またまた更新がたいへん遅くなりました。お許しください。
というわけで、今回はＦ，Forgiveness, 「ゆるし」です。
６．ゆるし
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第五章 Forgiveness ゆるし
学校の校庭で：
アリー ： サリ―ム、サリ―ム、見てよ、いいものもらったんだ！
サリ―ム： どんなもの？
アリー ： ずっとこのトラックほしかったんだ。きのう、お父さんが買ってきてくれたんだよ。
サリ―ム： マーシャーアッラー、すごいな、よかったね！ぼくもこんなのがほしいなあ。
アリー ： 大丈夫、さあ、これでいっしょに遊ぼう。坂道を作ろうよ、そしたらトラックがもっと早く走るよ！
サリ―ム： それ、いいね！
サリ―ムとアリーは坂を作りました。
アリー ： ビュウウー、わお、見ろよ、すごく速いぞ！ サリ―ム、今度はきみの番だよ。
サリ―ムが強く押したので、トラックはすごいスピードで坂をころがり、急に方向を変えて岩にぶつかり、こわれてしまいました。
アリー ： うわあ、ぼくの新しいトラックをこわしたな！
サリ―ム： ごめんね、アリー、わざとしたんじゃないんだよ。本当にごめんね。ゆるしてね。
アリー ： そうだね、わざとこわしたんじゃないんだよね。大丈夫、きみのことゆるすよ。
サリ―ム： よかった、ありがとう。きみはほんとにいい友だちだよ。
アリー ： おとうさんが、お互いにゆるしあうのはとても大事だと言ってたよ。そうでないと、友だちがいなくなっちゃうって。
きみはぼくの一番大事な友だちだからね。それに、お互い同士ゆるしあわなかったら、アッラーからゆるしていただけるなんて期待できないよね。
サリ―ム： ジャザーカッラーフ ハイラン、きみみたいな友だちがいてラッキーだよ。
これは短いけれど大事なお話です。預言者さまはこうおっしゃいました。
「人にやさしくしてあげない人は、アッラーからやさしくしていただけない」
私たちはいつも、人に親切にしないといけません。やさしくしてあげる方法の
ひとつは、ゆるすことです。
言ってみよう：
Ｆはゆるし（Forgiveness）のF。
人から何か悪いことをされたときにゆるすこと。これは、私たちが望み、祈って
いることです。アッラーも私たちのことをゆるしてくださいます。
覚えておこう：
預言者さまはおっしゃいました。「あなたに悪いことをする人をゆるしなさい。
あなたをのけものにする人をなかまに入れてあげなさい。あなたに悪いことを
する人に、良いことをしてあげなさい。そして、あなたにとって良くないことで
あっても、ほんとうのことをはなしなさい。」
。
