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札幌・円山生活日記

みんなで創る“まちの文化祭”~カルチャーナイト2023~

札幌の市民・企業・行政などのみんなで創る“まちの文化祭”「カルチャーナイト」。毎年夏の一日だけ開催され札幌市内全域の公共・文化・企業施設が特別に夜間開放されるほか地域文化を学ぶ動画コンテンツが配信されます。2003年にスタートし約20年間で参加団体は延べ2,000団体、来場者数は延べ46万人を超えるまでに成長したとか。今年の「カルチャーナイト2023」のプログラム数は220以上です!!

本日は初の「カルチャーナイト2023」です。毎年夏に開催され札幌市内全域の公共・文化施設や企業施設が一日だけ特別に夜間開放されるなど各種のイベントが実施されるとか。妻が情報を入手し始めて存在を知りました。ネット検索すると興味深いプログラムが多いのですが「カルチャーナイト」というネーミング通り夕方以降の17時~20時くらいに集まっています。しかも貧乏性なので日頃有料の施設が無料開放されると行って見たくなる性分です。そんなことで「豊平館」→「時計台」→「知事公館」と周ってきました。移動ルート上にあった「北海道銀行本店」や「JR札幌駅/JRタワー」のプログラムも観たかったのですが時間の関係で断念しました。本日はそんな夕刻散策模様です。
「カルチャーナイト2023」のポスター。
カルチャーナイトはみんなで創る「まちの文化祭」です
2003年に札幌でスタートしたカルチャーナイトは、市民と企業と行政などがみんなで創る「まちの文化祭」です。
毎年夏、札幌市内全域の公共・文化施設、企業施設を一日だけ特別に夜間開放するほか、地域文化を楽しく学べる動画コンテンツを配信します。
開始当初の20年前は、公共・文化施設の一斉夜間開放という取り組みは他に例がなく、この種の地域文化イベントに日本で初めて取り組んだのが札幌のカルチャーナイトでした。
第1回のカルチャーナイトは、札幌中心部の約20カ所の施設開放から始まりましたが、約20年間で、参加団体は延べ2,000団体、来場者数は延べ46万人を超えるまでに成長しています。
産学官民が手をつなぎ、地域ぐるみで開催するカルチャーナイトの趣旨に共感し、まちづくりの一環として取り組む地域が増え、札幌だけでなく北海道内各地に取り組みの輪が広がっています。

【豊平館/中島公園】
まずは「豊平館/中島公園」です。「豊平館」(通常の入館料は大人税込み300円)の無料開放は17時からです。建物のライトアップもあるというので併せて見たかったのですが日没は19時頃。後のルートにも係わるので17時30頃に現場到着。
折角の機会なので「菖蒲池」周辺を周ります。この季節に「中島公園」に来た記憶がなく気が付かなったのですが池周辺は《アジサイ》がたくさん咲いています。

見事な《アジサイ》と池周辺の風景です。来年はこれだけを見に来ても良いかと思いました。

「豊平館」に到着。

「夜間無料開放」の表示が出ています。
「豊平館」1階ロビー。豪華なシャンデリアが目を惹きます。

その奥では何やら写真撮影会が行われていました。「カルチャーナイト」関連イベントでは無いと思うのですが立派な文化財活用です。
写真撮影会の脇を失礼して2階にあがります。
2階大広間。「豊平館」では最も大きな部屋で1881年(明治14年)の明治天皇行幸の際は謁見所(えっけんじょ)として使われたそうです。
建設当時のシャンデリアと三条実美公(さんじょう さねとみ 正一位大勲位公爵・元内閣総理大臣)による「豊平館」の揮毫。
天井中心飾の「コテ絵」も二つありモチーフは「紅葉」と「大菊」。こちらは「大菊」。漆喰で表現する「コテ絵」も同時代の建物で見られますが今回改めて確認したのは「豊平館」が最も見事でした。
2階~1階の各室も鑑賞しました。いずれも立派ですが今回は写真は割愛。1階では無声映画の特別上映が行われていました。
夕刻の「豊平館」。まだまだライトアップ効果には時間がありそうでしたが次の目的地へ。


地下鉄南北線で「中島公園駅」から「大通駅」へ戻り「大通公園」を経て「札幌市時計台」へ向かいます。

【札幌市時計台】
「札幌市時計台」は観光客で人気です。

館内展示へ。通常の入館料(大人200円)が無料です。写真はこの時代共通デザインの塔頂飾り。

北海道開拓使の象徴の「赤い星」。建物には17カ所設置されています。

時計台2階の農学校時代を再現したホール。壇上ではクラーク博士と並んでベンチで写真を撮ることができる人気スポットです。

「札幌市時計台」を退出する頃には陽も落ちてきて少しライトアップ効果が感じられました。
「北1条通(表参道)」を渡り地下鉄「大通駅」へ。「知事公館」のある東西線「西18丁目駅」へ向かいます。

【北海道知事公館】
「北海道知事公館」入口。同館は通常も入場料無料なのですが期間中は「カルチャーナイト実行委員会」企画の各種イベントが実施されており本日の散策最後の場所に選びました。
【[公募企画]森の時間SNOW HOKKAIDO竹あかり/「知事公館を1000本の竹あかりで優しく灯します」】(17:00~20:00)。
「北海道知事公館」の庭園などの屋外が竹あかりの柔らかい灯りで飾られていました。通常は見られない良い光景で本日のヒットです。
屋内2階で開催されていた【[公募企画]間 瞬(はざま しゅん)「朗読 怪談・耳なし芳一のはなし」】(時間:19:30~20:05)。
1階応接室の【[公募企画]ぷろぐれっしょん「北加伊道(ほっかいどう)カルタを楽しもう」】(時間:18:00~20:00)。北海道の歴史や自然、人々の生活などをまとめたカルタを子供たちが楽しんでいます。
そして【[公募企画]北翔大学教育学科音楽コース「心をつつむ 愛と音楽の夜」】(時間:19:55~20:30)。声楽専攻生の皆さんによる熱気あふれるオペラでした。
以上、1年に1日だけのしかも夕刻のみのイベント「カルチャーナイト2023」でした。有難い貴重な経験でした。来年も移動を考えて別ルートとイベントも楽しみたいと思います。ありがとうございました。

「豊平館」
住所;札幌市中央区中島公園1-20
営業時間;9時〜17時(入場は16時30分まで)
定休日;毎月第二火曜日(火曜日が祝休日の場合は直後の平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
料金;個人300円 団体(20人以上)270円 中学生以下無料
電話;011-211-1951

「札幌市時計台」
札幌市中央区北1条西2丁目
営業時間 8時45分~17時10分 ※入館は17時まで
定休日 1月1日〜3日
料金 大人200円、高校生以下は無料
電話011-231-0838
http://sapporoshi-tokeidai.jp/

「北海道知事公館」
札幌市中央区北1条西16丁目 011-611-4221
営業 公館 9時~17時 
   ※公務等の都合により見学できない場合あり。
   庭園 8時45分〜17時30分(時期により異なる)
休日 公館 土曜・日曜・祝日・年末年始
   庭園 12月1日〜4月28日
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tsh/koukan/gkoukan.htm

「カルチャーナイト実行委員会」事務局
札幌市中央区北4条西7丁目5番地 緑苑第2ビル707号室
TEL&FAX:011-797-8145
MAIL:office@culture-night.com
(2023.7.21訪問)

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