してしまいました。
まずは母猫の警戒心をほどき
この場所に子猫を連れて来てもらわなくてはいけません。
私は一旦引き下がり
エサやりさんに託します。
 
ハチワレ母猫
この子達の前に産んだ子3頭。
今現在4か月ぐらいの子供達。
エサやりさんは保護し
里親さん探しをしていました。
2頭の里親さんが決まり
母猫も何とか捕まえて手術がしたい。
だけど捕まらないんです。。
 
普通は保護器の存在すら知りません。
周りからは無責任なエサやりだと言われても
エサやりさんなりに頑張っていた姿が伺えました。
 
そして。。
 
イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

ここで保護した子猫達。
順番にワクチンを打ち譲渡会参加です。
 
イメージ 12

イメージ 13

三毛ちゃんとチャトラ♀
里親さんが決まりました。
 
朝晩冷え込むようになってきた今日この頃。
この子達に冬が越せただろうか?
 
イメージ 14

たくさんのものを準備し
あなた達が来るのを
何よりも楽しみにしてくれているんだよ。
 
薄汚れて体にたくさんのノミがいたあの日
私は忘れない。。。

by 会員K
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「活動記録」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事