michi

今をつづっていきたいと思います

6月下旬の近況

2014年06月29日 | スペイン生活
先週末から昨日まで、全てが一気に重なり慌ただしい一週間を過ごしていました。更新が遅れてしまいすみません。

というのも、6月で平常クラスが終了するため、最後のレッスン内で振付2曲を少人数で踊ることになり、その踊り込みと、テクニカクラス、バタデコーラ、その他受講しているクラスの復習、そして来月イベントで踊らせて頂くことになり、その振付、ギター合わせ、衣装発注、靴の修理諸々…重なる時には重なるんですよね。


全て自分で選択して進んでいるのですが、時にいっぱいいっぱいになってくると自分に負けそうで、体も思考も視野も固く狭くなりがちに。でも年齢的なものもあるのか、全てを完璧にやれたらそれに越したことはないのですが、不完全で未熟な自分、いま目の前にあるすべきことの中で、小さな何かでも現状より超えていれば良いと考えるようになってきました。そのほうが確実に一歩は進めているように思えるこの頃です。


ウルスラの振付上級クラス、私の実力では、テクニックやその曲らしさを表現すること、その他諸々、レッスン内で消化し、できるようになるのは厳しかったです。いつもギリギリの心情でしたが、この曲踊りたいと惹かれたものでしたし、投げ出したくはなくて。最後のレッスン日、課題は沢山残りましたが、できる所はしっかり、できないところはより集中して踊ってきました。ビデオを見るのが怖いのですが、現状を受け止めたいと思います。これからも練習を続けて、ウルスラが言ってくれた課題、気づいたこと、ひとつづつ力にして行きたいと思います。


そして、来月スペインに来て初めて踊らせて頂くことになりました。いつかと思いながらも自信が持てなくて、自分から働きかけることを今までして来ませんでした。でも良いタイミングで話が起こり、自分を成長させるためにも必要なことだと。師事しているヴィッキーにも、人前で踊ることは大切、今の私にとって良いことだと言ってくださったことにも背中を押され、頑張ることにしました。


明日からは、7月夏の特別クラスとなります。ほとんどのクラスメイトが帰国するようなので、クラスの雰囲気一転、心新たに楽しみです。引き続き私はセビージャで学び続けたいと思います。


今日セビージャは快晴です

今日は祝日

2014年06月19日 | スペイン生活
ということで、レッスンがお休みに。
自主練まで少し時間があったので、久々にセントロへ行ってきました。

今日は、聖体の祝日(聖体を崇める日)。セマナサンタの時のようにパソ(山車)のパレードがあったようです。パソはタイミングが合わず見れなかったのですが、街全体が豪華に飾り付けされ、沢山の人で賑わっていました。

市庁舎の裏です。






窓に沢山のマントン(フラメンコの小物を取扱うお店)




本屋さんの入り口に飾付けられていました



キリスト像






何かの日には動いてみると、出会うものですね。行って良かったです。


Los espectáculos

2014年06月15日 | スペイン生活
セビージャは日中40度近く、恐らく越える気温になりました。
懐かしい暑さ、肌がピリピリ痛いです。

さて昨日は、3つ公演を見てきました。

"Flamenchino"
留学中の中国の方々による公演。数ヶ月に及び、全てを彼らが協力しあい作り上げたそうです。最近よくお話させて頂く方々が出ていたので、より身近に感じて、心伝わる公演で、パワーをいっぱいもらいました。




"Peña Niño de la Alfalfa"
同じクラスの子が出演すると聞いていたので行ってきました。本当に上手で、そして普段を見ているからこそ、舞台に立つ踊り手としての気迫に大きな刺激を受けました。




最後は、近所の教会の前で野外演劇が行われていました。
これはコミカルでした。



さあ、私もがんばろう!

タンゴデマラガ終了!

2014年06月12日 | スペイン生活
4月から始まったタンゴデマラガの振付クラスが今日終わりました!
週2日だったので全部で約20時間。何度もおさらいをして下さり、最初から最後まで頻繁に通して踊り、上体の使い方や重心、雰囲気、動きのタイミングなど、かなり細かく指導して頂きました。

今日は最後に2グループに分かれて踊り、私の番。踊り始めてすぐウルスラから注意が、"yuka!表情"と。一瞬ハッとしましたが、確かに顔まで神経行き届いていない!無理に作るものでもないのですが、表情から伝わる雰囲気ってやっぱりありますもんね。気をつけようと思いました。

でもこれでも、少しづつ強張りが取れてきたんです。頚椎と背骨に不調を持っているので、上体に不必要な強張りがあって。自然な状態に戻すには根気のいる作業ですが、ウルスラ、ヴィッキー、そしてタマラの指導のおかげで取り戻しつつあります。これからは表情も少し意識していこう。

6月は、先月とほぼ同じレッスンを受講しています。

<ウルスラロペス>
テクニカ上級、振付中上級、バタデコーラ基礎
<ヴィッキー>
テクニカ振付基礎(シギリージャ)
<タマラロペス>
クラシコエスパニョール基礎、バレエ
<セグンダファルコン>
踊り手のためのカンテ(シギリージャ、ブレリア)
<フアン・デル・ガストール>単発
カンテとフィエスタのクラス

7月からは夏の特別クラスになるので、このスケジュールも今月いっぱい。自分の気持ちと行動次第で色々変化が起こってくる。頑張ります!







最近は、

2014年06月07日 | スペイン生活

<土曜日のアラメダ(*^^*) 地面から霧状の水が出ていて、遊んでます>

もっと自分の中から出てくる本当の感情や感覚、直感を、大切にするようにレッスンを受けています。今、私が先生方から最も指摘されていることです。

身体は、お腹の奥で感じる感情があってもなくても動かせてしまうので、身体だけが一人歩きして必死だと、気づいた時には心が空っぽだったということも。

でも形を持たない感情や感覚を自分が認識することや、自分にしかない何かを掴むのは容易なことではなく、答えをみつけられない自分、表現できない自分にしょっ中悩みます。ある時、胸の内を先生に話したこともありました。先生は「それは簡単な事ではないよ、でも探し始めること、探し続けなさい」と。それを聞いて、少し焦りがあったのかなと、長い目で掴んでいこうと思えるようになりました。

また今通っているウルスラロペスの上級クラスのテクニカ、振付クラスは、私はもちろん、おそらくクラスメイトにとっても、難しいことをしているのではないかと思います。でもウルスラは、出来るようになるための見本と的確なアドバイス、そしてテクニックに必死になりがちな私達に、同時にそこにあるべき感情や表現があることを教え、そしてアカデミックな踊りではなく、一人の踊り手として個々にある何かをそれぞれが見つけるようにと、何気ない毎日のレッスンの中で導いて下さってるように主観ですが思います。


そんな今の毎日は、フラメンコを学びながら、本来の自分探しをしているかのようです。不思議な事に、壁にぶつかるたび、何かしらのご縁がつながり、救っていただき、新たな目線と気づきを与えて頂いています。人生とともに深め続けていきたいと改めて思うこの頃です。


追伸
ビザ延長の目処が立ちまして、帰国時期を決めました。計画より少し長くなりましたが、11月中旬に日本への帰国を予定しています。あと5ヶ月、今できることに最善を尽くしていきたいと思います。