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歯科技工士・岩澤 毅

白井 聡 (著)  永続敗戦論――戦後日本の核心 (atプラス叢書04)

2014年11月11日 | amazon.co.jp・リストマニア
戦後の通俗的歴史理解とその精神を解剖し、そのジレンマの解き明かす。, 2014/11/11

投稿者 歯職人

 日本の戦後を語る時、第二次世界大戦を日本の「敗戦」ととらえるか、「終戦」をととらえるか、すでにそこに分岐点がある。
 著者の白井聡氏は、戦後日本の米国とアジアに対するかかわり方のねじれと、通俗的歴史理解とその精神を解剖し、現在日本の国際政治に占める位置の根源を明らかにする。現在の日本の不安定さ、心落ち着かない世相の背景を考える上で示唆に富む一冊です。

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atプラス叢書
永続敗戦論―戦後日本の核心

白井 聡【著】

価格 \1,836(本体\1,700)
太田出版(2013/03発売)

サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
商品コード 9784778313593
NDC分類 304

内容説明

「永続敗戦」それは戦後日本のレジームの核心的本質であり、「敗戦の否認」を意味する。国内およびアジアに対しては敗北を否認することによって「神州不滅」の神話を維持しながら、自らを容認し支えてくれる米国に対しては盲従を続ける。敗戦を否認するがゆえに敗北が際限なく続く―それが「永続敗戦」という概念の指し示す構造である。今日、この構造は明らかな破綻に瀕している。1945年以来、われわれはずっと「敗戦」状態にある。「侮辱のなかに生きる」ことを拒絶せよ。

目次

第1章 「戦後」の終わり(「私らは侮辱のなかに生きている」―ポスト三・一一の経験;「戦後」の終わり;永続敗戦)
第2章 「戦後の終わり」を告げるもの―対外関係の諸問題(領土問題の本質;北朝鮮問題に見る永続敗戦)
第3章 戦後の「国体」としての永続敗戦(アメリカの影;何が勝利してきたのか)

著者紹介

白井聡[シライサトシ]
1977年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員等を経て、文化学園大学助教。専攻は、社会思想・政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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