へんねし日記

非きさんじ系男子のあたん

信じるか信じないかはあなた次第5

2023-05-03 14:11:18 | 日記

地元の公立中学校に進学した時のこと

隣の席になったのはA子

見るからに内気で大人しそう

小学校から一緒だった同級生が発端と思われるがイジメ

が始まった

殴る蹴るなどの暴力ではなく言葉の暴力

僕と同じく別の小学校から上がって来た生徒も便乗する

ようになり個人対多数の状況

教師は見て見ぬふり

僕は僕で集団が苦手で人見知りが相まってクラスになじ

めていなかった

クラスでトラブルが起こり担任と生徒で話し合いが持た

れれたことがあった

トラブルが起きたこと自体知らない僕は意味不明な会話

を延々聞かせられる苦痛な時間

というぐらい馴染めていなかった

キッカケは国語か社会科の教科書を忘れたこと

忘れた生徒は隣の生徒と机をくっつけて見せてもらうの

がルール

教師に申告し教科書を見せてもらうことに

女子への免疫が全くない僕は顔を真っ赤にして俯いてい

状業の内容なんか一切入ってこない

覚えているのはスカートから伸びる彼女の足がキレイだ

ったことだけ

リビドー(性的衝動)がキッカケとはいえ彼女を守りた

いと思うようになった

教室では針の筵(むしろ)

勉強に集中出来るわけがない

チラっと見えるテストの点数は散々たるもの

クラスメイトに見つかったら何を言われるか分からない

から見つからない場所で彼女に声をかけた

中学校から勉強についていけなくなった

1人で勉強しているけどはかどらない

良かったら一緒に勉強してもらえませんかと

返答に窮するA子を拝み倒し了承を得た

それから放課後は図書室で2人の勉強会をすることに

涼宮ハルヒの憂鬱の文芸部のような部活はなく誰も寄りつ

かないとこだったので好都合

当たり前と言えば当たり前ですが勉強とは関係のない話も

するようになりました

才色兼備の姉がいて両親に比較をされる

家にも学校にも居場所がない

という悩みまで話してくれた

授業中にみんなの前で兄貴の担任だった教科担当の教師が

僕に向かって

兄貴は出来が良かったのにお前は何だ!と罵ってくれたお

陰でしょう

この時だけは教師に感謝した

ある日のこと

夕立ちが降り出した

中々や止まず止んだ時にはすっかり日が暮れていた

女子中高生にティンティンを見せる変態もそうですが~

人目がある日中ならまだしも人目につかない日没後にクラ

スメイトに出くわしたら何をされるか分からない

彼女を家まで送っていくことに

家を見て驚いた

彼女は良家のお嬢さん

淡い恋心は打ち砕かれた

白馬に乗った王子様にも騎士(ナイト)にもなれないと悟

った僕は盾になろうと心に決めた

それからも何も変わらず勉強会は続く

時が経ち最終学年になった時のこと

勉強を始めようとしたら彼女が言い出した

優しくしてくれるのは私が可哀想だから?

私のこと嫌いですか?

彼女の目には涙

彼女を守っているつもりが傷つけていたことに気づかされ

正直にすべて話した

僕の家は貧乏長屋

小遣いもない

君とデートしたくても出来ない

それに良家の人から今まで嫌な思いをさせられている

僕と君との仲が君の親にバレたら大変なことになる

僕は慣れているから平気やけど君が深く傷つくのは耐えら

れないと

それでも納得しない彼女を説き伏せるために妥協案を提案

した

高校に進学してアルバイトが出来るようになったらデート

をしようと

高校は別々の学校に進学

僕の学校はアルバイト禁止だったので見つからないバック

ヤードでのバイトをすることに

親のお仕着せではない服や靴を買うこところから始めた

お互い何をしていいのか分からない手探り状態のデート

相手の親に悟られない曜日と時間という制約

それでも楽しかった

手をつなぐようになりチューを経ておっかなびっくりの初

合体

本を買って色々試してみたが僕の顔が見られるからという

彼女の要望によりオーソドックスなスタイルに落ち着く

僕は僕で彼女を侮蔑する行為だと思っていたので手や口で

してもらうことはなかった

他人からしたら面白味に欠けるだろうが僕たちは楽しかっ

幕切れはあっけなかった

待ち合わせ場所に行くと車から一人の中年女性が降り僕の

方に向かってやってきた

僕の家庭環境や家族のことを散々なじった挙句金切り声で

「ウチの娘とは二度と会わないで!」と言い残し去ってい

った

彼女に会おうと学校に行ったが会えなかった

僕と会わさないように母親が車で送迎するようになったの

だろう

ネットもケータイもない時代

連絡を取る手立てがない

これ以降彼女に会うことはなかった

街の片隅で片寄せ合う2人の恋物語は終わりました

でしたが後日談があります

僕が大学生の時のこと

とある場所で彼女の母親と遭遇した

知らん顔して行き過ぎようとしたが向こうからこちらへやっ

てきた

僕に釘を刺しに来たのだ

今風に言えばマウントを取りに来た

高校生の時と違い言われっ放しではない

母親に向かってとある作品のセリフを投げつけた

見下していた人間に言われた怒りと恐怖で固まった母親を横

目に立ち去りました

 

 

こういう思い出が欲しかったな~という願望を書いてみまし

一応書いておきますとA子は実在します

クラスでの出来事も事実です

だから僕は同窓会に出ない