みちのく列車
ここで一緒に 死ねたらいいと
世間から逃げた
ふたりは 愛の果てまで
離れたくない
そんな強い 気持ちがあった
危ない恋のお相手
旅にでようか
あああ みちのく列車…
岸壁に唸る 海ははかなく
ふたりの生命を
巻き込んで 見知らぬ世界
連れてゆくだろ
星が高くに 光り耀(かがや)く
ふたりの命が結んだ
愛の絆(きずな)
あああ みちのく列車…
みちのく列車
ここで一緒に 死ねたらいいと
世間から逃げた
ふたりは 愛の果てまで
離れたくない
そんな強い 気持ちがあった
危ない恋のお相手
旅にでようか
あああ みちのく列車…
岸壁に唸る 海ははかなく
ふたりの生命を
巻き込んで 見知らぬ世界
連れてゆくだろ
星が高くに 光り耀(かがや)く
ふたりの命が結んだ
愛の絆(きずな)
あああ みちのく列車…
雪舞い津軽
港に雪が降り なにもない
風が強く 船が揺れている
あなたに逢いたいけど
港に船が止まり 動かない
雪深く歩けない
あゝ雪舞い津軽…
写真胸に抱き 逢いたさが
込み上げて来て 切なさが募り
寂しいだけの夜に
目に涙を溜めて 陰で泣き
ひとりあなたを思う
あゝ雪舞い津軽…
窓から見える ボタン雪降る
風にヒュウルリ 雪舞い津軽
目に涙を溜めて 陰で泣き
ひとりあなたを思う
あゝ雪舞い津軽…
雨降り小夜曲
肩に冷たい 雨が降ると
あの夜を思いだす
傘を並べて
君は呟いたね
もう逢えないと
土砂降り 雨降り小夜曲…
港の灯り 外国船の
船泊をうつす
ひとり歩いては
昨日に返ってた
遠くの思いでに
蘇る 雨降り小夜曲…
港桟橋 面影残る
旅立ったあなたが
そこにいるようで
なみだを置いては
いつかの帰り待つ
宛もない 雨降り小夜曲…
港の別れ唄
行くのね 寂しい暮らし
明日から1人ね
影を追いかけ
未練に泣けと言うのね
最終船便で
港を出て行くのね
あゝ港の別れ唄…
背中を 見せないでいて
未練残るから
風に煽られ
デッキの姿見送る
月の夜の旅立ち
船の波が哀しくて
あゝ港の別れ唄…
酒を酌む 港の横丁
汽笛聞きながら
なみだのロック
喉が焼けるほど痛い
今頃どの船の上
気になるほどに
あゝ港の別れ唄…
東京帰り船
もう無理だから 耐えられない
影踏みの 愛の暮らしぶり
浮気癖に 泣かされて
寝ずに夜明けを 迎えて
寂しい女の人生よ
私帰ります 東京帰り船…
風がこの身を 殴りつけて
痛みつけ 海に投げ入れて
哀しみだけを 残してく
逃げる姿が 素早くて
追いつけない私がいるの
私帰ります 東京帰り船…
いつもこの身を 慰(なぐさ)めて
尽くしては 我が身を忘れて
あなたに着いて 来たけれど
陰の暮らしで 泣き女(おんな)
諦めて故郷戻ります
私帰ります 東京帰り船…