10月12日
手術を終え、リリースしたハチワレ♀
保護器を開け、走って行く方向を確認する。
この子がいつもやって来る方向へ走って行きました。
現場へ何度も足を運び
この子のエサやりさんが特定できました。
そう、ご飯を貰っているこの子の居場所へ帰って行ったのです。
ハチワレをリリースしたその日に保護したキジ
私は思ったんです。
もしかしたらこの子はハチワレの子供なんじゃないかと。
母猫がいなくなり
お腹を空かせたこの子は
母猫を探してさまよっていたのではないか?
そう思ったんです。
ハチワレのエサやりさんは
片手がない3本足のハチワレ♂のことも知っていました。
でも、その子はなかなか姿を見せないので
ご飯を食べているのかもわからないと言う。
ご近所の方々に話を聞いていくうちにわかってきたこと。
3本足のハチワレは最初は4本
気が付いたら3本になっていた。
だけど傷口が綺麗そうに見えるから不思議だった。
真相はわからないけど
きっと痛い想いをしたんだろうな。。
10月21日
「ハチワレが子猫を2匹連れて来た!」
ハチワレのエサやりさんから連絡がありました。
やっぱり。。
あのキジちゃんと兄弟なのか?
急いで現場へ駆けつける!!
そこにいたのは母猫ハチワレと
ハチワレの子猫2頭。
1か月ぐらいだろうか。。
保護器を掛けます!
あっという間に逃げて行く親子。
そこに現れたのは。。
3本足のハチワレ♂
良かった。。
兄妹、ちゃんと一緒にいるんだね。。
ぴょんぴょんとジャンプするように
歩いたり走ったりするこの子。
保護器の周りをうろちょろしながら
近づけば逃げて行くんだけど
また保護器に近づいてくる。
きっとお腹が空いているんだね。。
だけどね、ジャンプしたように歩くから
保護器に入る時に頭が扉にあたってしまい
保護器を何度仕掛けても
入る前に扉が閉まってしまう。
この子は保護器は難しい。。
何度も保護器に寄ってくるこの子。
根気よく保護器を掛けます。
去勢手術の時獣医さんで診てもらうと
傷口がとても綺麗で
もしかしたら誰かが獣医さんで処置したのでは?
ということでした。
そしてこの子は酷い下痢だったそう。
術後獣医さんでもご飯をいっぱい食べたそうで
食べれる時にたくさんお腹に放り込む生活を
していたのではないかと思います。
この子もしっかりご飯を食べさせてくれるよう
エサやりさんにお願いしリリース。
ほんとはね、ハンディがあるこういう子を保護したい。
だけど、この子を保護するのなら
メスのハチワレも一緒でなければいけません。
ここへ来た時
猫が嫌いな人がいっぱいいるのだと悲しくなった。
だけどね、活動が進んで行く中で
猫を大事に想う人の姿も見えてきました。
野良猫をかわいそうに想い
ご飯をあげたいと思ってもそれは無責任になる。
「耳カットした子にはエサをあげてもいいの?」
また違う場所でもそう言われました。
置きエサをしないこと。
そして、避妊去勢手術をしても糞尿はなくなりません。
ご飯をあげるということは糞尿被害もついてまわります。
エサやりさんのおうちがあり
隣接するお宅が何軒かあり
地域で見守る猫の証が耳カットであり
ゆっくりでもこの場所で広がっています。
会長さんが回覧板に入れてくれました。
地域の方にお知らせしなくてはいけない
重要な内容のプリントが1番上にきますが
2枚綴りのそのプリントの間に私のチラシが入っていました。
2枚繋がっているプリントの間に入れれば
必ず見て下さるであろうと
3枚がホチキスでとまっていたそうです。
会長さん、ありがとうございました<(_ _)>
みなさんに見守られながら
兄妹、寄り添って生きて行ってほしい。
そして私はまたも保護器を掛けます!
子猫の保護にかかります!!
元気にここで過ごしていました。
ここがあなたの居場所なんだね。。
この子がまた保護器にかからないよう
保護器の周りでお腹を満たします。
だけど肝心の子猫は母猫と一緒に逃げて行きました。
次の日も保護器を掛けに行きますが
母猫がすっかり私を警戒してしまい
子猫を隠してしまいました。
まずは母猫の警戒心をほどき
この場所に子猫を連れて来てもらわなくてはいけません。
私は一旦引き下がり
エサやりさんに託します。
ハチワレ母猫
この子達の前に産んだ子3頭。
今現在4か月ぐらいの子供達。
エサやりさんは保護し
里親さん探しをしていました。
2頭の里親さんが決まり
母猫も何とか捕まえて手術がしたい。
だけど捕まらないんです。。
普通は保護器の存在すら知りません。
周りからは無責任なエサやりだと言われても
エサやりさんなりに頑張っていた姿が伺えました。
そして。。
順番にワクチンを打ち譲渡会参加です。
里親さんが決まりました。
朝晩冷え込むようになってきた今日この頃。
この子達に冬が越せただろうか?
あなた達が来るのを
何よりも楽しみにしてくれているんだよ。
薄汚れて体にたくさんのノミがいたあの日
私は忘れない。。。
by 会員K