「しわい」

どもども、「アルミダ２」です。


ちょいとクロノスから離れまして、
「しわい」という言葉について

私は、ケチくさいという意味の「吝い」しか知らなかったのですが

気になったので、ググってみたら、
やはり、違う意味が出てきましたよ。





小学館の「日本国語大辞典」の内容を掲載しているページがあったので
それをコピーさせていただきますが、


１「しわい【吝】金銭または物品などを出すべきときに惜しんで出さない。吝嗇（りんしょく）である。けちである。しみったれだ。」

２「しわい【撓】ちょっとのことではへこたれない。ねばり強い。」


私は２番目の方は全然知りませんでした

で、「しわい【撓】」には「方言」がいろいろあって、

「１．木などのしなって折れにくいさま。（愛媛）」
「２．柔らかそうで歯でかみきりにくいようなさま。（兵庫県佐用郡、鳥取、島根、岡山、広島、山口）」
「３．辛抱強い。ねばり強い。（岡山、山口、徳島）」
「４．くどい。しつっこい。（山口県大島、高知）」
「５．しぶとい。ごうじょうな。（甲斐、山梨、静岡県田方郡、徳島、香川）」
「６．片意地である。（岡山）」



いや、「撓い」。知りませんでしたねえ＠＠；

ぐぐってみると、多分５番目の意味になると思うのですが
山梨のほうでは「生意気な」という意味で「しわい」を使うそうな。
にしても、圧倒的に西日本の例が多い中、この山梨と静岡のは目を引きますね。
・・・いや、西日本じゃないか。中国・四国地方か。


ちなみに「吝い」というのは、江戸時代にはすでに確立してまして
江戸落語にも、また井原西鶴の作品の中にも、出てきます。