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トリドリの日記

郵便屋さん

2020-02-11 10:19:00 | 日常
昨日、日帰り温泉から戻ると郵便局の不在連絡票が入っていました。
夜中に大雪になるとの予想があり、翌日は大変だろうから、まだ明るいし夕方には来るだろうと、時間は設定しない当日の再配達をお願いしました。

しかし、来られたのは配達時間ギリギリ。なんならちょい過ぎてた。ひゃー、忙しいところごめんなさい、寒いところご苦労様ですと言おうとしたら、郵便屋さんの真っ赤な手が凍えてガクガク震えている。

そして、土下座か?!と思うぐらい身体を縮こめ、焦った声で「すいません。大切な郵便をめちゃくちゃにしてしまいました。大丈夫でしょうか。」
受け取った郵便物は濡れて破れ、中身が出ている状態。あー、転んだなと思いました。

中身はクレジットカードで、折れてもいないし、どうせあまり使わない父のだし(笑)、全然大丈夫です、かえって再配達を依頼して申し訳ないですと、こちらも謝ったが、向こうは「ほんとにほんとにすいません、カードがおかしくなっていたら言ってください、弁償します」と、何度も何度もガクガク震える手と声で謝る。
思わず握って温めてあげようと思ったぐらいだ。
可哀想になるぐらいおぼつかない手でバーコードを読み取ってお帰りくださった。

今朝、予報に反して大した降らなかった玄関の除雪をしたら、メガネが出てきた。
ああ、時間ギリギリで焦って転んでメガネを吹っ飛ばし、郵便物はめちゃくちゃだし、大変だったんだろうな。手が凍えていたのはメガネを探したせいもあるんだね。

駄目だとわかっているけど、丁寧にメガネを包んで、小さなメモと共に朝一番の集配に間に合うよう、ポストに入れた。
どうか新しいメガネを買いに行く前に届きますように。
また元気に郵便屋さんをやってくれますように。