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標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

私が選ぶ「今年の漢字」は「逸」だ。はぐらかし(逸らかし)が流行した年だった。

2018-12-13 20:14:00 | 日記
「今年の漢字」に「災」が選ばれた。
今年は北海道、大阪、島根での地震のほか、西日本豪雨、大型台風到来、記録的猛暑など日本各地で起きた大規模な自然災害により、多くの人が被災したということから「災」が選ばれたという。

「今年の漢字」は日本漢字能力検定協会(以下、漢検)が「その年の世相を表す"漢字一字"」を募集し、選ばれる。12月12日に京都・清水寺の貫主(かんす)による書かれるとのこと。「1年間の出来事を清めるとともに、明るい新年となるよう、願いを込めて奉納」と説明する。今年で24回目だそうだ。

「今年の漢字」は、少し前から各メディアで予想される。例えば「力」「平」「米」などで「災」も予想の中に入っていた。

発表後となってしまったが、私が思いついた「今年の漢字」を述べてみる。

「逸」だ。この漢字は、動詞として使う一つに、「逸らす」(そらす)という使い方がある。逸らすはいくつかの意味があるが、大辞泉によると次のような意味がある。
「わざと違った方向にもっていく」 「話などを、本筋からはずれるようにする。はぐらかす」とある。そして、「はぐらかす」は漢字で「逸らかす」とかくようようだ。

「逸らかす」といえば、政治の世界でだいぶ流行ったといえる。「ご飯論法」もその一つだ。
残念ながら、わが国の首相はじめ、国会議員が多く使った。それも質問に対する応答にだ。都合の悪い質問には、他の議員や官僚に任せたり、答えたとしても逸らかしたりする。また、国会の場外では、パワハラやセクハラで逸らかした人たちもいた。

国会でなくとも、官僚もそうだった。都合が悪い質問には答えない。官僚の対応は、はぐらかしは少ないが、答えられないと口をつぐんでしまう。
こんなやり取りが目立った年だった。

また、日本だけでなく、海外でも逸らかすに似た言動が見られた。どこかの大統領は、自らにとって都合が悪くなると、フェイクニュースと言い、相手の性にして逸らかす。

その他、国名をあげなくとも、各国のやり取りでも逸らかしが見えたのは言うまでもない。各大臣や政府高官は、国会とは真逆で、他国から逸らかしやそれに似た言動を受けていたのではないかと危惧する。

後々、わが国に不利を被らないようになって欲しいと願うものだ。
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