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L.A.日記

L.A.での留学生活を綴ります。

英語の歌

2007年05月17日 17時15分30秒 | 英語
最近忙しくて、ブログが滞りがちです・・・

ここのところLAは、寒い日が続いています。昼でも長袖+上着、夜はストーブがいるぐらいです。今日DCから戻ってきたクラスメートが、「LAはDCより寒い!」と言ってました。忙しさに加えてこの奇妙な天候のせいで、今ひとつ体調がスッキリしません。ちなみに、今年のLAの年間降雨量は、観測史上最低記録を更新しつつあるそうです。つい最近は、ハリウッドのグリフィス公園で山火事が起きましたし、今日はUCLAのキャンパス付近でスタンガンの発砲事件があったよう。うーん、何だかあまり明るいニュースがない・・・


何かとバタバタする今日この頃、コーラスで大声を出すことが良いストレス発散になっています。昨日は、初めて英語の歌を歌いました。この、「英語の本場でネイティブと一緒に英語で歌う」ということは、以前からやってみたかったことでした。
英語(特にアメリカ英語)は、単語どうしのリエゾン(例えば、「This is」は「ディス・イズ」ではなく「ディスィーズ」となる)や、rの強い巻き舌(イギリス式だとそんなに強くないみたい)が特徴的ですが、これ、歌う時はどうもNGのようです。昨日のレッスンは、まず「This is」を「ディス・イズ」と発音する練習から始まりました。私にとっては何の苦労もないことなのですが、どうも周りは悪戦苦闘している様子。指揮者のアイリーンも段々イライラしてきて、最後には足を踏み鳴らし、「No! ディス・イズ!」と叫んでいました。他にも、「heart」という歌詞で長く音を伸ばす箇所があるのですが、この部分をr巻き舌で歌うと、伸ばす音がにごった感じで汚くなるので、「r~(日本語にはない音のため表記のしようがない・・・)」ではなく「アー」と歌うように、と指示されました。要するに、リエゾンや単語の最後が不明瞭な音になる、強い巻き舌、という「日本人泣かせ」のアメリカ式発音は、歌だとNGになるものが多いみたい。結局、Japanese Englishで歌うのが良いのかも、というのがとりあえずの結論。なかなか興味深かったです。イギリス人が歌えばこういうことにはならないのでしょうか?

それにしても、歌にものせられないような発音を持つ英語という言語は、やはりリスニングは難しい言語に分類されるのでは・・・、と、なかなか伸びない自分のリスニング力を思わず自己弁護するのでした













スラング

2007年04月25日 15時11分23秒 | 英語
今日もまだ喉は痛いのですが、熱はないことだし学校へ。

今日の授業はコスト・ベネフィット分析についてですが、どうも先生の言っている単語で理解できないものが・・・「ボシェ」と聞こえるんだけど、何だろう、「ボシェ」って??授業後にクラスメートに聞いてみると、「bullshit(牛の糞)」と言っていたそうで、「下らないもの、意味のないもの」を表すスラングなんだそう。教授の口からスラングを聞くとは思ってなかったです・・・。そういえば、あまり普段、スラングを思ったよりは耳にしていないような気がします。一番良く聞くのは「Sucks!(むかつく)」、「Shit!(畜生)」ぐらいです。やっぱり大学院生ともなると、皆それなりに品が良いのでしょうか。それとも聞き取れていないだけかも・・・(悲しい)。
スラングじゃないけど、今日聞いた英語の中で「click」というのがありました。これは、「気があう、フィーリングがある」という意味のようです。
こういう表現も、自分は使わなくても分かっとかないと会話が分からなくなりますよね。やっぱり、英語ドラマ&DVD、もっと見なきゃなあ、と思ったのでした

それにしても喉が痛い




「日常会話」

2007年03月07日 15時46分33秒 | 英語
今日は午後5時~8時まで「アメリカ外交」の授業があり、その後、クラスメートとタイ料理レストランに行きました。タイ料理は、値段もリーズナブル(本日は一人13ドル)だし、味も美味しく(少なくとも日本で食べるタイ料理と同じレベル)、野菜も沢山食べられるから良いですね。
それにしても、相変わらずクラスメート達の会話の聞き取りには苦労しました・・・。いつまで経っても、この「オフの会話」が一番難しいです。授業とか講演とかの、専門的・学術的なスピーチのほうが、この「日常会話」よりははるかにマシです。クラスメートとの会話でも、1対1とか少人数でしゃべっている時はまだ分かるのですが、レストランやパーティー等の席で大人数での会話となると、途端に難しくなります。会話のテンポも速くなるし・・・。今日は、会話が大体聞き取れても主語が聞き取れないことが多く、横に座っていたユニに、「Who?」「Who?」と、コソコソ聞きながら会話していました。

よく、日本人で、「日常会話程度の英語ならできる。」と言っている人がいますし、英検などでも、比較低い級のレベルの説明として、「日常会話レベル」なんて単語が使われたりしていますが、なかなかどうして、「日常会話」が完璧にこなされば大したもんですよ・・・。
でも、これまでは、聞き取れなかったものについて「分からなかった・・・」と、引き算方式で考えていたのですが、今日は、参加できる会話は楽しんで参加し、「これだけ会話できた!」という足し算方式で考えることにしました。いずれにせよ、2年間でアメリカ人と全く同等の英語になる、などということは期待できないのだし、それなら、今の英語力で楽しめるだけ楽しまないと損だ、と思えるようになってきたようです。そのほうが、結果的にも英語力upにつながるでしょうし。いい意味での開き直りが必要ですね。こうして、ますます図太くなっていくのかしら・・・
















「ベーブ」??

2007年02月15日 17時13分27秒 | 英語
本日、統計の試験が終了しました。昨日、「アメリカ外交」のペーパーも提出したし、残るは来週の経済学の試験のみです。というわけで、今日は「メリハリも必要!」と自分に言い聞かせ、3rd.St.promenadeの映画館に、話題の「Babel」を見に行ってきました。で、プロムナードでショッピングも少しし、帰宅して夕食後に、ずっと飲まずに置いてあったサンタバーバラの白ワインを少し頂き、ノンビリしています


「Babel」を見に行ったのには、実は裏事情がありました。「アメリカ外交」のKovach教授と先日雑談した際、「”ベーブ”って映画を見たことある?」と聞かれ、確か10年ほど前に、豚を主人公にしたそういう名前の映画を見たことがあったので、「何で豚の映画のことなんて聞くんだろう?」と思いつつも、「Yes!」と答えたのです。すると、「あの映画に出てた日本人俳優は素晴らしかったけど、なんて名前だったっけ?」と聞いてくるではありませんか!・・・で、自分が何かすごい勘違いをしていることは分かったものの、日本人が出演する「ベーブ」という映画が何なのか、頭をひねって考えてみてもさっぱり分かりません。かと言って今更引っ込みもつかず、仕方ないので「ケン・ワタナベですか?コウジ・ヤクショですか?」と適当に言ってみたところ、「そうそう、ヤクショだよ。」と言われ(すごい偶然・・・)、そのままお茶を濁してその場は終了。で、帰宅後、インターネットで「ベーブ」なる映画を探してみましたが、やっぱり豚が主人公のものしか見つからず、「一体、教授は何のことを言ってたのか?」という疑問を、誰にも聞けないまま2週間ほど引きずっていました。で、昨日勉強の合間にネットサーフィンをしていたところ、役所広司が「Babel」に出演しているというこを知り、「ん!?もしや、この前の”ベーブ”とはもしや”バベル”だったのでは・・・」と、ようやく気づいたのです。単に英語の聞き間違えだったのです。恥ずかしい・・・。というわけで、Kovach教授に対しては「Babel」を見たということになっているので、ツジツマを合わせるため、今日ちょっと一息つけるのを幸いに、早速見に行ってきた、というわけです。それにしても、「Babel」は意外と日本人には難しい発音のようです。「バベル」と言っても、アメリカ人には全く通じません。「ベーブル」って感じで言うみたいです(だから「ベーブ」と聞き間違えたんですね)英語が「a」を「ア」と発音することはほとんどなく、大抵「エー」になる、ということは最近分かってきたのですが、その理論どおりの事例です。身をもって勉強になりました・・・。

ま、こんな裏事情はともかく、映画は素晴らしかったです。結果良ければ全て良し、としましょう・・・。




English is coming back!

2007年02月14日 14時15分20秒 | 英語
今日の授業で、今まで何回も延期になってきていたプレゼンテーションをようやく行いました。昨日のブログにも書いたとおり、統計の勉強のせいで(?)英語力は今日も退化したままで、引き続き頭の中が「日本語モード」のため、正直、今日順番が回ってきたのは、とっても不運だと思いました。そんなこんなで、落ち込んでいる間に遂に順番が回ってきました!ところが、意外なことに、始めたとたんに急に頭が都合よく「英語モード」に切り替わってくれました。プレゼンを行っている際、クラスメート達の心配そうな視線が一身に集まっているのを感じましたが、なぜか口が勝手に動いてくれるので、ほとんど緊張もせず。というわけで、質疑応答も無事答えられました。audienceも、可哀相だと思ったのか単に興味がなかったのか、他のプレゼンに対するよりは、厳しい質問や突っ込みもありませんでした。とりあえず、ホッ・・・。でも、気が抜けてしまって、その他の授業後の教授との雑談は、途中から全くついていけなくなりましたが・・・。ま、とにかく自分の口に感謝です。これで、「英語退化現象」から脱却できるといいなあ・・・。授業後、日本人留学生の先輩と日本語で会話した際、久々に「日本語がもつれて喋りにくい」という「日本語退化現象」を感じることができました。良い兆候です(本当に良いことなのかどうかは疑問ですが...)。やっぱり、「ショック療法」が一番ですね

明日は統計の中間試験。また英語が退化しないことを祈るばかりです。



Trade Off

2007年02月13日 09時06分37秒 | 英語
今日は昨日の教訓を活かし、昼間のうちにブログを書くことにします(・・・って、本当にすべきは勉強なんですけど。)

さて、今日は3日ぶりに学校に行ってきましたが、英語が著しく退化していました。最近ようやく聞き取れるようになってきていたクラスメートの英語も今日はさっぱり聞き取れず。ついでにイタリア人留学生の英語も時々分からず。更についでに、発音までジャパニーズ・イングリッシュ化しており、ティファニーに笑われました・・・。どうも、これまでの統計的観測で言うと、統計を勉強すると英語が退化するような気がします。ふと考えると、他の科目を勉強するときはまだ辛うじて頭に「英語モード」が残っていますが、統計の勉強をするときは、読んでいるものこそ英語ですが、頭の中は100%日本語なのです。どうも、複雑なコンセプトになればなるほど、英語でそれを考えられないため、思考は日本語モードになるようです。それなら、全く勉強せずひたすら遊んでいるほうが(ただしネイティブスピーカーと)英語は上達するのでは・・・?と、ふと思うのでした。勉強すればするほど英語力が低下するって、どうも腑に落ちないです・・・。ま、英語力も「3歩進んで2歩下がる」なんでしょう、きっと。

話は突然変わりますが、昨日L.A.Timesに、「グランドキャニオンにガラスの展望ブリッジ、まもなくオープン!」という記事がのっていました。ブリッジは、高さ4000フィートの崖の一番上に突き出る形になるようです。つまり、地上4000フィート(約1220m)のskywalkです。かなりスリリングですね。グランドキャニオンには、先住民族(いわゆるインディアン)の居留区が沢山点在しており、このブリッジは、先住民族の所有地に、先住民族の村が資金を集めて建設中だそうです。ブリッジの建設に伴い観光客の増加が見込まれることから、周辺にレストランやホテルも整備し、リゾート化する構想のよう。まあ、いわゆる「客寄せパンダ」ですね。これは、グランドキャニオンの観光収入を生活の糧とする彼らにとっては、「生きていくためのビジネス」なのですが、環境保護団体その他からは、「グランドキャニオンの景観と自然を損なう、冒涜的行為」として非難されているようです。確かに、個人的思いとしては、グランドキャニオンにあまり奇抜なものは似合わないような気がします。それに、リゾート化に伴う環境破壊も心配ですね。でも、大昔からグランドキャニオンで生活してきた人々の子孫(先住民族)が、いまや生活のために、いわゆる「開発者≒破壊者」の側に回ってしまっているのは、とても皮肉なことだと感じます。この問題は、観光と開発のTrade Offの問題を浮き彫りにするだけでなく、先住民を居住区に閉じ込めて発展してきたアメリカの光と影を象徴しているようでもあります。もっと勉強してみたいトピックスでした。



とりあえず、目下は、英語と統計のTrade Offに悩まされる日々ですが・・・。












ある寝不足の一日

2007年02月09日 15時23分18秒 | 英語
昨日は何だか寝つきが悪かったです。勉強中は眠くて眠くて、何度もfall asleepだったので、「もう限界!寝よう。」と思って布団に入ったにも関わらず、なぜか突然、「今盲腸になったらどうしよう・・・」などと意味不明に色んなことが不安になってきて、そのまま2時間寝付けず。うーん、ちょっと疲れているのかもしれません。他の日本人留学生も、原因不明の体調不良に悩まされている人が多いようです。渡米してきてもうすぐ7ヶ月、そろそろ疲れが出てくる頃なのかもしれません。

今日は午前中は統計のTAセッションでしたが、TA自身が混乱していて間違ったことなど口走るので、早々に退散。その後、カフェでクラスメートと歓談し、図書館で勉強ならぬ昼寝をした後、例のアッシュー・センターに行ってきました。いつも何かトラブルが起きるので、身構えて行ったのですが、前回さんざん騒いだ成果か、今日はいつになく待ち時間も少なく、スムーズでした。(今日も体温測定はされそうになったけど・・・。)やっぱり、この国では自己主張が大事のようです。

クラスの日本人は、女性が私1名と、男性4人ですが、この日本人男性陣のキャラの比較、というのが時々アメリカ人クラスメートとの間で話題になります。今日は、外交官試験に合格しているNateが、「○は一番loud(自己主張がある、癖がある等のニュアンス)、△はsarcastic(シニカル、皮肉屋)、■はcool(かっこいい?クール?)、◎はsmart and sensitive(かしこくて敏感)」との分析をしてました。なかなか的を射た分析で面白かったです。中でも、「sarcastic」には笑いました。辞書を引くと、「イヤミな、嘲笑的な」となっているので、それをNateに伝えたところ、「いい意味で言ったんだよ~。△のブラックユーモアが面白いって意味で。」と言ってましたが、和英辞典を見る限り「いい意味」に該当するものは一つもありません・・・。「シニカルと同じ意味?」と聞いたら「そうそう。」と言っていたので、とりあえず上記のような和訳をあてています。ついでに「cool」も、文字通り「冷静」という意味から「いけてる奴、かっこいい奴」という意味まで幅広で、Nateは多分後者の意味で言ったんだと思うのですが、前者の意味だと思ったティファニーが、「■はwarm(暖か)だよ!」と反論してました。辞書だけでは、単語の微妙なニュアンスはなかなかカバーしきれないのかもしれませんね。彼の中で、私の分析はどんな風になっているのか気になるところです・・・