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村上春樹はノーベル文学賞を獲れるのか!?

2006-09-25 | Book
村上春樹氏にオコナー賞 カフカ賞に続く快挙 (共同通信) - goo ニュース
ほんとは今日はこっちが本筋。
でもあまりにも痛ましい事故の理由が、まさしく「言葉に出来ない」ものだったので、投稿したのだ。
丹波哲郎が亡くなったって大往生だけど、3才4才の子の命がそんな理由で奪われるのはあまりにも惨すぎるよ。

心機一転、本題に入る。
おいらが村上春樹という作家を知ったのはご多分に漏れず、大学時代の「ノルウェイの森」だ。当時のハードカバーは上巻が赤に金の帯、下巻が緑で金の帯だったと思うけど(いわゆるクリスマスカラー)、
それをテキストと一緒にブックバンドに挟むのが流行っていた。
その後に遡って鼠3部作とか「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」とか読みふけった。
それから今に至るまで彼の作品はハードカバーが出るたびに買ってるけど、
おいら的なベストは、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」。これに尽きる。
「海辺のカフカ」も同じように二つの物語がリンクしていくけど、
なにか物足りないかんじがする。
ちなみに小説の主人公の世界観というか、人生観みたいなものは
少しずつ変化してはいるけど基本的には一緒だ。
そこが大嫌いという人ももちろんいると思うけど、
彼のエッセイ文もがらりと作風が変わって面白い。
最近では「地球のはぐれ方」も面白かったなぁ。
名古屋の独自の食文化とかも書いてあって。

日本人がノーベル文学賞を獲るとしたら、大江健三郎以来で通算3人目だと思うけど、獲ってほしいな。(一番最初は川端康成)
意外に思うかもしれないけど、彼は直木賞とか芥川賞とは無縁なんだよね。
猫殺しカミングアウトのあの女史でもプライズ出来たのにね。
その行為の善悪はともかく、あの稚拙な釈明の論理展開には呆れてしまう。
これが直木賞クオリティーなのかと。
(あの報道を見たり聞いたりするたび、「海辺のカフカ」の
登場人物である猫殺しのジョニー・ウォーカーを
連想してしまうおいら)
作品中に、「いわし」という名の猫を登場させるほど猫好きの
彼なら今回の騒動にどうコメントするだろう?
(まあ、ノーコメントだろうけど、ね。)