合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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立ち方が出来れば腰は痛めない

2018年06月02日 | 合気道
昨日の稽古時に立ち方の話をしましたが

立ち姿っていうのは

実は、人間だけの運動形態です。

手を使って何かをする場合の運動

他の動物には見られない姿勢=立ち姿です。

手に力を込めて何かをする際に、その力を上手く足に逃がしています。

腰が曲げたり、真っ直ぐに立てない

屈曲して、そのまま腕の力を出し続ければ、腰の筋肉などを痛めてしまいます。

合気道の座技でも

下手な方は腰周辺を痛めてしまいます。

座技の姿勢から腕の筋力任せの動きは実用的ではないのです。

逆に言えば、座技や座技半立ち技は合気道の支える技術(姿勢の力)があるがゆえに

稽古をしていっても身体を壊しません。

立ち姿は、宮本武蔵の五輪書「水の巻」の"兵法の身なりの事"にも遺されています。

武蔵は、「鼻すじ直にして、少しおとがい{下あご}を出すこころなり・・・」

これは武蔵の時代に言われていたことは驚くべきだと思います。

が、生死をかけざるを得ない時代(真剣さ)から出てきたものと認識すべきことだと思っています。

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