http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000122-mai-soci地球人は冥王星にひどいことしたよね。(笑)
先週、太陽系の惑星数が現行の9→12、もしかすると「さらに倍!」の24個に増えるかもって書いたが、わずか1週間で冥王星惑星降格という真逆の結果に。
増やすより減らすほうが遙かに社会への影響は多いよね。
公転面が異なる天体が太陽系の惑星に含められているのは美しくない。これですっきりした!とか言ってるのは天文学者だけだろう。(と思ったら、そうでもないらしい・・・。)
ああ、ここでおいらが言ってるのはもちろん、「ガミラスの最前線基地が」とか「反射衛星砲が」とか「メーテルの元の体が」とかの話だけではない。(天体自体が消滅する訳じゃない)
来年度の教科書や百科事典、あるいはこの76年間に太陽系最果ての惑星として書かれた文学・音楽・アニメ等は結構な数に上ると思われるが、そういったものを享受する人に誤解を与えかねない。
なんかさ、事後法で裁かれたあのインチキ裁判を彷彿とさせる。
そんなに定義づけが必要なら、「太陽系の惑星は現行の9個を現時点の惑星と定義する」「その他の太陽系の天体については別途定義する」みたいな現状追認でも良かったんじゃないかな。
唯一アメリカ人が発見した惑星ということで、米国では冥王星の人気が高いという。(個々の惑星で人気ランキングがあるなんて、おいらには想像もつかなかった)
ディズニーのキャラ「プルート」も冥王星発見にちなんで名付けられたということだし、「プルトニウム」もそうらしい。
今まで冥王星が「惑星」でいられたのも、世界一の覇権国家である米国の圧力があったからこそという説もある。
(メジャーリーグのNo.1を決めるタイトルマッチがWorld Seriesなのは決して冗談ではない。彼らにとって米国No.1=世界No.1なのだ)
この決定で米国政府がどう出てくるかちょっと楽しみでもある。
【追記】
ところで、冥王星という「和名」はどうなるんだろう?
「和名」が付いているのって、太陽と惑星と地球の衛星「月」だけだよね。(土星の衛星Titanですらタイタンだ)
まさか、矮惑星プルートに?