合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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合気道とは⑪  鴻心館合気道

2020年04月19日 | 合気道
奉納演武2018合気道



合気道は、老若男女問わず誰にでもできる武道です。
もう少し補足して言えば
"老若男女問わずその道は護身術として"身に付けられる内容がある。

どうして年老いても
護身術として役に立てられる可能性が残されているのか?
というのが本日の内容です。

答は簡単で、
それは
若者と同じ土俵に立たない戦術路線だから。
つまり
筋力、パワーやスピードには頼らなくてもいいという戦術。
ということで
身体の"衰え"を補う別スイッチで動くことを学べるということ。

しかし、
100% 身体を鍛えなくてもいいのか?
体力は必要ないのか?
必要としたらどの程度なのか?

この問いへの答えは
⇒一般的な護身術であれば、年齢や個人の諸事情にあわせて鍛えることに越したことはない。
⇒体力はあれば、あったで良い。
となります。

術は、準備のひとつであるという事です。

受け身について
合気道の受け身は、無茶苦茶大事です。
合気道をやっていたら、つまり受け身をしっかりとやっていたら

イスに上って作業をしていて
「ドカーン」と
ひっくり返って床に激突しかけても
まずは
かすり傷程度、軽い打撲程度で済みます。

ひっくり返ったり
バランスを失って、床や道路に落下や
叩きつけられても
力を抜いて(猫のように)受け身を取る稽古をしているので
一般の方よりも怪我の率(%)はグンと下がります。

私は数年前に経験しましたが、
40センチの高さから、(玄関の上り口)から
両足を固定されてコンクリートにのまま激突しても
鼻も骨折しない(前受け身、三角受け身)ように受け身ができます。
もちろん前頭部、おでこも打ちませんでした。
もちろん全身打ち身はありましたので 
痛かったのはもちろんですが。

だから、通常であれば
骨折するような場合でも
合気道の受け身がキチンと
身についていれば
軽症で済むという事です。

何故かというと、
合気道の投げにその答えがあります。
合気道の投げは頭部を崩して落とします。
現代柔道試合のような下半身を崩して投げるという体系にはなっていないからです。

柔(昔の)の投げは、
頭や上半身を地面に叩きつけるような投げがありました。
もちろん柔道のような下半身を崩しての「大外刈り」もあり
混在しているような状況だったということです。

合気道の四方投げがまさにそうです。

パワーにたよらない?? ってどういうこと・・・。


数年前に
全国居合道の大会(岡山県)に出た際、
前夜祭で出場者が集まってパーティーが宿泊したホテルでありました。
ドイツ人・イタリア人(ヨーロッパで合気道をしている方)数人と
合気道の話をしたことがありました。
(私が合気道をしていることは向うの方は知りません)

「合気道ってどういう武道ですか?」って聞いたところ

英語と日本語交じりで
「リラックス、リラックス」でした。

合気道は
つまり力を抜くということです。力は使わない武道だよ。
と彼らは言っています。
合気道はだいたいこういう認識で全世界に伝えられています。

これらの言われていることは、
一般論としては「正しい」といえます。
ただし、
正しいけれど、実践して合気道をそのように
自分の身体を素材として体現する、相手に技をかけるには
そんな簡単なことではないということです。
また、
カンタンにできるほど甘くはないという事です。

でも血を吐くような修行が必要だ。
と言っているわけではありません。
そうじゃなくて、
きちんとした正しい練習過程を持てばという条件がつくだけです。


また
どうして力を入れてはいけないのか?
なぜ力が必要でないのか?
どうして女性でもポンポン相手を投げられるのか?
空手など他の武術との比較ではどうなのか?

こういうことを聞きたい、分かりたい、体現したい
身につけたい、教えてほしいという方はたくさんいると思います。

でも、わずかではありますが
教えていただける方はいます。
居ますが、ただ教えない方のほうが大多数であることは
間違いありません。

私のところにも、Eメールで問い合わせが年間
数件ですがあります。
実は今日もありました。

システマをされている方。
@@空手をされている方。
大東流をされていた方。
@@柔術の講習会(50名以上参加規模の)何度も参加した方
10年も中国拳法を習っているのに形しか教えてもらえない方。
太極拳をされている方。
古武術の@@宗家に教えを頂いている方。
みな口をついて出てくる言葉は同じです。

『肝心なことは教えてもらえない』

肝心なこととは何なのか。
ハッキリ言いますと「意識操作=氣の操作」です。
武術を長くやっていると、その本質は身体操作にはないという事が
分からされる時がやってきます。
それは一旦おいておくとして、

教えてもらえない、その
理由は、いくつかあると思います。
⑴その先生に教える気がない。
⑵ピラミッド型の組織のため教えたくても
和を乱すことになるので教えられない。
⑶その先生は、本当は意識操作が出来ない、または経験が少ない。
⑷教わる側に問題がある
 ア.教わる側の向き合い方が中途半端(本気度が薄い)
 イ.教わる側の品性に問題がある。(所謂、あさましい人柄)
 ウ.悪用する可能性が高い人だから
 エ.教えたくても身体に問題がある(実際は意識に問題がある)
 オ.秘伝・口伝を教えなくても、もともと強い人だから

では、私のところ鴻心館合気道では
その肝心なところは教えてくれるのか?

お答えします。
信頼関係が100%築けた生徒さんで
かつ、
三段以上の生徒さんであれば
私の知っている全ての事を教える用意はあります。
それだけです。

他の所でも大体おなじだと思います。








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