趣味の天気❄️🌸

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江別市の5月は風が強い?🌀

2020-05-25 23:44:44 | 日記

最近、江別市の知人から、「5月の江別は毎日風が強い」という話を聞きました

そこで、実際どうなのか、気象庁のデータを調べてみました。

(図表は全て気象庁ホームページより)

まず、月ごとの平均風速を見てみると、確かに5月が一番平均風速が大きくなっています。

また、10m/s以上の日数も9.4日となっており、5月の江別は、大体3日に1回は10m/s以上の風が吹いている計算になります

ちなみに、日照時間が一番多いのも5月なので、5月の江別はよく晴れるけど風が強いと言えそうです

そして、最多風向が南南東ということは、太平洋の方から風が吹いてきているということです

それでは、その太平洋側にあたる苫小牧市も同じくらい風が強いのでしょうか?

統計期間が違うので、一概には言えませんが、5月の平均風速、10m/s以上の日数のいずれについても、苫小牧市よりも江別市の方が大きくなっています

これはなぜでしょうか?

例として、昨日12時のアメダスデータを見てみると、

確かに、太平洋側の苫小牧よりも江別の方が風が強く吹いています。

これは、恐らく地形効果によるもので、江別周辺は太平洋側から吹く風が集まりやすい地形のため、風が強まっているものと思われます。

イメージとしては、川の流れをイメージしてもらうと分かりやすいと思いますが、川幅が広い所は比較的流れが緩やかですが、川幅が狭まっている所では流れが急になっているのと同じようなイメージです。

参考に、昨日の天気図がこちらです。

北海道の東に高気圧、日本海に低気圧があり、南東の風が吹きやすい条件でした

6月に入ると、10m/s以上の日数も3.9日とだいぶ少なくなりますので、風が強い日もこの先は徐々に減っていきそうです


東北は太平洋側と日本海側で気温差の大きい一日でした⤴⤵🌤

2020-05-24 21:42:00 | 日記

今日の東北地方は、日本海側や内陸では最高気温が25℃以上の夏日となったところもありましたが、海からの冷たい風が入った青森県や岩手県の太平洋側沿岸部では、最高気温が15℃前後の肌寒い一日となりました(画像は全て気象庁ホームページより)

青森県や岩手県沿岸北部と秋田県や山形県の内陸部を比べると、15℃近い気温差があるのが分かります😲

そして、気温が低い地域では、北~東寄りの風が吹いているのが見て取れます

この海の方から吹いてくる冷たい風の影響で気温が上がらなかったものと思われます

明日は前線の通過後、西風になるので、気温分布は今日と逆になりそうです

 


天気図×衛星画像×レーダー画像×空画像(2020.5.10)⛅

2020-05-10 20:50:19 | 日記

今日は全国的に曇りや雨でスッキリしない天気となった所が多かったのではないでしょうか

その原因は、低気圧と前線ですが、今日は正午時点の各種画像を見ながらご紹介したいと思います

(空の写真を除く画像は、全て気象庁ホームページより)

まず、天気図を見てみると、日本海の低気圧が北海道の方へ向かっており、その低気圧から伸びる温暖前線東北地方を、寒冷前線が近畿~中国~四国~九州地方を通過中です。

次に衛星画像(赤外画像)を見てみると、北海道付近と九州の西海上に白く輝く雲の塊があり、東北~九州にかけては、薄い雲がかかっている所が多く、所々白く輝いて見える所があります。

赤外画像は、温度の低い雲ほど白く表現しているため、白く輝いて見える雲は、高度の高い上層にある巻雲のような雲か、背が上層まで届くくらい発達した積乱雲のような雲ということになります。

そして、レーダー画像を見てみると、北海道を中心に雨雲がかかっており、本州~四国・九州にかけては、前線付近で雨雲がかかっていることが分かります。

アメダスでも大体雨雲レーダーと同じような傾向です。

※13時のアメダス降水量とは、12時から13時までに降った雨量の合計値

以上の画像から、寒冷前線の場合は前線の通過時に降雨が強まっており、低気圧や温暖前線の場合は通過するかなり前から降雨が強まっている様子が分かります。

一般的に、寒冷前線の通過時には、天気の急変、突風・雷雨、短時間強雨などに、低気圧や温暖前線の接近・通過時には、大雨、雷、強風などに注意喚起がされています。

ちなみに、今日12時半頃の青森県県南地方の空模様は、見出し画像のような厚い雲に覆われ、雨がポツポツ降っていました

明日は沖縄地方を除いて、天気は回復するところが多そうです。

 


オホーツク海からの冷たい風で肌寒い一日に⛅

2020-05-05 18:48:10 | 日記

昨日は、気温が上がり、夏日や真夏日になった所もあった北海道ですが、今日は一転して北風が吹く肌寒い一日になりました

特に、網走地方などオホーツク海側では、気温の上がり方が鈍く、本日正午時点の斜里町の気温は4.7℃と、昨日と比べると20℃近く低い気温となりました🥶

(図は全て気象庁ホームページより)

この主な要因は、オホーツク海の方から吹いてきた冷たい北風です

水は陸地と比べて温まりにくいため、いまの時期の海水温はまだ低く、海上を渡って吹いてくる風も冷やされて低温になります。

 ↑ 2020年5月4日の海面水温(解析図)

  ※気象庁ホームページ「日別海面水温」より

中でもオホーツク海の水温は低く、未だに5℃以下の低温となっているため、その冷たい風がまともに入った網走地方の沿岸部では、気温の上がり方が鈍くなりました。

(北海道付近の日本海や太平洋は5~10℃くらい)

日々の風向きをチェックすると、その日はどこで気温が上がりそうか(上がらないか)大体予測がつくので、おすすめです


高気圧とフェーン現象で北日本は真夏日になった所も⤴☀

2020-05-03 20:21:18 | 日記

今週は暖かい日が続いていますが、今日の北日本では、暖かいを通り越して季節外れの暑さとなったところがありました😓⤴

本日19時までの最高気温は、

福島県二本松市で32.8℃

岩手県宮古市川井で32.6℃

青森県八戸市で31.1℃

北海道十勝地方幕別町糠内で30.6℃

など、東北や北海道で真夏日となった地点もありました

この暑さの主な要因は、高気圧の縁を回って南から暖かい空気が流れ込んだことと、山越え気流によるフェーン現象が起こったことです。(画像は全て気象庁ホームページより)

↑ 太平洋側や内陸部を中心に気温が高くなっています。

↑ 気温が高くなった地点では、山越えの南西風が吹いている所が多くなっています。

ちなみに、フェーン現象の時は湿度が低いカラッとした暑さになることが多く、本日13時時点の八戸の湿度は27%と、風が強かったことも相まって気温の割に過ごしやすかったのではないかと思います

(私の街も30℃近くまで上がりましたが、エアコンをつけなくても過ごせました。)

ただし、この時期は身体がまだ暑さに慣れていないので、暑い時はこまめな水分補給や扇風機、エアコンなどを無理せず活用した方がよいかと思います

明日は、曇りや雨になるところもあるため、今日と比べると少し気温も下がりそうです