歯科技工管理学研究

歯科技工管理学研究ブログ
歯科技工士・岩澤 毅

杉岡範明 年頭所感

2020年01月07日 | 森元主税

日本歯科技工士会 広報誌 『日本歯技』 2019年12月号

https://www.nichigi.or.jp/about_nichigi/nihonshigi_2001.html

年頭所感


公益社団法人日本歯科技工士会
会 長  杉 岡 範 明


 新年明けましておめでとうございます。皆様方におかれましては、ご家族やお仲間と和やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。平素より公益社団法人日本歯科技工士会の活動にご支援とご協力を賜り深く感謝申し上げます。
 一昨年の西日本豪雨に続き、昨年は台風15号、19号等に伴う風水害に襲われた年となってしまいました。天候不良による災害が続くと、古くから言われているように、治山治水が国の基であるとの思いを更に強くしました。インフラストラクチャー(infrastructure=インフラ)と言われる、産業や生活の基盤施設も治山治水があってのものであり、医療・歯科医療そして歯科技工も、安定した国土あってこそ成り立つものと実感いたしました。
 改めまして被災された皆様の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
 昨年は第126代天皇以下の御即位と改元が行われました。本会役員もご即位に伴う諸行事、奉祝に皆様を代表し列席等いたしました。全ての国民が、心穏やかに新時代の幕開けを感受することを願っています。
 一方、国は人口構造の変化に伴い、社会保障全般の見直し、ことに医療・介護を中心にした見直しが進められています。特に「2040年を展望し、誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現」を目指していることから、社会環境の変化と呼応する行政諸施策を機敏に捉え、国民に安心・安全な歯科補てつ物等を持続的に供給できる体制を守り、更に発展させるという歯科技工士のナショナルセンターとしての使命を忘れずに、しっかりと対応していかなければなりません。そのためには、眼前の困難のみに目を奪われる事無く、長期的視点から本筋に沿った諸決定が実行できるように、引き続き、本会と地域組織における情報の質と共有を進め、各々の責任を果たすことが重要です。
 今年は、1955年(昭和30)の本会創立から65年を迎える年になります。先達の英知と組織の歴史に思いを馳せ、次世代の活力となるような記念事業に取り組みます。同時に「人生100年時代に活躍できる歯科技工士のあり方」をしっかりと示していきたいと思います。
 結びに、本年も皆様にとりまして幸男興俊となりますことをご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。



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