布の選定の基準となるのは耐圧強度と思います。糸の持
つ強度の表現にg/デニールというのがある。デニールとい
うのは9000mの長さの糸の重量で、他の単位への換算は
1kgf/mm2=0.11/繊維の比重(g/デニール)。
または1g/デニール=9.00x繊維の比重(kgf/mm2)
耐圧強度の推定として、布の強度特性としてB(kgf/cm)
という記号を用い、破裂圧力をP(kgf/mm2)、受圧面の
直径をd(cm)とすると
PXd=B
が成り立つ。
Bの布の強度特性の計算方法があるが複雑なので便宜
的に3cm幅の引張強度で推定することが出来る。
B=(3cm間の糸の打ち込み本数)x
(デニール数)x7.2x102
B=120(kgf/cm)の布は直径5cmの受圧面の場合その
破裂圧力はおよそ24(kgf/cm2)と推定され、直径2.5cm
の時には同じく48(kgf/cm2)と推定される。
実際の耐圧を必要とする部分はセンタープレートと
フランジの間の可動部分となるので、半径を考えて
プレートとフランジの間をℓ(cm)、布の引っ張り強度T
(kgf/cm2とすると破裂圧力Pは
P=2T/ℓ
と考えられる。
これはベロフラムの溝部の強度計算と同じである。
布のブライアップは実験的には加成性はない。つまり
破裂圧力を倍にしようと同じ布を2プライにしても2倍と
はならない。
この理由は明らかではないが理論値と実験値の間には
ダイヤフラムの変形による受圧面積の変化が補正されな
いからではないかと思います。
布の選定にはこの他に熱の影響を考慮しなくてはなら
ない。
また、接着剤などの繊維束への侵入による糸の硬化は
布の屈曲性能を著しく低下させる。
布とゴムとの接着は布の表面層のみ強固に接着している
ことが好ましい。
つ強度の表現にg/デニールというのがある。デニールとい
うのは9000mの長さの糸の重量で、他の単位への換算は
1kgf/mm2=0.11/繊維の比重(g/デニール)。
または1g/デニール=9.00x繊維の比重(kgf/mm2)
耐圧強度の推定として、布の強度特性としてB(kgf/cm)
という記号を用い、破裂圧力をP(kgf/mm2)、受圧面の
直径をd(cm)とすると
PXd=B
が成り立つ。
Bの布の強度特性の計算方法があるが複雑なので便宜
的に3cm幅の引張強度で推定することが出来る。
B=(3cm間の糸の打ち込み本数)x
(デニール数)x7.2x102
B=120(kgf/cm)の布は直径5cmの受圧面の場合その
破裂圧力はおよそ24(kgf/cm2)と推定され、直径2.5cm
の時には同じく48(kgf/cm2)と推定される。
実際の耐圧を必要とする部分はセンタープレートと
フランジの間の可動部分となるので、半径を考えて
プレートとフランジの間をℓ(cm)、布の引っ張り強度T
(kgf/cm2とすると破裂圧力Pは
P=2T/ℓ
と考えられる。
これはベロフラムの溝部の強度計算と同じである。
布のブライアップは実験的には加成性はない。つまり
破裂圧力を倍にしようと同じ布を2プライにしても2倍と
はならない。
この理由は明らかではないが理論値と実験値の間には
ダイヤフラムの変形による受圧面積の変化が補正されな
いからではないかと思います。
布の選定にはこの他に熱の影響を考慮しなくてはなら
ない。
また、接着剤などの繊維束への侵入による糸の硬化は
布の屈曲性能を著しく低下させる。
布とゴムとの接着は布の表面層のみ強固に接着している
ことが好ましい。