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【坂戸市の整体】専門誌にも紹介されたカイロプラクティックアイダ

【坂戸市の整体】専門誌にも紹介されたカイロプラクティックオフィスアイダのブログです。

「椎間板ヘルニアによる腰痛」

2013年04月19日 | 症例報告
こちらのブログをご覧になる方も多いようなので、こちらでも症例報告などしていきたいと思います。




という48歳の男性の患者さんです。

症状や治療など、大変わかりやすく書いて下さいまして感謝しておりますm(__)m

中国にいらっしゃる間は症状が強く随分苦労されたようでした。

治療に専念する為に帰国した後も、痛みに耐えながらブロック注射をしてもらっていたようです。

初回来院時は整形外科にも行かれていましたが、ご自身の判断で2~3回目の治療から当オフィスのみの治療に切り替えられ、約1ヶ月半の治療で日常生活に支障のない状態に回復することができました。

以前、「腰痛にストレス関与。安静、有効と限らず 。学会が診療指針」

という記事でも紹介した通り、整形外科での診断は椎間板ヘルニアだったようですが、症状の原因は別のところにありました。

原因していた肉体とストレスの問題を、アクティベータメソッド心身条件反射療法で治療を行いました。

なので症状は改善しましたが、ヘルニアを治す治療をしたわけではありません。

ストレスが影響する脳と神経と筋肉の関係は、腰痛に限らず様々な症状を引き起こします。

この問題が一般的な医学モデルになるにはまだ時間がかかりそうですが、先日の記事のように徐々にスポットが当たってきていることも事実です。

このことを患者さんにうまく伝えられるよう、技術と共にもっと勉強しなければと思います。

カイロプラクティックオフィスアイダ HP → http://aida-chiro.com

「腰痛と仕事のやりがい」

2012年09月04日 | 症例報告
先月の後半からいらっしゃっている腰痛の患者さん。

初回の治療はこちら→http://blog.goo.ne.jp/aida-chiro/e/42f5cbbe477e0e6dc2c0fbd2f74b4777

その後数回の治療で、日常生活ではほとんど痛みは感じくなくなるまで回復しました。
しかし、仕事中の重いものを持ち上げる動作をした時に症状が出るようです。

患者さん曰く、「長年の疲れで骨が変形してクセが付いちゃってるんだよね。」
とのこと。

ですが、症状は以前からあったわけではなく出始めたのはここ最近です。
それも日常生活ではほとんど痛みがなく、仕事で重いものを持ち上げた時にだけ症状が出るわけですから、骨の変形と痛みは切り離して考えてもらうよう説明をし、今回からPCRTでの治療も導入していくことにしました。

仕事中の痛みが出る動作をイメージしてもらうと神経系に異常が起きて身体に緊張反応が出ます。
どんな動作なのか質問をすると、オリンピックでやっていた重量挙げのような動作とのこと。

そこから身体に影響しているストレスを特定していくと、仕事に対する感情的なストレスが幾つか影響している事がわかりました。
これを身体に影響しないように治療していくと、本人の中でも何か気づきがあったようで、
女子の選手があんな重いものを持ち上げているのに、自分とは何が違うのかということでした。

何が違うんですかね?と質問しながら検査をしてしていくと。
「やりがい」・「目標」・「プラス」というキーワードが見つかりました。

症状の出ている動作が、何か自分にとってプラスになっている事はありますか?という質問に対して、
最初は「ないですね」という答えでしたが、詳しく質問をしながら身体の反応を診ていくと、
重量挙げの選手は、練習で繰り返し重い物を持ち上げることがメダルや自分の目標に繋がっているのに対して、
自分は重い物を持つ事は仕事だからやりたくないけど仕方ないという感じ方がありました。

嫌々やっている動作と、自分にプラスになると思いながらやる動作では、同じ動作をしていても身体の働きに差が出てきます。
今やっていることが将来の自分にプラスになっているかどうかで、その人の身体へ与える影響が変化するということです。

この患者さんの場合は、近い将来では今の経験が自分のプラスになっていると考えることが難しかったので、
最終的に今の経験が自分にどう影響するか、という感じ方に変えることで緊張反応がなくなりました。

後日、仕事中に感じていた痛みにも変化が出てきて改善がみられているとのことで、継続してPCRTで治療を行っています。

スポーツ選手は目標に到達するために、自分を成長させるという意識で肉体的にも精神的にもあえて厳しいストレスを自分に加えていますが、
私たちは普段の仕事や日常でのストレスを、同じような意識で捉えている事は少ないようです。

しかし、その感じ方の違いが身体に影響を与える場合があるわけですから、せっかく同じストレスを受けるのならば、本来望んでいない仕事やストレスでもそれが将来的に自分にとってプラスになっているという感じ方を見つけてあげた方が健康的な気がします。

個人の感じ方なので人それぞれあると思いますが、今回は「やりがい」・「目標」・「プラス」というキーワードで感じ方の差が身体に影響しているということがわかりました。

なんとなくわかっているようでも、なかなかそういう意識でストレスと付き合うのは難しいですが、これも自分を高める訓練だと思って前向きに取り組もうと思いました。
自分にも当てはまることですから痛いところを突かれた感じです。

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「腰痛・ぎっくり腰」

2012年08月24日 | 症例報告
40代の男性の患者さん。

以前から力仕事で重いものを持ち上げる動作を繰り返すことが多く、最近になって腰が痛くなってきたとのこと。
朝起きる時に痛みと腰の筋肉が固くなっている感じがあり動けない為、ゆっくり時間をかけて起き上がり痛みに耐えながら身支度をしている状態。
現在は仕事中にも痛みがあり思うように仕事ができないとのこと。

当オフィスに来院される前に整形外科にてレントゲン検査を受け、医師より腰椎が潰れていて軽く神経を圧迫していてヘルニアになりかけているとの説明を受け、一ヶ月程度物理療法などの治療を受けるも改善が見られない為来院されました。

ここまでの説明でもわかると思うが、初診時に患者さんと問診をしながら話を聞いていると。
運動→腰痛→整形外科→レントゲン→ヘルニア→機械的治療といった、腰痛患者さんに見られる典型的なキーワードが並んでいるのがわかります。

当オフィスで使用しているのカイロプラクティックのテクニックでは、患者さんの身体の骨格や関節を機械のように構造的に見るのではなく、そこに影響している筋肉や神経の働きを診る検査を行い治療を行っています。
一般的に言われるヘルニアや骨のズレなどの構造的な異常は、こうした筋肉や神経系の誤った働きによる結果であり、症状の原因ではないことがわかってきています。
これらの機械的な異常を症状の原因と勘違いしてしまうと、改善が遅れたり、思うような治療の成果がでないことがあります。
そればかりか、不必要な手術や投薬など、患者さんにとって不利益な状態に繋がる可能性もあります。

この患者さんの場合も、治療前の状態で前屈の姿勢で痛みが出ていたので、治療はまず緊張を起こしている筋肉やそれらに関係する神経の働きの異常な状態を見つけ、その異常な状態を正常な働きに戻す事を行いました。
症状は腰痛ですが、原因は腰部だけとは限りませんので全身を対象に検査を行い治療をしていきます。

一通りの検査と治療を終え、神経の異常な状態が正常に切り替わったことを確認した後、治療前につらかった動作をもう一度行ってもらい痛みをご自身で評価してもらいます。
この患者さんは痛みの為制限のかかっていた前屈の可動域がかなり広がり、だいぶ楽に曲がるようになったとのこと。

レントゲン検査では腰椎が潰れヘルニアになりかけているとのことでしたが、今回の治療では狭まった腰椎の間隔を広げたり、ヘルニアを取り除く治療を行った訳ではありません。
このことからも、腰痛の原因と考えられている典型的なキーワードに心当たりがある患者さんは一度、今までの原因に合わせていたピントを少しずらすと、改善に向かう道が見えてくるかもしれません。

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「耳鳴り・めまい」

2012年07月13日 | 症例報告
耳鳴りとめまいの症状で来院されている薬剤師さん。
今週で7回目の治療でした。

4~5回目の治療で症状が無くなり始め、今回の検査では反応がでませんでした。
自覚的にもほとんど気にならなくなったそうでよかったです。

病院ではレントゲンを撮ってストレートネックが原因していると言われたそうです。
しかし、今回はストレートネックを元に戻すための治療をしたわけではありません。
原因は色々ありましたがストレートネックや耳自体の問題ではありませんでした。

耳鳴りの他にもまだ治したい症状があるとのことなので、今回からそちらの症状を診ました。
どちらも原因はストレスによる自律神経の誤作動によるものでした。

仕事柄、毎日いろんな症状のある患者さんと接しています。
患者さんに早く良くなってほしいと思う反面、自分は病気はしたくないと思う気持ちがあります。
病気になったらどうしようという気持ちがあります。

病気と闘わなければ、病気から逃げなくては・・・
健康を取り戻すために闘うか逃げるか、どちらかを選ばなければいけませんが、どちらも交感神経にスイッチが入って身体が緊張します。
そんな緊張状態が続けば身体に影響が出てきてしまいます。
今回の治療で、闘うと逃げる以外の選択肢を見つけることができました。
緊張しなくてもいい道が見つかりました。

身体や薬、病気の知識など様々な事を勉強しているのでたくさんの知識があります。
しかし知識があると、身体の事、病気の事、知らなければ気にならないことまで気になってきます。
健康に対する不安感がストレスになっていました。

治療の最後にバカは風邪をひかないという話になりました。
本当にそうかもしれないですねと二人で笑ってしまいました。

知識は大切ですが、せっかく勉強したことが身体に影響してしまってはもったいないですから、そんな時はほどほどにバカになって笑うといいかもしれませんね(^^)笑
元気なお年寄りは大抵よくしゃべって笑っています!
まだ症状が取りきれたわけではないので治療は継続していきますが、今回も患者さんから勉強させてもらいました。

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「休診のお知らせ」

2012年06月23日 | 症例報告
来週、30日(土)はPCRT=心身条件反射療法研究会(ニューロパターンセラピー)の為、お休みさせていただきます。

前回は参加できなかったので今年は最初のセミナーで、とても楽しみにしています。
今回も色々と吸収して帰ってきますので、治療がパワーアップできることを期待しています。

いつも土曜日にご予約いただいている患者さんにはご迷惑おかけいたしますが、ご理解宜しくお願い致しますm(__)m

ストレスや原因不明の症状など、PCRTの治療法に興味のある方は心身条件反射療法サイトをご覧ください。
http://mindbody.blogdehp.ne.jp/

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「腰痛」・・・自分を拘束しているもの。

2012年06月14日 | 症例報告
3月末にぎっくり腰のような状態になり一人では歩けず、付添いの方二人に支えられながら来院された大工さん。

初回の治療後に歩けるようになり、今は痛みもなく仕事もできていますが、検査とメンテナンスの治療のため定期的にいらっしゃってます。

もともと腰痛があり整体などの治療も受けていたようですが、あまり改善はなかったとのこと。
肉体的なストレスだけの問題であればハード(身体的ストレス)面の治療だけでも十分ですが、メンテナンスや心理的なストレスが身体に影響している場合はソフト(心理的ストレス)面の治療も行う必要があります。
当オフィスでも今まではアクティベータメソッドなどのハード面の治療を中心に行ってきましたが、今回はPCRTでソフト面の治療も行いました。

無意識に体を緊張させて自律神経にエラーを起こしている原因を検査をしていくと「拘束」という感情で身体が緊張反応を示す。

「拘束」と言っても人によって色々な感じ方がある。
時間的な拘束、身体的な拘束、心理的な拘束・・・
今回影響していたのは、自分で決めた仕事の量やペースに対する拘束感だった。
自分で決めた仕事の予定なのだが、毎回それがギリギリになってしまい、気持ちも体もいっぱいでの作業になってしまうという。

自分の中で決めた約束事やルールなので、自分でそれを易しくすれば問題は解決するのではないかと思ってしまうが、わかっていてもできない理由、そうすることに無意識に抵抗する理由があった。

それが何かを言語神経反射で検査していくと、周りからの評価ということで身体が緊張反応を示した。

余裕を持って仕事の予定を組めれば楽なのだが、そうすると周りからの目や評価が気になるという自分がいた。
そこにストレスを感じていたので、それが身体に影響しないように切り替えた。

今回のケースに限らず、仕事などしていると誰にでもありがちなパターンだと思う。
今回はこれで切り替わったが、潜在的にもう少し深い問題が影響している場合もあると考えられる。
周りからの評価が下がることで変化することや失うのものがある場合、そこには最終的に何か失うもの、失いたくないものがあるはずである。
失いたくないものは言い換えると得たいものでもあることが多い。
最終的に自分が得たいものに気づくことで、無意識に抵抗している理由に気づくことがあり、それがストレスの影響を受けにくくなるきっかけになることがある。

次回も同じパターンで緊張反応が出た場合は、その辺りの問題を考えていこうと思う。

治療をしていると自分にあてはまることも多く、今の自分の思考パターンに気づかされることがある・・・
人の振り見てではないが、臨床には患者さんから学ぶ事がたくさん隠れている。
どっちが気づきを得ているのか、ありがたいことです。

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「全身の湿疹」

2012年06月05日 | 症例報告
治療前


  


↓↓↓


治療後


  




患者:
30代前半 女性(主婦)

症状:
顔や手足など、全身に激しいかゆみを伴う突発的な湿疹。
専門医を受診するが特定のアレルギーはなく、塗り薬にて治療も症状に変化はなし。
効果が高いと言われた飲み薬は授乳中の為服用できず、発症の翌日に当オフィスに来院。

治療:
かゆみや湿疹は、ヒスタミンが皮膚に影響することで生じる。
ヒスタミンは、皮膚周辺の細胞内にある肥満細胞から分泌され、免疫機能が体に害になると判断した場合に、IgE抗体が肥満細胞と反応することで分泌している。
それらをコントロールしているのが脳・自律神経系になる。

以前に当オフィスでの治療経験があったので、今回は自律神経系の誤作動を正常に切り替える目的で、初回からPCRTで治療を行った。

言語神経反射にて症状に繋がる緊張パターンを検査していくと、
視覚→場面→車の運転。「恥辱」というキーワードに緊張反応があった。
話を聞くとバックで駐車する場面が影響していて、うまくできないことに対して恥ずかしいという感情があった。

さらに検査を進めていくと、
「所有」→「怒り」
「怒り」→「不信」
視覚→人→家族→「閉塞」→「期待」→「不信」
といった、複数の感情的なストレスが影響していた。
「怒り」から「不信」に繋がりやすい傾向があることがわかった。

翌日、2回目の治療を行う。
湿疹と腫れは多少治まっていたが、まだかゆみはあるとのこと。

引き続きPCRTで治療をしていくと、
視覚→物→家→リビング→机→本。「信念」という感情で反応がある。
本は離乳食の本で、自分が感じている事や考え方と本に書いてある事が違っていて、何を信用していいかわからなくなっていることにストレスを感じていた。

それらを切り替えると、症状に対する反応が取れたので、翌日の経過を聞いたところ朝起きたら湿疹もかゆみもすかっりなくなっていたとのこと。

その後は経過をみながら、アクティベータメソッドも使用しメンテナンスの治療を行った。
症状の再発もなく、経過は良好とのこと。

今は様々な情報が簡単に手に入る世の中だが、それが全て正しい情報だとは限らない。
しかし、テレビや本、インターネットなどで紹介されている情報はなんとなく信用してしまう傾向にある。
その情報が正しいか間違っているかは別問題としても、それら一般的に認知されている情報と、自分の経験的な学習や感覚的に感じているものに違いがあると、どちらを信じていいかわからなくなったり、自分の信念を曲げて一般的な情報に従うと、そのことがストレスになり自律神経にスイッチを入れてしまうことに繋がる。

脳・自律神経系の誤作動による免疫機能の異常が心理的問題やストレスによって引き起こされることはわかってはいても、目に見えない問題である為、通常の治療では検査や原因の特定が難しい場合がある。
また、一般的にはまだ認知度の低い治療法であるため、患者さんとの信頼関係がなければ継続した治療を進めるのは難しいかもしれない。
しかし、臨床で結果が出ていることも事実である。

様々な治療法がある中で、患者さんが気軽にこういった治療を選択できるような環境を整えることが必要である。
その為に今の自分にできることは何か考え実践していこうと思う。

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「股関節痛の原因は・・・」

2012年05月10日 | 症例報告
昨日いらっしゃった股関節痛の男性の新患さんです。

症状は右の股関節~大腿部~膝蓋骨下部の痛みで、10数年前から同様の症状を抱えていて主に運動後に症状が出ることが多かったそうです。
しかし、最近一ヶ月は歩行するだけでも痛みがある状態で日常生活にも支障があるため受診されました。

最初に右の股関節に関係している大きな筋肉を対象に検査したところ、中臀筋、大腿筋膜張筋、大腿四頭筋、股関節屈筋群に筋力の弱化がみられました。
しかし筋力が弱化してた自覚はなしです。

それらの筋肉の緊張から関節可動域にもかなりの制限がかかっていて、股関節の外旋、内旋、屈曲時に痛みを伴う運動制限があり、健側と比べるとその違いは明らかな状態。

治療は初回だったのでアクティベータメソッドのみでの治療を行いました。
初回としては特に変わった治療は行わず、シンプルにパチパチとしただけでしたが、治療後には可動域に改善が見られ自覚症状も軽減してしるようでした。

筋肉の緊張と関節の運動制限が強いので、継続して数回の治療が必要になるかと思いますが、よい結果が出るよう治療していこうと思います。

以前に整形外科でのレントゲン検査を受けられたそうですが結果は、股関節の間が狭くなっているという、お決まりの診断でした。
治療は電気か何かをあてて湿布だけの治療とのことで改善がなく、整形外科では改善が期待できない為、カイロプラクティックの治療を受診されたとのことでした。

今回カイロの治療は初めてとのことだったので、治療の前に現在の痛みの原因についての説明をさせていただき、神経系に対するアプローチを行う治療であるという事を伝え治療を行いました。

患者さんは自分の痛みや症状について不安や恐怖が少なからずあります。
正しい情報と安心を提供することが、とても大切だと考えます。
私たちのやるべきことはただ治すだけではなく、それらの情報を誤解なく伝えることが大切だと毎回感じさせられます。
コツコツやれば必ず変わると信じています。

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股関節の痛み。-2

2012年04月12日 | 症例報告
だいぶ間が空いてしまいましたが、続きです。
前回はこちらから→http://blog.goo.ne.jp/aida-chiro/e/8274ffa1a183437a09e10660a7840509

まだ股関節屈曲時の痛みが残っているので、他に隠れている緊張パターンがないかを検査していくと、仕事の人間関係に関してのストレスが隠れていた。
仕事場の同僚に関係しているパターンだったが、これも深く検査をしていくと最終的には自分自身に対する感情が影響していたので、これを影響しないイメージで切り替えると痛みもだいぶ軽減された様子。

その後しばらく調子が良かったそうですが、先日久しぶりに来院されました。

やはり股関節屈曲時の痛みと、右足関節から股関節まで筋肉が緊張していて動きが悪いとの主訴。

筋力検査にて症状に関連する筋肉の緊張を診ていくと右中臀筋と股関節屈筋群に筋力の弱化が見られた。
アクティベータにてハード面の治療を行った後、症状を確認すると筋力は戻っていたが屈曲時の痛みはまだ残っている状態。

ここからPCRTで痛みの原因になっているストレスを検査していくと、趣味に関する身体の姿勢で緊張していることがわかった。
さらにその姿勢に関する感情的なストレスを探っていくと、「不信」→「軽蔑」→「劣等」というキーワードが影響していた。

それに関して思い当たることはないか質問していくと、数日前にその姿勢をした時に以前と違う感覚で思うようにできなかったということが出てきた。
キーワードは自分自身に対する感情で、自分の中の理想の状態と上手くできない現実の自分とのギャップに対してストレスを感じていていることがわかった。

それらを認識してもらい治療を行うと下肢の緊張反応も取れ痛みも改善された。

仕事や家庭でのストレスで悩んでいる方は多いと思いますが、潜在的にはその原因は相手や状況に対してではなく自分自身が影響している場合もあるのではないでしょうか?
ある人が嫌いということよりも、ある人が嫌いと思っている自分自身にストレスを感じていたり。
嫌な出来事そのものにストレスを感じているのではなく、嫌だと思っている自分にストレスを感じていたり。

特に自分の力では変えられない問題の場合、自分が思う理想と現実のギャップや、自分自身の中で決めたルールや価値観などからその現実が逸脱した場合にストレスを感じるケースがあるようです。

自分を基準に考えるクセがついていると、つい相手や環境にストレスの原因を求めがちになってしまいますが、自分自身の問題に目を向けてあげる余裕や、発想の柔軟さが大事なことかもしれません。

と書いている私自身にもこのクセがあるということに気づかされました。
ご丁寧に自分の事は棚に上げないで、自分の目線で良く見えるところに置いておいた方がいいようですね・・・。

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股関節の痛み。-1

2012年02月17日 | 症例報告
患者:
30代前半 男性(会社員)

症状:
右股関節痛。以前から右股関節~右腰部に痛みがあり当オフィスにて治療中であったが、昨日の仕事中に突然強い痛みを感じ歩行もつらくなった。

検査:
右股関節屈曲50°、右大腿筋膜張筋、右中臀筋の筋力低下、歩行時の右脚立脚期~遊脚期への移行時に強い痛み。

治療:
肉体的なアプローチとして、アクティベータメソッドにて神経系の機能異常を切り替え、検査時に弱化していた筋肉を正常な状態に改善させる。
治療後、筋力は8割程度回復したが、症状を確認するとまだ痛みのため股関節の可動域に制限がかかっている状態。

治療前の問診でどのような状態で症状が出たかを質問すると、部下に対して注意をした直後に股関節に痛みが走ったとのことだったので、心理的なアプローチとしてPCRT(心身条件反射療法)で治療を行うことにした。
今回の患者さんは以前からPCRTで治療を行っていたので、患者さん自身も部下に対して注意したことが症状に影響していると直感的に感じたとのこと。
その場面をイメージしてもらい症状に影響しているか検査を行った。
  
この患者さんの過去の緊張パターンとして、出来事の対象になっている相手や物よりも、それらに対したときの自分自身に緊張反応を示すことが多かったので、今回も言語神経反射で質問をしながら何がストレスになっているか調べていくと、「くだらないことにイライラする自分」ということに緊張反応を示していた。

一般的には仕事ができない部下に対してイライラすると考えがちだが、この患者さんの場合、イライラしながら部下に注意をする自分自身がストレスの原因になっていた。
イライラしている自分をイメージしてもらいながら検査を行うと、仕事に対する「意欲」「信念」「戦い」といった感情的なキーワードが関係していた。

そこに更に深い感情が繋がっていたので検査していくと、「嫌悪」→「当惑」という感情が関係していた。
「嫌悪」も自分自身に対するもので、それに続く「当惑」は、こんなに注意しているのにわかってもらえないのでどうしたらいいのかわからないというものであった。
検査の結果、イライラの原因はどうしていいかわからない自分自身にあったという気づきが生まれたので、それらのパターンで緊張していた自分に気づき、その自分を受け入れるような感じ方をしてもらうと緊張反応がとれた。
そこでパターンアジャストを行いストレスが身体に影響しないよう切り替えを行った。

そして、症状の確認を行うと、まだ痛みが残っているようである。

続きの検査と治療はまた次回・・・ 


カイロプラクティックオフィスアイダ → HP http://aida-chiro.com