昨夜、父親から電話がありました・・・
「大事なかばんを、電車に忘れてきた・・・俺は、もうどうかなってしまったよ・・・」
後から聞くと、幸いにも、大切な書類などは入ってなく、携帯電話だけが心配との事でした・・・
今年の3月いっぱいで、不服ながらも「社長」の座を退き、生きがいを失った父親・・・
私が子供の頃は、毎日のように「虐待」を受け、いつか殺してやろうと思ったくらい憎かった父親・・・
母親にも、今まで、かなりひどい事をしていたようで・・・母親は愛想をつかしてしまい・・・結局、今は「別居暮らし」で連絡も取り合っていないそうです・・・
母親が別居暮らしを始めて、もう半年くらいになります・・・
父親は、私の地元では、まるで「スター選手」のような扱いで、有名な雑誌や、市報などにも掲載され、町の大きな祭りがある時は、パレードを先導して、優雅に闊歩していた人でした・・・
それが・・・最近では、本当に心身共に疲れ切っている様子で・・・
時々、電話がかかってきては・・・
「何のために、生きてるのか分からない・・・」
「俺は、この先どうすればいいんだろう・・・」
「お前が、唯一の生きがいかもなぁ・・・」
そんな弱気な事ばかりを、つぶやいています・・・
愛車だったBMWも売ってしまったそうです・・・
来月、父の日に何かプレゼントしようと、さっき電話したら・・・
「父さんに気を使わなくていい・・・お前が元気だったら、それだけで幸せだから・・・」
・・・私は言葉を失いました・・・涙が止まりませんでした・・・
昔、あんなに「仁王像」のような形相で、家庭をめちゃくちゃにしていた人が、本当に「仏様」みたいに変わったみたいでした・・・
過去に、いろんな事がありましたが・・・私は、もう父親を恨んだりはしていません・・・
心の底から、父親と母親が、もう一度、二人で仲良く過ごせる日が来る事を願っています・・・
きっと、亡くなった兄も、そう望んでいるはずです・・・
によってバランスを取っていたのでしょうね。
人生の不条理さは私やdexterさんがよく知っているところなので
復縁はお母様のお気持ち次第だとは思いますが
運命ってある思います。距離を保つことで成立する夫婦関係も
あると思いますし、べったり仲良しでいることだけが夫婦であること
ではないと思います。何が言いたいかと言うと、復縁できれば
いいねということなのです。