浪漫は此処に…

携帯機ネタで少し触れましたが、結局。
「ソナーニルＲｅ」専用にＰＳＰブロッサム・ピンク買いましたよ！
現在急ピッチでＰＳＰ痛デコシートとポーチを作ってますが、間に合うか？
せめて痛デコシートだけでも……
（絵師様の大変素晴らしい「福袋」は入手できましたが、勿体無くて……）
「箱丸」購入の方はもう少し掛かりそうですや。

キャラクターやカプについて、萌的な部分語ってもいい、よね？
「スチームパンクシリーズ」自体がノマカプ萌えの宝庫でございましたが。
今回の「紫影のソナーニル」はそのテーマ故に、
乙女萌え度数が非常に高い作品となっております。
しかも個人的に好みなタイプのキャラにＣＰが来ましたよ～
先ずはお気に入りのイラストから――

　　……紅蓮。自分のブログにこの画を貼るのが憧れだったんだｗ
　　漸く。念願叶いましたよ！！

正直「この画に萌えれたら、やって損はない。」と言わしめる一枚。
元ゲーＰＣ版の販促画だけど至極的確。
（何故かＰＣ版はアマゾン他、商品絵がこの絵になってる所が多いｗ
　なんで？　パケ絵も素敵なのに…　けれど、何か判る気も……）
それにしてもこの画で大体説明付く所が凄い。本当反則。ホイホイ過ぎる。
絵師さんコメで「これで男子は萌えられるのか？」と疑問だったらしいですが、
寧ろオナゴホイホイ。
（あちらにも「騎士物」のジャンル（需要）はあるが、どうも微妙なのが多いらしいとか…
　※補足：＋学園＋現代物でしたな。　倍率ドン化してしまうｗ
　逆に姫が騎士なのは鉄板の模様。）

もう。地下パートの主人公リリィ・ザ・ストレンジャーが可愛いすぎる！　件。
彼女の背負う物、得たもの、成ったもの全てが愛おしい。
好みだけでいいますと、シリーズで殿堂入った位。
根は素直で善良されど、無為に勝ち気で意地っ張りなボーイッシュ少女。
割に大人し目なのですが、一つ一つのリアクションが破壊力満点の可愛らしさを誇ります。
無論欠点も未熟さもありますが、それを踏まえて成長の余地がある所。
また、自分の意思でちゃんと考えようとする姿勢は保ってるのが好感的です。
意地っ張りでもお莫迦正直者なテキスト、繊細な表情と仕草の愛らしいビジュアル、
中の方の声質・熱演と三位一体相まって、児童文学の世界から抜け出てきたような女の子。
何回か書いたけど。もうこの「毛を逆立てた野良仔猫っぷりが堪らなく可愛い。」のです。
ちょっと男の子ぽさもある猫系女子。ってのは本当にツボなキャラ属性過ぎて！

そんなリリィさんのツンっぷりを一身に受け止めるＡさんも只者じゃないｗ
役目は車掌ですが、彼の騎士にして従僕な献身っぷりには、大変乙女心を擽られるのと
同時に、思わず「ひでぇｗ」（あくまで、ひどいｗではない。）と口にしてしまう様な言動を、
至極自然に大真面目にやってのけてくれるので面白い狡いですね。
（彼の彼たる部分には大変切なくもさせられますし。）
女性と男性では大分評価が違う所もありますな。いや、男女関係なく同意されてたのも
ありましたがｗ
ＣＳ版では一章から追加イベントもあるようですし、ＡさんのＡさんぷりｗが
どの様に表現されているのか楽しみでなりません。

勝ち気で意地っ張りのリリィさんと無感動系唐変木のＡさんとのやりとりが、
兎に角にやにやしてしまいます。
（ツッコミ不在の時もあるので、日常の会話がどうしてもコント化していくｗ）
主にシリアス時に発揮される、少女主と青年従者な関係性も非常に美味しいですし。
粛々と進む地上パートに対し「こんなに萌えてていいんだろうか？」と心配に思う位、
ニヤかして笑かしてくれます。

更に伏兵なのが、過去パートのエリシアちゃんの甘酸っぱさとほろ苦さ。
そしてあの人の碩学紳士っぷり！　正に砂糖菓子の弾丸連射状態。
それ故に、地上パートの現エリシアさんとのギャップには、思いを馳せずにはいられません。
囁くような声音がもうね……
エリシアさんは例え打ちひしがれてもあの根性になった所が大変素晴らしいと思います。
そんな彼女の心境の変化も見所です。
（ジョンが本当に萌であり救いであります。　一輌だけの地下鉄も可愛いくて萌えるとか、
　　無機物萌えまでも揃えてありますよ！）
――特に主役達はそれなりの年齢差（＋身長体格差）を感じさせるので、
青年少女ＣＰ好きには堪らない関係となってます。
（旅人と車掌／女王と騎士。家庭教師と教え子／先輩後輩）

そしてまた、様々に込み入った事情を抱えたゲストキャラ・サブカプ達の想いの示し方……
想うことは決して幸せだけとは限りません。それ故の痛みも抱え、真摯であるが故に軋み……切々と心に残ります。
皆誰もが、挫折感や悲しみと静かに対峙し、想いを抱きながら、
自身の願いや答えを見付けていく物語でもあるのです。
この紫色の空の下。みんな、いきて、いる。冷たい鉄の中にも、影の中にも、
その温かみが感じられるのです。

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　　＊★＊ねこねこ言ってますが、この作品。
　　ヒロインの性格自体が猫っぽい上に衣装有りで、（リリィさんの元ネタってほらさ……）
　　本職の猫娘さんも多いですしｗ　猫派は萌え上がれば良いと思います。

　　＊★＊特にリリィさんのビジュアル・設定的に「キノの旅」と「空の境界」が彷彿します。
　　（型月と嘘屋も交流ありますしなｗ　「ＰＣ版ソナーニル」が載ってた当時のＰＣゲーム雑誌に、
　　「魔法使いの夜」特集記事有ったことを思えば、如何とも……）

　　＊★＊別館か何処かでも書いた気がするんですが……
　　鋼屋ジン氏の「デモンベインシリーズ」知ってたり、経験在る方は、内容が理解し易いかも。
　　特に「機神飛翔」を知ってると納得できるかと。
　　――互いにリスペクト及びインスパイアされたゲームを作ってたりしてますからね。
　　第六弾の「黄雷のガクトゥーン　アンソロノベル」に参加されてて、
　　紫影を背景としたオリキャラ作ってましたり。
　　現在連載中の「ダイン・フリークス」でも時計人間の台詞使われてたり、
　　上記のオリキャラ（悪堕ちｖｅｒ）が登場。

　　＊★＊――この辺り……自ジャンル系住民向けアナウンスなんですがｗ
　　少女小説や漫画の。
　　「感情過多×無感情系姫騎士系」しかもお転婆系とか
　　好きな方には堪らない話だと思います。
　　紅蓮的には「シェリフスターズ」（軽小説）彷彿いたしました。ＭＳ・ＳＳが全員いる感じ。
　　お気楽そうでシビアなネタ入ってる所とか色々ね。
　　古いけど、コバルトの「コラフェリ」や「ヴィシュバノール」とか好きだった方は十分いけるかとｗ
　　「伯妖」後期の従者と二代目侍女とか……（何方か「レイヴン」っておっしゃってたな。）
　　ガウリナ派的には
　　体格差と待機位置の絶妙な距離感。いい雰囲気だと思った所での外し方具合とかｗ

　　＊★＊ふと桜井式文体で思い出したのが、昔のコバルト文庫。
　　水杜明珠さんの「ヴィシュバノール変異譚」シリーズ（１４冊）
　　正直。２０代半ば以上の人しか解らない例えかもしれない。
　　（一巻目の初版が２０年以上前なんだが……ｗ無論絶版。）
　　「童話的ファンタジー世界の職人カントリー・ライフ」に見せて、
　　実は物凄くシュールでダークな面を有した、不思議だらけの話。
　　入選したデヴュー版からもうこの雰囲気で謎だらけ。
　　ただ、謎解きが始まる前に唐突に終わって、それっきり……。
　　作者さんの消息も知れず、「あの人は今」的に話題に登ることがあった。
　　（一応完結はしています。）
　　詩的で反復。絵本的演出とか、タイポグラフィーの駆使。レトロティックな造語感。
　　「言霊使い」……と云う文章の構築が似てる気がするというか。
　　青年紳士と純真少女と言う組み合わせや、少女趣味の詰め込み具合に、
　　バイク等の機械ネタ含ませ要素とかね。
　　最後に「提示された世界設定」も彷彿させると思い出されました。
　　本当にこの方の文章と語感と世界観が好きで堪らなかったから。
　　（インガノックの頃から何となく彷彿はしていたんだけど……
　　　翻訳物の雰囲気があるからかな？
　　　この語感を文学的・アダルティックにすると希氏のレイル系になるのでは？と。）