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東京二十三区女 第一弾
この物語は、霊感の強いフリーライターの原田璃々子と
璃々子の先輩で、霊の存在を全く信じない璃々子と同じ大学を卒業した元民俗学講師
島野仁を中心に、実際にあった事件を織り交ぜながら話は進みます。
長江さんの本は全て読んでいるので、簡単に結末を終わらはしないだろうなと思いました。
期待した通り、板橋区で驚愕させられます。
当然、次の章も何かトリックがあるのだろうと身構えて読むと
勘の良い人なら「江東区」の最後の1行で気づくかもしれません。
最初の板橋区だけでも衝撃なのにさすが長江さん。そう簡単に物語を終わらせはしない。
今回はホラー要素も加わり、ゾクっとします
個人的には、貰い子殺人事件や自殺の名所として知られた公営住宅があったのは衝撃でした。
読友の中には、ネットで検索をしながら、東京を旅した気分で本を読んだ人が多く
第二弾は、Google earthを使いながらのスタートです。
そして、見事に騙されました。
表紙タイトルの「あの女は誰?」は、後になって「そう言うことか」と、納得できました。
まさかの展開に、「やられた」と、声を上げずにいられませんでした。
ただ、読感はやや不完全燃焼。というか、偽霊媒師の意味深な言葉が気になって仕方なく
これってまだ続きがあると言うことなのかな?
とはいえ、東京の歴史を知る機会にもなり、面白かったです