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札幌・円山生活日記

サギソウ~北海道大学植物園~

「北海道大学植物園」は札幌農学校(北海道大学の前身)の教頭だったクラーク博士の進言に始まり、宮部金吾博士の計画・設計により1886年(明治19年)に開園した日本で2番目に古い植物園。広さ13.3haの園内には約4,000種類の植物が見られるほか歴史ある建築物も当時の趣を残し保存されており、都心の「緑のオアシス」として多くの市民に親しまれています。

今日は「北海道大学植物園」にやってきました。先般ある方のブログを見ていて「サギソウ」の写真を拝見しました。白鷺(シラサギ)が翼を広げた様に似ていることが和名の由来とする美しい姿で「こんな花があるんだ!」と感心しました。どこかで機会があれば1度見てみたいと思っていたところ何気なしに開いた「北海道大学植物園」ウェブサイトの「見ごろ情報」に出ているではありませんか。この機会を逃す訳にはいかずと出かけてきました。本日も地下鉄東西線「西11丁目駅」から徒歩で参りました(地図)。

「北海道大学植物園」の正門。

【高山植物園】
「見ごろ情報」によると「サギソウ」は「高山植物園」にあるようですのでいつもの北回りルートではなく南回りで「高山植物園」に直行します。

「高山植物園」に入ってすぐの鉢物コーナーに「サギソウ」が6鉢ありました!こんな小さく華麗なものだったのですね。
品種表示。
純白の白鷺(シラサギ)が乱舞しています。

見事な花の姿に感激します。まさに造形の妙です。
こんな花を自生地で発見すれば大感動でしょう。
同近影。

同上。
最後です。十分に堪能させていただきました。

「サギソウ」で大きな目的は達したのですが折角の有料入園なので他の見頃も回ることにします。「高山植物園」のムラウシ山8合目を模して作られたという岩組み脇の園路を進みます。
こちら「キンロバイ」。

同近影。

そして「エゾトウウチソウ」。

同近影。

「高山植物園」から「重要文化財群」前の「南ローン」を歩いて「バラ園」に向かいます。

【バラ園】
「シュウメイギク」。
同近影。

「サルスベリ」。
同近影。
同上。


「クサキョウチクトウ」。
同近影。
そして「北ローン」を通って「灌木園」へ。一面「カタバミ」の黄色い絨毯状態です。
「カタバミ」の小さな花。

【灌木園】
「ミナズキ」。
「ミナズキ」はアジサイ科なのでハート型の「ラッキー・アジサイ」。少し無理がありますでしょうか?

「ムクゲ」。


以上で鑑賞を終了し「宮部金吾記念館」前から正門を通って帰路につきました。

今日も充実の散策でした。特に念願の「サギソウ」を見ることができ感激です。乱獲や湿地の減少などで環境省レッドリストの準絶滅危惧種に指定されている「サギソウ」ですが何時の日か自然の中でも観察したいものです。それまでは毎年この場所で楽しみたいと思います。ありがとうございました。

「北海道大学植物園」
札幌市中央区北3条西8丁目 011-221-0066
開園時間:夏季4月29日~9月30日/9時~16時30分、10月1日~11月3日/9時~16時、冬季11月4日~4月28日/平日10時~15時30分、土曜日10時~12時30分
※各最終入園30分前、冬季は温室のみ開園
休園日:夏季/月曜日(祝日の場合は翌日)、季/日曜・祝日、年末年始(12月28日~1月4日)
入園料:夏季/高校生以上420円、小・中学生300円、冬季/小学生以上120円
*現在は屋外部分、博物館、宮部金吾記念館、温室が開園。室内の換気が十分ではないため、北方民族資料室は閉館。なお、入園料は平常時と変更ありません。
(2021.8.22訪問)

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