グッジョブ合気道のヒント接触⑧
「気、意識」と「身体」のバランス
合気道では、心身統一(心身一如)というところもありますし、
また統一体という言葉も使っています。
鴻心館合気道でもそういう言葉を使ったりもします。
ある空手も「統一体」という言葉を使っているのを
手にして読んだことがあります。
心と身体バラバラじゃないよ
と聞くことはあったり、言ってる人は多いかと思いますが、
現実的にみていると、世間では、
氣は、氣の教室で教えられており
意識は意識の教室、
体は身体を扱う専門の教室というふうに案外バラバラが多いです。
是非はともかく
この世界には100%意識だけの世界、100%身体操作だけの世界というのはありません。
物理の世界は100%物質ですが、(窮理)
高等な生物の世界では"意識"なし
"心"なし
"氣"なしは有り得ないことです。
という事で、雑(概要だけ)に書きますが
まず、身体の動きにフォーカスするのが「身体操作」。
対して、
意識、心にフォーカスをあてるのが「意識操作」。
これはどちらかに偏っても拙いですよということを教えています。
身体操作(現実または実態[体])にばかり目を向けて合気道をやっていれば
つまり
現実に向きあいすぎると"意識・気"を軽視するようになります。
反対に
"意識・気"ばかりだと現実離れがおきます。
だから結果として
「こういう意識で体を使いましょう。」ということになるし
「身体をこういう風に動かすのにはこんな事由があるんだよ」と
意識や氣で説明していくことにもなります。
身体を鍛える(筋トレ・ランニング・腕立て)大事です。
意識・氣を軽視せず、実態とともに捉えるのが大事です。
先人の口伝を理解して、自身の身体にその先人たちの経験を体現させるには
意識・氣そして身体の両方でやります。