ダイヤフラムの株式会社 永島パッキング製作所

ダイヤフラムについて、設計、制作の様々な情報を発信しております。

ダイヤフラムの材質 その4 フッ素ゴム

2011-09-05 09:18:52 | 日記
 ダイヤフラム材質のフッ素ゴムにつきまして、弊社
の取扱い方はどのグレードが良いか、また補強繊維の
選定で他のゴムとの大きな違いがあります。
 
 基本的にどのくらいの温度範囲で使われるかがまず
問題です。
フッ素ゴムと言うと高温下だけで考えがちですが、
実は低温時の影響も忘れてはなりません。低温下での
動的特性(屈曲特性)も重要なことがおおくあります。

 また、優秀な耐薬品性でも加硫方法で3種類あり、
アミン,ポリオール、パーオキサイド加硫と呼ばれ、
おのおの特徴があり、最適なものを選定しなくてはな
りません。
 また、加硫接着する時も、各最適接着剤があります。

 次に補強繊維ですが、耐熱利用な場合は当然耐熱繊
維を使用しなければなりませんが、最高性能の耐熱繊
維の強度が低いのが一番厄介な点で、強度と耐熱性の
どちらの優先順位を決めなくてはなりません。実際は
耐久試験を行って決定することになります。


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