Aloha! Ekomomai!!

ハワイのホテルのラナイ(ベランダ)でピナ・コラーダ飲んでる時みたいに、寛ぎながら独りごちる場所

作り替へる力

2007-12-17 | ノンセクションの20
クリスマス商戦たけなわですな!
街を歩けばクリスマスソングが流れるし、ツリーを
見かけることも珍しくない。
この頃は、普通の民家でも一宅エレクトリカルパレード
宜しく電飾で飾り付ける家もあるらしい。
でもなんとなくウキウキムードの人達の内、敬虔なクリスチャンは
どのくらいいるのかと思う。
もしかするとクリスマス・イヴがキリスト教教祖生誕前夜祭
だと知らない人もいるかもしれない。
ここら辺が、内なる絶対的な宗教を信仰している大多数の
外国人には理解不能かも知れない。
キリスト教の行事であるクリスマスを祝って、一週間後には
神道的行事である正月を国民総出で祝うのかと。
日本人は機会主義の徒なのかと。

キーワードは「なんとなく」なのだ。
古くは仏教、卑近な例ではカレーを「日本風」にアレンジしてきた
国民性、言い換えるならば北斗神拳みたいに敵の使った技は
自分の技の一部として使いこなす国民性。
(本場のインドでポークカレーやビーフカレーを
店が提供することなどあり得ない。)
よく知らないけど、なんとなくおしゃれで
楽しけりゃいいんじゃね?と、いうことで外国の文化の
上っ面をコピーして取り込んできたのが日本文化の歴史とも
いえるかも。

芥川龍之介はその国民性を「作り替へる力」と表現した。
正に的を得た表現だろう。