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歯科技工士・岩澤 毅

愛読者カード 日本の歯科医療政策 (単行本) 野村 眞弓 (著)

2007年02月15日 | amazon.co.jp・リストマニア
日本の歯科医療政策 (単行本)
野村 眞弓 (著), 広井 良典 (著), 尾崎 哲則 (著)
価格: ¥ 2,625 (税込)

単行本: 192ページ
出版社: 勁草書房 (2007/1/30)
ISBN-13: 978-4326700554
ASIN: 4326700556

勁草書房愛読者カード係り御中

愛読者カード

70055-c30470
書名
日本の歯科医療政策

新聞広告 朝日

 講座『医療経済・政策学』全6巻の発行に続き、本書『日本の歯科医療政策医療経済と国際比較の視点から』が発行されたことを率直に喜びたい。

 先行する医療経済・政策学の研究のに比べ蚊帳の外の様に、取組む研究者も少なくま
た発表の機会・需要も少ないかに見える歯科医療政策に取組まれた著者に敬意を表します。

 豊富なデータから実証的に分析し、現在の日本の歯科医療政策の状況と今後と必要とされる政策が考察され、世界の歯科医療政策との比較から日本の歯科医療政策の状況が手際よく映し出され大変学ぶことが多かった。 

 第4章「高度成長期の歯科医療」で触れられる「歯科医療問題」の顕在化に関して、注1)として記載される1975年2月の予算委員会での質疑に関し、今日においても日本歯科医師会と日本歯科技工士会の団体間、また個々の歯科医師と歯科技工士間に共通理解が形成されているようには見えない。

 医療政策・歯科医療政策全体の中に、歯科技工と歯科技工経済の位置づけが解明されることを願っています。

 そして、遠くない日に歯科技工をも含む歯科医療政策・医療経済学に関する本格的な分析が提出される日が来ることを願っている。

http://www.populus.est.co.jp/asp/booksearch/detail.asp?isbn=ISBN978-4-326-70055-4

医療経済学の手法で日本の歯科医療政策を実証的に分析、その特異な状況と今後とられるべき政策について考察するはじめての「社会歯科学」本。

二大疾患である虫歯と歯周病の予防管理方法が確立された現在、諸外国では歯科医療政策の見直し──公衆衛生分野を充実させ(予防教育と16歳までの無料治療)限られた財源は必要な人へという流れ──が行われている。本書は日本の歯科医療政策を実証的に分析し、今後とられるべき政策について考察する。


 序章 歯科医療の政策分析

第Ⅰ部 医療制度と歯科医療
 第1章 歯科疾患の特性と歯科医療
 第2章 歯科医療需要の特性と社会保険制度
 第3章 歯科医療のアウトカムの国際比較

第Ⅱ部 変化する社会と歯科保健・医療制度
 第4章 高度経済成長期の歯科医療
 第5章 社会の高齢化と歯科医療
 第6章 歯科医療の需給予測

第Ⅲ部 日本の歯科医療の政策分析
 第7章 医療保険制度と歯科医療の需給調整
 第8章 医療政策の決定プロセスと歯科医療
 第9章 これからの日本の歯科医療政策

あとがき
事項索引
欧文索引

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