お兄ちゃん日記

2017年9月14日、今日からこのブログでやってみることにします。

ポイント制は消費者を錯覚させる手法

2022-01-06 04:25:51 | 日記

ポイント制は消費者を錯覚させる手法

 

チェーン店でよく採用されているのが「ポイント制」で、商品を購入するごとにポイントが貯まり、ポイント

に応じて商品と交換できる仕組みである。

例えば、10,000円の商品を買い10%の1,000ポイント(1,000円分)つまり1,000円貰ったのと同じことである。

そのポイントを使って1,000円の商品と交換すれば、無料で商品を手に入れられ「得をした」と思う。

しかし、ポイント制は、店側にお金を預けている状態にすぎない。

つまり、10,000円の商品を購入し、そのうち1,000円を預けている状態です。

1,000ポイントが発生するとは、1,000円分の債券を手に入れたと思えば解かりやすいだろう。

店側は少し高めに価格を設定するが、消費者は少し高いと思うがポイント制度があるため、むしろ得をする感

覚のほうが強くなる。

少しだけ高めに商品を購入させて、店側にお金を預けさせ、ポイントという債券を消費者に発行し、預けてい

る金額を商品として還元しているだけである。

結論から言うと、消費者は何も得をしてないことになる。

更に言うと、忘れてならないのは、お金を店に預けている間は増えることはない。

銀行なら利子がつき、預けている間少ないながらもお金が増える。

この手法で最も店側が期待してるのは「消費者の囲い込みができる」ということである。

店のポイントカードは、その系列のお店でしか使えないので、他のお店で買うような浮気はしなくなる。

つまり、この手法は消費者にポイントを貯めたいという購入意欲を高め、系列店でたくさん商品を購入させる

「囲い込み」が店側の戦略である。

消費者心理を突いた手法だが、考えてみると世の中でお客に無料でお金をあげるようなうまい話などある訳が

ないと最初から思うことである。


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