
昨日病院の待合室で順番を待ちながら
義母から借りた本を読んでいました
『猫のあしあと』 町田 康
だいぶ混んでいるから読み終わっちゃいそうだな~
と思いつつ読み進めるうちに嫌な予感のする文章が・・・
「私はこの日々がこれからも続くものと思っていた。」
こういうのが出てくると本を閉じたい衝動にかられます(>_<)
そしてその嫌な予感通り
町田さんちの猫さん「ゲンゾー」が突然具合が悪くなり
為す術もなく虹の橋へ行ってしまうんです
あぁもぉどうしよう・・もうすぐ呼ばれるのに・・・と思ったら呼ばれてしまい
必死で涙をこらえ上ずった声で返事をして治療室へ
でも考えようによっては病院だったから何とか耐えられたけど
これが家だったら号泣して目が腫れまくっていたと思うので
まぁよかったといえばよかったのかも?
というか
こんな結末だと知っていたらこの本読まなかったのにな~
へたれな私は動物ものの本や映画は
意図的に避けることが多いんです(・・;)
でもこの本は旦那さんの実家で手に取ったとき
町田さんの飄々とした文章につられてしまいつい・・・
つらいつらい最後で終わる本だったけれど
あとがきにとても大切なことが書いてありました
「犬や猫やその他の動物を飼うのが流行のようになっている。
動物によって癒される、という人が多い。
それは確かにそうなのかも知れないが、彼らの命を預かるからには、
弱くて小さな生き物からなにかを得ようとする前に、
我々よりはるかに寿命が短い彼らが、
幸福で健康な生涯をまっとうするために我々がなにをできるかを
まず考えるべきであると思う。」
預かった命が幸福で健康な生涯をまっとうするために何ができるか
まさに私が日々思っていることですし
動物さん達と暮らしていてこのブログを読んで下さっている方達は皆
きっと同じ思いでいることと思います

ブログを長く続けていると
そのおかげでお知り合いになれた猫さんも沢山いて
でも残念なことに長く続けている分
猫さんたちの訃報にも沢山接してきました
今年はなんだか特に立て続けな感じで
今朝もテトちゃんが旅立った記事を拝見しました
カリントとよく似たキジトラのテトちゃんはまだ10歳
早過ぎるお別れにテトママさんの気持ちは如何ばかりかと
胸が詰まってなりません・・・
最近は猫さんの寿命が延びたとはいえ
まだ若くして旅立つことになってしまった猫さんたちも
ブログを通していっぱい知っています
何歳だから大丈夫ということはないんです
普段元気だから大丈夫ということもないんです
いつどんなことがあるかわからないんです
それが命というものなんです
そのことを決して忘れないように
一日一日幸せを感じながら共に暮らしてくれるよう
出来る限りの努力をする
それが命を預かる者の使命なんです
そしてその懸命な努力の甲斐なく
早過ぎる別れを迎えてしまった人たちのためにも
いま自分が預かっている命に対して使命を果たすこと
そのためには親ヴァッカーになるもよし!
ですよね(^_-)-☆