別れた夫(モラ夫)が針混入の偽計業務妨害犯説にはもう
一つ理由がありました。
私が離婚する前から仕事関係で親しくしていた人物
(H氏)がいたのですが、このH氏が離婚後しばらくして
私に連絡してきました。
ホームページを見たのだと言う。
彼自身縫製の仕事をしていましたから仕事がもらえる
かもしれないと考えて近づいてきたのかもしれないの
ですが、とても私と息子に同情的で励ましてくれました。
「社長(モラ夫)には私もひどい目に会いましたから
ねえ」「絶対奥さんいや違った亜紀子さん(私)の方を
応援しますよ」
単純な私はすっかり安心してH氏を新しいオフィスに招待
してご馳走しました。
ビールを飲んだ勢いもあって「会社はとても順調なのよ」
などとプチ自慢してしまったのです。
おまけに聞かれるままに取引先まで教えてしまいました。
もちろんその中には例の大手通販会社。
引っ越しをしてから3ヶ月くらい経ったある日、その彼が
ふらりと会社に現れました。
「何かお手伝いすることありませんか。何ならこちらで
電話番くらいならやれますよ」
「考えておきますね」
私はそのときは前向きに考えるという素振りをしてH氏を
見送ったのでした。
しかし、今までもH氏の仕事ぶりはかなり雑、そのときも
「こないだね、よそへ収めた製品にミシン針入れ
ちゃってねえ。ははは・・・」
なんてとんでもないことを平気で言っていたのです。
それにメールやファックスでやりとりする時代に電話番
なんて要るわけないし。
彼に仕事を出すなんてちょっと難しいと思ったが、私は
モラ夫と暮らす間に身についてしまった大きな欠点が
ありました。
それは相手が不快に思うことは口に出せないということ
です。
その後も「おたくの仕事は雑だからお願い出来ないわ」
とは言わなかったのです。
今考えると何も言わないし仕事もくれない私を恨んで
いたのかもしれません。
そのことがきっかけだったかどうかわかりませんが、
その後もう一度だけやってきたH氏の態度はなぜか豹変
していました。
何とも高慢な、今まで見たこともない態度に驚いたの
ですがもっと驚いたのは彼のある一言を聞いたときで
した。
それはモラ夫しか知りえない事。
私と息子がその言葉を聞いて顔を引きつらせて固まって
しまった
のに気づくとH氏は用事を思い出したと言って慌てて
帰って行きました。
「あいつスパイだよ」
息子はテーブルの下にもぐって何かを探し始めた。
「何してるの?」
テーブルを拭きながら訊ねると「盗聴器だよ」
息子がぶっきらぼうに答えました。
残念ながら盗聴器は見つからなかったのですがH氏から
はそれ以来連絡がありません。
そして今回の事件が起きました。
一つ理由がありました。
私が離婚する前から仕事関係で親しくしていた人物
(H氏)がいたのですが、このH氏が離婚後しばらくして
私に連絡してきました。
ホームページを見たのだと言う。
彼自身縫製の仕事をしていましたから仕事がもらえる
かもしれないと考えて近づいてきたのかもしれないの
ですが、とても私と息子に同情的で励ましてくれました。
「社長(モラ夫)には私もひどい目に会いましたから
ねえ」「絶対奥さんいや違った亜紀子さん(私)の方を
応援しますよ」
単純な私はすっかり安心してH氏を新しいオフィスに招待
してご馳走しました。
ビールを飲んだ勢いもあって「会社はとても順調なのよ」
などとプチ自慢してしまったのです。
おまけに聞かれるままに取引先まで教えてしまいました。
もちろんその中には例の大手通販会社。
引っ越しをしてから3ヶ月くらい経ったある日、その彼が
ふらりと会社に現れました。
「何かお手伝いすることありませんか。何ならこちらで
電話番くらいならやれますよ」
「考えておきますね」
私はそのときは前向きに考えるという素振りをしてH氏を
見送ったのでした。
しかし、今までもH氏の仕事ぶりはかなり雑、そのときも
「こないだね、よそへ収めた製品にミシン針入れ
ちゃってねえ。ははは・・・」
なんてとんでもないことを平気で言っていたのです。
それにメールやファックスでやりとりする時代に電話番
なんて要るわけないし。
彼に仕事を出すなんてちょっと難しいと思ったが、私は
モラ夫と暮らす間に身についてしまった大きな欠点が
ありました。
それは相手が不快に思うことは口に出せないということ
です。
その後も「おたくの仕事は雑だからお願い出来ないわ」
とは言わなかったのです。
今考えると何も言わないし仕事もくれない私を恨んで
いたのかもしれません。
そのことがきっかけだったかどうかわかりませんが、
その後もう一度だけやってきたH氏の態度はなぜか豹変
していました。
何とも高慢な、今まで見たこともない態度に驚いたの
ですがもっと驚いたのは彼のある一言を聞いたときで
した。
それはモラ夫しか知りえない事。
私と息子がその言葉を聞いて顔を引きつらせて固まって
しまった
のに気づくとH氏は用事を思い出したと言って慌てて
帰って行きました。
「あいつスパイだよ」
息子はテーブルの下にもぐって何かを探し始めた。
「何してるの?」
テーブルを拭きながら訊ねると「盗聴器だよ」
息子がぶっきらぼうに答えました。
残念ながら盗聴器は見つからなかったのですがH氏から
はそれ以来連絡がありません。
そして今回の事件が起きました。