カッフェー・ラーヴェン

貧弱なディレッタント

フランスもの

2008-06-30 18:12:47 | アート・音楽・映画・風景
☆ルオー大回顧展@出光美術館

200点以上のおおがかりな回顧展だった。
ルオーは宗教画の一部しか見たことがなかったのだけれど
様々なタイプの宗教画、それ以外の絵も展示されていた。
前者がメインなのだけれど、私は後者の絵の深い碧色がとても印象に残った。
あとは、うつむいた顔、顔・・・。

☆パリ、恋人たちの2日間@恵比寿

脚本が緻密ですごくテンポがよくって
アダルトな話が多いのに何故か知的な仕上がり。
何よりも笑える!
おすすめです。
ジュリー・デルピーすごい。




波風

2008-06-30 17:42:11 | 雑記
もう若くない、とでもいうのか、
ある程度尖っていようとする立場にはもう馴染めない一方で、
(要するに「しんどい」、それが帰結、
コンプレックスも自覚しつつ、
やはりそこには平穏がなくて。)
世間の王道的なものからやや距離のあるところにいるけれども、
全て無関心でスックリ立てるほど強くはない。
だから積極的に防波堤をつくっていくしかない。
ただの疲れた人に見えるだろうけど…。
弱いものはきちんと護らなければなりません。

池のほとりで

2008-06-30 17:14:26 | 雑記
どんより曇っておよそ散歩に適さないこんな日、大学の池を訪れると、
話し声ひとつなく、すべてが黒に近い深緑色に沈むなか、
水面の白い反射とほんのり指す鯉の朱色が妖しくて、
陽光のもとよりもこんな日こそ美が落ちているのかと
新鮮な気持ちで見ていたのでした。

すると傍らで静かに池を眺めていた異国の見知らぬ人が
話しかけてきてしばし歓談。
(近頃、見知らぬ人にとてもよく話しかけられるのです。
そして何故か話が弾むのです。)
思いがけずその方は海外のLSの教授だったので
色々と質問され、いつものことながら自分の英語力のなさに
悲しくなりつつ、とつとつと応えるのでした。
criminal lawに興味があると言ったらちょっと笑われたのは何故でしょう。
かの国ではjudgeになるという選択は
lawyerよりbetter choiceとは一般に考えられていないのだそうです。

おべんとう

2008-06-18 23:47:46 | 雑記
ギャラクシー賞を受賞したドキュメンタリー番組を先日BSで見た。
刑事裁判官を半年間取材したもの。
仕事内容の重さも、淡々とした仕事のこなしぶりも、激務っぷりも、
予想に違わず、じんわり伝わってきて、
(青法協の人が出てきたあたりはちょっと偏ってるかなぁと思ったけど)
さっぱりとした良い仕上がり具合だった。

意図とか多少つっこみたいところはあったのだけれど、
放映後にあらわれた制作スタッフのコメントをきくと、
ドキュメンタリーとして仕上げるにはこれで最大限なんだろうなぁと思ったり。
放映後の芸能人のコメントをきくと、最大限でも、伝わるのはこれくらいかぁと思ったり。



あれぶれぼけ

2008-06-18 22:42:32 | アート・音楽・映画・風景
先週いってきたもの。
なんだかんだで一番通ってるのが写美かもしれない。

☆森山大道展@写美

レトロスペクティブ1965-2005  と ハワイ の両方を見た。
前者が森山大道の足跡を追うもので、後者は最新作。
両方見ると、軌跡がよくわかる作りになっている。

でも、スランプ時代のものまで見せてしまっているわけで、
作品の「ムラ」までこんなに晒してしまうことが、
展覧会として良いことなのかは、やや疑問。
あえて違うテイストのものを並べることで、
良いものが際立つという効果はあったけれど。

やはり、プロヴォークの頃の写真は、思わず見入ってしまう迫力があった。
「あぁこれこそ都市」ということを、一目で感じさせる。
こういうと月並みな感じがしてしまうが、まさに雑踏の喧噪、
華やかさ、猥雑さ、みたいな都市の魅力が渾然一体とフレームの中にある。
「新宿」も同じ意味ですてきだった。
この人の写真は、家族やら自然やらのもとでは輝きを失ってしまう。

インターン

2008-06-09 20:49:37 | うだうだ進路
「倍率高いだろうし、どちらか一つでも通れば」と
気軽な気持ちで出したら、インターンに両方通ってしまい!!
しかも「試験直前に、2週連続」で組み込まれてしまいました。
あうあうあう。
これはチャレンジャーすぎるでしょうか。

就活などの参考にするためにも、行きたい気持ちは強いんだけど
法学部に進学して以降、
8月に、試験勉強以外に2週間も費やしたことがないから、怖い…。
LSの試験は、学部試験よりも大変なのかしら??
どうする私!
8月前半に死ぬ気で勉強?インターン断る?

進路は相変わらず、うねうねと、目標を設定しそびれているので、
各分野の仕事の具体的イメージを、もっとつかみたいなぁと思っています。

MOT

2008-06-09 20:40:45 | アート・音楽・映画・風景
☆東京都現代美術館にて「屋上庭園」展

自分にとって思い出深い児童書では「庭」が重要な要素となっている気がします。
西洋の、あまり手入れされすぎていない、明るい庭に、憧れていました。

美術館の展示室は明るく広々として、
さらに額縁の向こう側になだらかに空間がひろがっていくのが、
居心地良かったです。

常設展で、岡本太郎の「明日の神話」も見られて、らっきぃ。
こんなに大きなものだったとは。



☆先日、ラフマニノフの映画も行ったのですが、
時間軸があちこち動きすぎて、構成がなんだかなぁと思いました。