「箱根駅伝」―不可能に挑んだ男たち | |
原島 由美子 | |
ヴィレッジブックス |
「箱根の山登り」を完全生中継するという壮大な
ミッションに挑んだ伝説のテレビチームの物語。
箱根駅伝オタは必読。本項とおおいに関係があります(笑)
箱根駅伝は巨大になりすぎたのかもしれない
……突然、スポーツニッポンの金子逹仁コラムのような、よくわからない
始まりになってしまったが、今回取り上げる曲は、つい先日行なわれ、
歴代4位の高視聴率を記録した「箱根駅伝」にまつわる一曲である。
特段、「珍盤奇盤」というわけではない。
これまで紹介してきた曲たちにように「手に入りにくい」とか
「廃盤である」というようなものでもない。
ただし、書かずにはいられない。
箱根駅伝中継といえば「日本テレビ」である。
毎年、インターネット内では、
「瀬古うるさい」
「上重アナはカミカミすぎないか?」
「瀬古黙れ」
「ブ、ブレーキは? こ、ことしはブレーキないの?」
「ああ、あったよ。●区の□大だ」
「瀬古もうしゃべらなくていい」
「大東文化は出てないの?」
「瀬古は早稲田の応援団か」
「法政もいないじゃん」
「1号車の解説は瀬古じゃなくて谷口浩美(もしくは金哲彦)にしろ」
「いや増田明美で」
「解説はオヅラさん…いやいや…やっぱだめだ。ヤツは」
「徳さんはいた?」
「オツオリって亡くなったんだよなあ」
などといったさまざまなコメントであふれるが、
なんだかんだいって、生中継はありがたいものである。
さて、今年(2012年)の箱根駅伝は「第88回」であったわけだが、
ちょっとさかのぼること3年前より「テーマ曲」が変わっている。
理由は「85回記念」だったからだ(細かな他要因もあったが)。
新聞でも取り上げられたし、もちろん本放送の中でも、
たくさん流れているので、ご存じの方も多いだろう。
問題は、先代(いや初代)のテーマ曲である。
愛好家には、今回取り上げるオープニング曲だけでなく、
エンディング曲についても思い入れのある方が多いが、
そのエンディング曲については別の機会に取り上げたい。
例のごとく、大百科事典ことウィキペディアの引用から始めよう。
第84回(2008年)までのオープニングテーマには、
映画『ネバーエンディング・ストーリー』のサウンドトラックに収録されている
『喜びの飛行』(クラウス・ドルディンガー作曲)が使用されていた。
提供クレジット表示中には、時間短縮されたバージョンが使われた。
初期のスタッフである平谷修三がディレクターに推薦したとされる。
冒頭に紹介した本からも引用したい。初回の放送(1987年)では、
現在と少々オープニングテーマ挿入のスタイルが異なっている。
1987年1月2日。午前8時、大手町をスタートしてすぐである
小川(光明アナ:当時の日テレスポーツアナウンサーのエース格)が
明るく盛り上げた後、映画『ネバーエンディング・ストーリー』の挿入曲
「喜びの飛行(Happy Flight)」が流れた。主人公の少年アトレイユが
幸運を呼ぶという白い竜ファルコンに乗って空を飛ぶシーンで使われた、
のびやかな楽曲だ。実はこの曲を田中(晃氏:初代中継ディレクター。現在は
スカパー・コミュニケーションズ取締役)に推薦したのは、平谷だった。平谷は
「これから何かいいことが起こる」という雰囲気のあるこの曲のファンだったのだ。
「喜びの飛行(Happy Flight)」。なんて素晴らしいタイトルなんだろう。
誰もが一度は聴いたことがあるであろうこの曲。さあどうぞ。
というわけでそれから20年以上、「喜びの飛行=箱根駅伝」という
イメージが出来上がるほど、この曲はファンに浸透したかに思われた。
ところが、前述のように、2代目の「例の曲」に変わることになる。
すると…
箱根駅伝のテーマ曲が前の方が良かった件
1:ゼッケン774さん@ラストコール:2009/01/03(土) 19:49:25 downup
あの曲を聞くと「ああ、今年も箱根なんだな・」って思ってたのにな。
まあ俺は青森の高卒だが
5:ゼッケン774さん@ラストコール:2009/01/03(土) 20:09:59 downup
2チャンとmixiの人とかが抗議したら相当な人数になるかな
11:ゼッケン774さん@ラストコール:2009/01/03(土) 20:43:22 downup
完全同意。
あの新春の澄み切った空にバッチリのテーマ曲だったのに・・
23:ゼッケン774さん@ラストコール:2009/01/03(土) 22:01:33 downup
箱根気分に浸りたくて昔のOP何度も見てしまった・・・。
やっぱりあの曲がないと箱根じゃない。
92:ゼッケン774さん@ラストコール:2009/01/04(日) 16:37:08 downup
箱根は黙って、喜びの飛行だ!
1年後、またもや同じようなスレが現れる。
箱根駅伝のテーマソングを戻して
1 :喜びの飛行:2009/12/30(水) 18:20:24
今年もボチボチやりますか。
30 :ゼッケン774さん@ラストコール:2009/12/31(木) 20:00:33
喜びの飛行の壮快なかんじな。富士山麓の息吹を感じるわ。
100 :ゼッケン774さん@ラストコール:2010/01/05(火) 22:57:07
箱根は曲はまってたからね
変える必要はなかったな
106 :ゼッケン774さん@ラストコール:2010/01/06(水) 02:01:52
やっぱり、っていうか絶対「喜びの飛行」がいい。
これ聴かないとお正月じゃない。
この曲じゃないと箱根駅伝じゃない。
まだお正月も箱根駅伝も始まってない気分です。
151 :ゼッケン774さん@ラストコール:2010/01/09(土) 09:59:42
曲がかわってもいいような曲であれば大事件にはならない。
箱根駅伝の場合は大事件だ。
映像そのままに、本来流れている2代目(現在のテーマ曲)の曲を
「喜びの飛行」に差し替えて、編集を施したMAD動画まで現れる始末。
結論。
完 全 同 意 。 曲 を 戻 せ よ 日 テ レ ち ん。
おまけ。
「現在の箱根駅伝中継を観ながらつぶやいてる、初代箱根駅伝中継スタッフ田中氏」をまとめたもの。曲には触れてないものの興味深い。
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「カジャ・グーグー」のボーカルだったリマールが歌う主題歌は、いちおう80年代の名曲、
ということになっている