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札幌・円山生活日記

支笏湖畔の冬の祭典「氷濤まつり」~2024(第46回)千歳・支笏湖氷濤まつり『氷の美術館』~

支笏湖の湖水を凍らせた大小様々な氷のオブジェが立ち並ぶ支笏湖畔の冬の祭典「千歳・支笏湖氷濤まつり」。国内有数の透明度を誇る支笏湖の冬季への観光客誘致のために地元の有志によって1979年に始められ今年で46回を迎えます。シンプルで美しい氷の造形物は昼は「支笏湖ブルー」に輝き夜は色とりどりにライトアップされ幻想的な世界を出現させます。

本日は「2024(第46回)千歳・支笏湖氷濤まつり」見学です。以前より関心があったのですがアクセスが少し難点で未訪問でした。そんな折にたまたま手にしたのが「北海道中央バス」の運行する「北海道定期観光バス(予約制)」のパンフレットです。
その「冬コース」の中に『A:【さっぽろ午前観光】 白い恋人パーク・大倉山ジャンプ場&場外市場コース』、『B:【さっぽろ午後観光】大倉山ジャンプ場&羊ヶ丘展望台コース』、『C:支笏湖・洞爺湖周遊コース』、『D:冬の旭山動物園日帰りコース』などと並んで『E:ライトアップ支笏湖氷濤祭りコース』というのがありました。
『E:ライトアップ支笏湖氷濤祭りコ-ス』は14時30分JR札幌駅北口発で16時30分頃「支笏湖氷濤祭り」会場着。80分ほど会場で過ごした後に帰路につき20時頃に帰着の予定。値段は「支笏湖氷濤祭り」見学料(500円)込みで大人4,900円(税込み)。実は我が家から公共交通機関を使って支笏湖まで行くには「地下鉄円山公園駅」➡同「新さっぽろ駅」/JR「新札幌駅」➡同「千歳駅」/北海道中央バス「千歳駅前」➡同「支笏湖」と約2時間の所要で費用は2,030円。ほぼ同じ所要時間に費用ということで面倒のないバスツアーを予約しました。

当日は出発の15分前までにJR札幌駅西コンコース北口にある定期観光バス窓口で乗車券を入手。そこで告げられたのが高気温のため会場の氷像が崩れる恐れがあるため展望台や氷像内部への入場制限を実施しているとのこと。会場では見学料を徴収せずに無料開放しているため見学料の500円を返還するとのこと。またキャンセル料金不要で不参加とすることもできるとのことだったのですが翌日以降の状況を聞くとその時点で全て満席とのこと。結局500円を受け取って予定通りにツアーに参加することにしました。結果的には正解の判断でした。
バスは予定通り14時30分にJR札幌駅北口を出発。満車予定だったそうですが上記事情でキャンセルが出て数席の空きがあり乗客数は33名です。
途中「千歳I・C」でトイレ休憩があり16時30分に支笏湖畔に到着。
「支笏湖氷濤祭り」会場入口。55年ぶりに2月に2桁気温を記録したという高気温のため氷像が崩れる恐れがあるため、「ウェルカムゲート」「苔の洞門」「アイスシャンデリア」「氷濤神社」「アイスキッチン」は安全の都合上立ち入り禁止。 外観のみ見学可能でライトアップは予定通り16;30に実施とのこと。右側が「ウェルカムゲート」で一方通行なのですが入場制限のため左側の出口専用口から入場します。
会場マップ。
「ウェルカムゲート」の出口側。上部が展望台になっていますが入場禁止。
入場してすぐの「ブルータワー」。これらの氷像造りには11月中旬から骨組みをつくりはじめ、12月からスタッフが交代で徹夜して支笏湖から澄んだ水をくみ上げスプリンクラーで吹き付けて、1月下旬に漸く氷の造形物が出来上がるそうです。支笏湖の「支笏湖ブルー」と呼ばれる水で作られた像は昼はナチュラルブルーに輝きます。入場時は16時30分過ぎでライトアップ開始直後ですが日没前なので氷像は「支笏湖ブルー」です。


「支笏湖ブルー」を模した「白樺池」。

奥側2基目の「ブルータワー」。
「ビッグマウンテン」(左)と「アイスシャンデリア」(右)。
「氷河の道」。
立派な労作の氷のオブジェだと思うのですが「支笏湖ブルー」だけだと単調になってきます。かなり強い風が吹いていますので早々にバスや温泉街に戻る参加者もいますが折角の機会なので周囲が更に暗くなりライトアップの彩りが増すまで会場周囲を周ることにします。

支笏湖にかかる「山線鉄橋」。資材運搬を目的に明治41年(1908年) から昭和26年(1951年)まで運行運行していた軽便鉄道の鉄橋遺構。平成19年(2007年)11月に「洋紙の国内自給を目指し北海道へと展開した製紙業の歩みを物語る近代化産業遺産群」として経済産業省の近代化産業遺産に認定。
風が強く支笏湖が波立っています。
支笏湖温泉街。
「支笏湖ビジターセンター」は16時30分で閉館でした。
隠れたパワースポット「支笏湖神社」 。御祭神は山の神と水の神の2柱で支笏湖地域の鎮守です。 
高台から見るとライトアップの彩りが増してきたようですので会場に戻ります。
美しくライトアップされた「ブルータワー」。

「展望台」。

公式ウェブサイトによれば展望台上からは会場がこのように見えるようです。
「白樺池」。
奥側の「ブルータワー」。

色合いを変える「ビッグマウンテン」。
同「アイスシャンデリア」。
「氷河の道」。
「ブルータワー」まで戻ってきました。美しい『氷の美術館』でした。

以上「2024(第46回)千歳・支笏湖氷濤まつり」だったのですが・・。

新聞報道によれば、「第46回氷濤まつり」実行委員会は14日(水)朝からまつり会場を全面閉鎖し、臨時の会合を開いて今後の対応を協議。55年ぶりに2月に二桁気温を記録したという前日からの記録的な高温により氷像が解け修復も難しいとし、期間を12日間残して中止を正式決定したそうです。制限付きで開放していた13日(火)が結局は今季最後の営業となったようです。我が家は滑り込みで楽しむことができラッキーでしたが長い期間準備を進めてこられた関係者の皆さまには大変残念なこととなりました。お疲れ様でした。ありがとうございました。

「第46回氷濤まつり」
 開催期間:2024年1月27日(土) ~ 2月25日(日)(予定)
 ※2月13日(火)をもちまして中止とさせていただきます。
開場時間:10:00~20:00
ライトアップ:16:30~20:00
会場:北海道千歳市支笏湖温泉
入場料:高校生以上 500円(中学生以下無料)
問い合わせ先:0123-23-8288
https://hyoutou-special.asia/
(2024.2.14)

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