冬の北海道・札幌の一大イベント「2025さっぽろ雪まつり」は2月4日に開幕予定です。ところが札幌は異例と言えるような雪の少なさと高気温で雪像作りが心配です。昨年参加した札幌市主催の見学会の抽選は外れ。そこで旅行会社が初めて企画するという雪像設営中見学ツアーを見つけて参加してきました。

見学ツアーはクラブツーリズム主催の『2025さっぽろ雪まつり会場設営中 特別見学 10丁目UHBファミリーランド 通常は入れない設営期間中の会場に潜入!!』。現地集合解散プランで参加費用は大人1人1,000円。

集合場所の「10丁目UHBファミリーランド」前。10時20分の集合です。

時間になり「雪像には触らない」「雪上では走らない」などの注意事項を聞きヘルメットを着用して制作会場内へ。会場内の写真撮影はOKです。

先ずは雪像正面で制作概要の説明です。担当は「さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会 第2雪像制作部会(さっぽろ青少年女性活動協会)」の隊長さん。現在は午前・午後・夜間の3部に本部員・アルバイト・ボランティア延べ各日100人ほどで雪像制作にあたっているそうです。

大雪像のテーマは『モンスターハンターワイルズ』2月28日狩猟解禁!「アルシュベルド&オトモアイルー」。早速雪像作りの状況を聞くと『札幌市内は雪は少ないが周辺の岩見沢市なども含め雪はあるので不足していることは無い』『高温対策はシートをかけるなどしており細部の仕上げをぎりぎりまで遅らせている大雪像もある』ということでご苦労されながらも制作は進んでいるとのこと。一安心です。


実際の大雪像を見ると化粧雪も施され細部も出来上がりつつあります。

続いて制作現場に近づき見学です。

隊長さんより制作に使用する器具の説明があります。手にされているスコップは刃の先端部分がギザギザになったオリジナルだそうです。

各種のオリジナル制作機材。

雪像の仕上げに使う真っ白な化粧雪。中山峠から運んでくるそうです。

見学ツアー実施中も黙々と作業を続けられれる皆さん。ツアーは「10丁目UHBファミリーランド」のみで30分ほどで終了しました。ありがとうございました。折角なので他の会場も外から見て回ります。

隣の9丁目会場は「市民の広場」。市民雪像用の雪はキューブ状態です。


そんな中で「さっぽろ雪まつり 雪像作ってみませんか?大通会場9丁目 101人の会」の皆さんによる中雪像「豊作」は制作が進んでいました。

8丁目会場「雪のHTB広場」の制作現場。

大雪像のテーマは「小樽 銀鱗荘」。担当は「さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会 第3雪像制作部会 」の皆さんです。

7丁目会場「HBC広場」の制作現場。

大雪像のテーマは「北海道庁旧本庁舎~赤れんが庁舎~」。担当は「陸上自衛隊北部方面システム通信群 」の皆さん。

赤れんが庁舎の塔屋細部の仕上がりも進んでいるようでした。

5丁目会場「道新 雪の広場」。

大雪像のテーマは「札幌へ駆けるサラブレッド」。


札幌のシンボルである時計台を背に駆け抜けJRA札幌競馬場のゴールへ向かって疾走するサラブレッドの雪像です。

最後の大雪像を制作中の4丁目会場「STV広場」。

テーマは「転生したらスライムだった件」。

担当は「陸上自衛隊第11旅団 第11特科隊、第11後方支援隊、第11高射特科隊、第11偵察隊、第11特殊武器防護隊」の皆さん。以上で大雪像の制作現場の見学終了。無事に「2025さっぽろ雪まつり」の開幕を迎えることが出来そうで安堵しました。

「2025さっぽろ雪まつり」の開会式は2月4日(火)10:15 ~ 10:45、会場は7丁目「HBC広場」です。ありがとうございます。
「2025さっぽろ雪まつり」
開催期間:2025年2月4日(火)~2月11日(火・祝)
開催場所:
・大通会場:大通公園(大通西1丁目~西11丁目)
・つどーむ会場:つどーむ(東区栄町885-1)
・すすきの会場:札幌駅前通(南4条~南6条西3・4丁目)
(2025.1.30)