【あらすじ】
編集者に務める恋人、山木と同棲をはじめて9年目を迎えるポレ美。
しかし山木との間に体の関係が無くなり、悩んだポレ美は、お色気作戦に出るも、見事玉砕します。
そんなある日、山木の誤解から、ポレ美の浮気を疑い、ポレ美の悩みは簡単に解決。
めでたく結婚へと向かうのですが、再びレスに悩まされます。
さらに、ポレ美の妹と、山木の姉が妊娠したと聞かされ、お互いの両親からは子供はまだかと急かされ、次第にポレ美の心は蝕み、鬱と診断されます。
追いうちをかけるように、山木の不倫が発覚しました。
【感想】
「これには理由があるんだ」「僕の話を最後まできいて」「愛してるのはポレ美だけだ」
何度も裏切られ、何度も許して。また裏切られ。
妹に心配をかけさせ、それでも離婚に踏み切れないポレ美と、もう会わないと約束しながら、何度もポレ美を裏切り、その度に同じ言い訳に始終し、言葉巧みにポレ美を洗脳する山木。その2人を弄ぶように、山木と逢瀬を重ねる田尻。
同じことの繰り返しで話が進展せず、イライラして読んだのは初めてかもしれません。
あまりにもイライラして、途中で読むのを控えたほどです。
田尻を訴えると強気に出ても、山木に「そのうち僕も訴えるんだろ?」と詰め寄られ、念書まで書かされる。
絶対騙されてるよ!と思うのだけど、言葉の上手い山木にうまく唆されて念書を書いてしまうし、山木に言われて田尻への訴えを取り下げてしまうしで。
何度同じことを繰り返すのだろうかと思った。
義弟が言うように、山木は結婚前から不倫をしていたかもしれません。
何度も山木を疑うチャンスはあったのに、その度に山木を信用してしまうポレ美は純粋すぎて、それが逆にイライラさせてしまうのです。
山木から離婚を切り出された時に、ポレ美の父親が山木に頭を下げて謝罪をしてる姿を見て、山木には裏と表の顔があると気づけなかったかな?
8巻のから少しずつ進展があり、ポレ美のことが好きだと言えば、なんでも許してもらえると思っていた山木でしたが、今回ばかりはポレ美も本気で、離婚を突きつけます。
ポレ美が好きなのではなくて、身の回りの世話を焼いてくれる母親か、家政婦だとしかこの人は思ってないのでは無いかな?
山木は離婚には応じず、最終回を迎えるにはまだ先になりそうな予感ですが、山木と言い、田尻と言い、サイコパスか!と思うくらい、気持ちが悪いです