「けうとい」 が紹介されていた。
横着者の無作法をさらすことになるが、食事をしながらの
ナナメ読み。 そんな所為でもないだろうが…
きょうの昼間までは、頭の片隅にも残っていなかった言葉
が、ある調べごとのついでにと … ネットをサーフィン中に、
突如としてつながったのです。
有島武郎の「カインの末裔」の文中に、その言葉はあった
… 真直な家並みは廃村のように寒さの前にちぢこまって、
電信柱だけが、けうとい唸りを立てていた。…
おそらく、きのうまで見たことも聞いたこともなかっただろう
言葉が、かれこれ、半日は経過しているとはいえ、まるで、
ユングのいう集合的無意識から派生するシンクロ二シティ
〈「意味のある偶然の一致」=「共時性」ともいう)や共鳴場
つまり、シェルドレイクの仮説といわれる形態形成場が
発生したかのような興奮を覚えた。
(下線の部分の説明は難しいので検索などで調べて下さい)
そこで「けうとい」を調べようと、YAHOO!で検索すると…
なな、なんと したことか、イの一番に載っていたのが、
有島武郎(作)「生まれいずる悩み」のなかに読めない字
があるので教えて欲しい。 という YAHOO!知恵袋への
質問だったのです。
なんと!、などと驚くアンタが“ けうとい”って…
まっ、そう言わずに…、つづきをどうぞ!
質問は意外にも、次のようなものだった。
「…どことも知れず、あの昼にはけうとい羽色をもった…
の昼という字は「ひる」では変だから、どう読むのか教えて
下さい」 というものだった。
ええぇ、けうといじゃないの 何で昼「ひる」なんだ
“ダイワハウチュ” じゃあるまいし(意味不明なんですけど)…
案の定、回答は文字通りに、昼「ひる」です。
というあっさりとしたものだった。
「どことも知れず、あの昼にはけうとい羽色をもった鳥の
声が勇ましく聞こえだす」
『生まれいずる悩み』のこの部分は、早朝の出漁のシーン
を描いたもので、昼間ならけうとく映る羽の色をした鳥が、
いまは薄暗い中で勇ましく鳴いている声が聞こえだす。
といった解釈文や…
「けうとい」は、厭わしい、忌々しい。というような意味。
との説明が、ご丁寧に添えてありましたので回答者の方も
何でまた、質問が、「昼」だったのだろう と、いぶかしくも
なお、「けうとい」と思ったのではないだろうか。
とまれ、「けうとい」=「気疎い」と書くのだそうで…、
その意味するところは、気味がわるい。 さびしい。 恐い。
などとともに不思議だという意味合いになるそうです。
それはそれとして、“シンクロニシティ” です。
そうです。とても「気疎い(不思議な)」のです。
昨夜の夕刊で、近年使用されなくなった言葉を紹介する
「けうとい」の記事を見たものの、これといった印象もなく、
昼に、偶然にも「けうとい」という文面を発見して、記憶の
シナプスが直結した瞬間にすっかり忘れていたはずの記事
の内容を鮮明に思い出しただけではなく、検索した最初の
ページのしかも、トップに、「けうとい」の意味を尋ねる内容
ではない、まったく意味不明な 「昼(ひる)」 の読み方
を質問するけうとい(不可解)画面に遭遇したのです。
どちらも、有島武郎 の作品で、シンクロするし、昼と昼
では共鳴するし、けうといと不思議の同意性もあるし…
そしてなにより、珍しく不思議に思えるのは、「けうとい」と
タイプして変換するたびにあらわれる「希有問い」の文字…
希有な問いといえば、「けうとい」の検索で、トップに登場
する 、昼「ひる」の読み方に対する質問だろう。
それにしても、文字変換での、
「けうとい」=「希有問い」とは、出来すぎだよ
いやいや、
これは、集合的無意識下の非エネルギー的な記憶が
「形の共鳴」によって「形の場」として実在化したものに
違いない。
うん、うん
ところで、
世界陸上東京大会で、「ヘイ、カール」とカール・ルイスに
声をかけて完全に無視された巨人軍名誉監督の長島さん
ではないけど…
「ヘイ、カール」 とカール・ユングに同意を求めて完全に
無視されても…
それは、シンクロニシティではありません。
念のために …
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