3月 3日(日) 曇り/雨
今日は『ひな祭り』でした・・・。
娘から、『桜餅は買ってかえるから・・』とメールが入り、一瞬、何を言っているのか?意味が分からなかった・・。
そうでした、今日はひな祭りでした・・。
ひな祭りを感じる余裕も無いなんて、私って、悲しい人生だわ(^_^;)(._.)。
そんな日に私・・、
今日は又、お風呂場にタブレットを持ち込み、ビデオを視聴してしまいました・・。
それも、2003年公開の『戦場のピアニスト“The Pianist”』というユダヤ人迫害の重い映画を・・。
ユダヤ教から生まれたキリスト教が、1000年以上にわたってユダヤ人を迫害し続け、それはヒトラーによって頂点に達したのですが・・。
その題材の映画は、重い映画ですが、結構、多いですよねー。
この映画は、1939年、ナチスがポーランドに侵攻し・・。
迫害されるユダヤ人を生々しく描いています。
衝撃的な惨虐行為の数々を、平然とやってしまうような魔者を創り出す戦争の怖さ。
ユダヤ人だという理由だけで虫ケラのように扱われ、無惨にも殺される事は、本当にやりきれない思いです。
私は、ピアノが好きなので・・、そしてそれもショパンの曲が好きなので、ピアノの演奏も良かったです。
ストーリーの中で、儚げに「ノクターン20番」で始まりましたが、ショパンらしい哀愁あるメロディです。
最後は、雄壮に「華麗なる大ポロネーズ」で終わります。
エンディングロールでの5分間ほど、弾かれた、「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」。
舞台に帰って来たシュピルマンが、この華やかな曲をどこか哀しげに弾き、そして拍手喝采を浴びて映画の幕も閉じる…。
感動的なシーンでした。
彼の表情に、この映画のテーマが集約されているような気がします。
クライマックスで弾く曲は「バラード1番」。
潜伏生活をドイツの将校に発見され、自分がピアニストであることを名乗ると、「何か弾いてみろ」と言われて弾くあのシーンです。
およそ2年ぶりの生のピアノを痩せ細った指で息も絶え絶えに弾く…あのシーンのあの曲。
この1番が流れたとき、涙が止まらなかったですよー・・・。
激しく、優しい名曲です・・・。
『シンドラーのリスト』と共に、重い映画です・・。
目を覆いたくなる箇所はいくつかありましたが、あれから16年・・・、又、観て、今回も感動した作品です。