明石大橋の見える丘に住んでいます

出来事を写真入りでお伝えできれば幸せです。

急坂でのスクーター型バイクのターン

2017-09-16 22:18:30 | 日記


昨日のことです。

遭遇してしまったのです。
家内と二人で 愛車のビッツに載って久しぶりに買い物に出かけて我が家の車庫から車を出して・・・
最初の角をミラーを見乍ら右折 すぐの突き当りになるので又ミラーを見乍ら 右折

どちらも一旦停止をしてのことですが シルバーマークの私はもっと用心します。

二つ目のカーブを曲がれば 急な下り勾配の坂道が50Mほど続きます。
そう明石海峡大橋が見える我が家は そんな高台にあるのです。

右折し終わって 3カ月前に取り付けた方向指示器の点滅等が消え切らない・・・
そんな時に前方の道路の真ん中に黒いものを 目にしたのです。

バイク?
動くヘルメットがその下に見えます。
どうやら 誰かがバイクの下敷きになっているようです。
体を必死に起して 手を挙げます。
同時に 被っていたヘルメットが その坂道を転がり落ちていきます。

その時には 車を止めてサイドブレーキを引いて チェンジをパーキングに戻したことを確認して車を降りました。
家内は 車が止まると同時に そのバイクのもとに駆け寄っています。


坂道の下ったほうに向かってバイクは道路を横切るように転倒しています。
スクーター型のバイクの 運転手の足置き台の裏側がこちらから見えます。
その黒い足置き台のこちら側に運動ぐつぃを履いた足が見えます。
バイクの重さがその足首に掛かって居ることが一見して判ります。


悲鳴に近い 「助けてください」 が 聞こえます。


バイクを取りあえず持ちあげれば、その足首は解放されると とっさに判断して、家内と二人でバイクの後部を持ち上げて、・・・バイクの重圧から解放してあげました。
至極簡単な作業ではありました。



しかし・・・



転倒していたバイクの後部荷台を持ちあげるということは、
バイクの重さが足首からタイヤに移動するわけです。



エンジンのかかったままのバイクの車輪が地につくと同時に 自らの重さで坂道を下ろうとします。

足首を解放された その女性はバイクが動きだすのをとっさに感じたのか、自分の意思で手を伸ばして右側のハンドルを・・・ そのブレーキに手を掛けて バイクの動きを止めようと・・


しかし 体は精一杯手を伸ばしてブレーキまで手が届いたものの、私らが支え切れずにそのバイクが少し動くと・・・


彼女が触ったのはなんとハンドルのアクセルです。

ほんのちょっと触ったことを私は目にしました。



瞬間にバイクは息を吹き返したように・・・ 走りだします。


もうどうにも止められません。
支えていた私達の手から、当然のように車体は離れます。
どうなってそのバイクが又転倒して坂道を滑ったかはもう記憶にありません。


幸いにも勢い付いてタイヤで移動したために、その女性の足首を踏むこともなくバイクは離れ去ったことには違いありません。

199に携帯から電話をして、110番にも救急本部からは要請があり また改めて電話して・・・。

その女性の転がったヘルメットを取りに行き、反対側にこけたバイクを 起こして坂道の端っこに止めて・・・

救急車が来るのを待ちました。


「ありがとうございました」
泣きながら 家内に声をかけて居ます。

しっかり家内の名前も聞いています。



何故転倒したか?

どうやら 我が家のすぐ裏側の家の訪問看護に来ていたようです。
仕事を終えて、上り坂に止めていたバイク型スクーターに乗り その坂道で直ぐさま「Uターン」しようとハンドルを切った途端にバランスを失って・・・


右側 すなわち坂道の下手に転倒するものだから・・・
普段ならつま先ででも支えられたそれは・・・ 
足が地に届く場での距離が遠くなる事に加えて・・・
バイクの傾斜した重さがその足で保たれなくなった・・・

ましてやそのまま バイクが容赦なく足の上に押しかぶってきた・・・。

急こう配の上り坂でのUターンの怖さを知らなかった。


ただ それだけだったのかも・・・。



ただ、
後部荷台を両手で支え握りしめていたバイクが急に走り出したので・・ 

そのまま 私自身が引きずられた状態になって・・・

2-3歩いやそれ以上 バイクと一緒に走ったのかもしれない。



切迫した状態で 人が助けを求めていると わが身の状態も忘れるようです。



手術して1年余りの左足首の人工関節がその後、違和感を感じだした。

今日もまだ 少しであるが 足首が痛く シップをしている。



その上 右肩にも少しではあるが痛みを感じる。



歳だな・・・