goo blog サービス終了のお知らせ 

あいの里チャペル教会員のブログ

札幌市北区の教会「あいの里チャペル」の教会員がチャペルの日々を綴ります。

みことばを学び、みことばに養われる ~ ディボーションの恵み

2020-04-26 23:58:41 | チャペルの日常
 前回のブログ更新から約3か月が経ちました。

 その間、コロナウイルス感染症が世界に激震をもたらし、私たちの日常生活を一変させました。

 緊急事態宣言の拡大を受けて、日本各地で礼拝の休止が相次いでいます。

 あいの里チャペルでも現在、礼拝と集会を休止しており、来月の再開の時期を検討しています。

 そのような中で、教会員を日々励ましているのが「ディボーション」です。

 チャペルでは伝統的に毎日のディボーションを奨励し、各人が聖書に親しみ、み言葉を読み、祈り、神様と交わりを持つことを大切にしてきました。 

 そして、このような状況に置かれるとは思いもしなかった2020年の初め、今年の教会標語は『みことばを学び、みことばに養われる』に決定し、

 今年は改めて一人ひとりが真摯にディボーションに取り組もうという目標が掲げられていたのでした。

  

 チャペルでは、帰納的聖書研究を用いて教会員が自分でも聖書を学ぶことができ、聖書箇所からメッセージを受け取ることができるように、

 幾つかの学びのテキストが作成され、用意されています。

 そして、それらを用いてどのように学ぶかについて、山口先生から指導を受け、多くの研修の時を持ってきました。

 ここでは、一例として、教会員に配布されているディボーション・ガイド「ディボーション・ノートの書き方」を紹介します。

 日々のディボーションでは、このガイドに従ってディボーション・ノートを書いていきます。

 テキストは、主に『日々のみことば』という聖書日課を用いています。

   ♪       ♪       ♪       ♪       ♪       ♪       ♪

 やり方としては、最初に「今日の聖書箇所」を読み「内容の要約」をした後で・・・

 ① その聖書箇所から「神様(御父、御子、御霊)はどのようなお方ですか?」ということについて、思い巡らします。

 発見したことを1行にまとめ、その中心聖句(聖書箇所)を書き留めます。

 そして、そこから自分が教えられたこと、発見したこと、示されたことがあれば、短くまとめます。

 これを「適用」といいます。

 注意点としては、聖句の説明・解釈ではなく、「その聖句を通して、神様について何を教えられたか、示されたか」を書くということです。

 「今後、自分がどのように神様に従っていくべきか」「与えられた恵みに、どのように応えていくべきか」等を書きます。

  

 次に② 「今日の聖書箇所から何を教えられましたか?」をSPACE方式で書いていきます。

 SPACEとは・・・

 S=示された罪(S)
 P=神の約束・慰め(P)
 A=避けるべき行動(A)
 C=従うべき命令(C)
 E=模範(E)

 以上、英単語の頭文字が由来になっています。

 このS・P・A・C・Eの5つから1つ、多くても2つを選び、

 「今日の私に、神様はこの箇所から何を教えようとされているのか」を黙想し、教えられたことを書きます。

 そして、それを「適用」します。

 「その内容が、なぜ自分に示されたのか。この箇所で神様は私に何を教えておられるのか。

  神様は私に何を願っておられるのか」を書きます。

 具体的な事柄について、継続すべきこと、変革すべきこと、悔い改めること、模範とすべきこと、示された命令等を書きます。

   

 そして最後に重要なのが「実践」です。

 適用の中から、祈りつつ絞り込みます。

 観念的・抽象的なものではなく「実際に・具体的に、自分が行うこと、取り組むこと」等を書きます。 

 教会の中で、兄弟姉妹の中で、家族の中で、地域の中で、取り組むことを書きます。

   *       *       *       *       *       *       *

 以上、ディボーションの方法についていろいろ書きましたが、最初から完璧にできる人はいないので、まずはやってみることが大切です!

 ポイントは、適用も実践も①②の教えられたことや聖句の流れに沿って書いていくことです。

 反省ノート、自己分析ノート、自己流解釈ノートにならないように注意します。

 チャペルでは山口先生が添削してくださるので、教会員たちはディボーション・ノートを続けていく中で少しずつ学んでいきます。

 でも、やっぱり聖書の内容で理解が難しいところがある・・・。

 実は、そんなディボーション生活に大きな助けとなるものがあります♪

  

 それが、上の写真の『BIBLE navi(バイブル・ナビ)』(いのちのことば社)。

 B5版サイズの大きさながら、厚さは6cmもあり、重い重い!

 それもそのはず、聖書の言葉に加えて注解や聖書地図、コラムなど、非常に充実した内容になっているのです。

 例えば「創世記」を開いてみると・・・

  

 創世記の舞台として、イスラエルやエジプト、イラン・イラク等が描かれた地図があり、「ベテル」や「バベル」など地名の説明があります。

 そして、創世記1章1節~について「天地創造の物語」として、聖書のみ言葉と共に要所要所で解説が加えられていきます。

 この『バイブル・ナビ』があると、聖書を理解するのにとても便利です。

 ただ、聖書プラス解説書ということで大きく重い本になるため、

 後に解説部分のみでよりコンパクトになった『ディボーショナル聖書注解』が出版され、教会員の多くはこちらを用いています。

 この聖書注解の他にも、教会員の中には幾つかの翻訳が異なる聖書を用いている方々、聖書辞典や注解書を用いている方々もいて、

 皆さん本当によく学んでおられます!

 注解書と共に、何よりも主なる神様の助けをいただきながら、「みことばを学び、みことばに養われて」前進していきたいと思います。

  

 先行きが見えない状況にあって、聖書の言葉が私たちに慰めと励まし、そして希望を与えてくれます。

 人知をはるかに超えた助けが与えられることもあります。

 そのことを、これまで多くの信仰者たちが経験してきました!

 これまでも、そしてこれからも永遠に変わらない「神のことば」に耳を傾けてみませんか?

  

  「あなたのみことばは 私の足のともしび 私の道の光です。」(聖書・詩篇)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 主の年2020年 | トップ | 「思い煩いの処方箋」 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。