趣味の天気❄️🌸

天気の話題を通じて日々の暮らしに彩りを添えます♪

北海道のオホーツク海側では記録的な大雪になる恐れも❄⛄❆

2020-01-29 21:51:38 | 日記

先日、九州や四国などにこの時期としては記録的な大雨をもたらした低気圧が東進した今日。

(画像は全て気象庁ホームページより)

今度は関東や東北地方で季節外れの大雨となりました

本日、20時40分までの24時間降水量は、

・茨城県 北茨城市 花園(ハナゾノ) 164.0mm

・福島県 相馬市 相馬(ソウマ)   160.0 mm

・茨城県 高萩市 大能(オオノウ)  146.0mm

など、100mmを超える雨量となっている所もあり、多くの地点で1月の日降水量の最大値を更新しました。

そして、これから低気圧が接近する北海道では、オホーツク海側(網走・北見・紋別地方)を中心に記録的な大雪となる恐れがあります

「大雪と高波及び風雪に関する網走・北見・紋別地方気象情報 第3号」

(令和2年1月29日16時18分 網走地方気象台発表)

によると、次のとおりかなりの降雪量が予想されています。

<雪の予想>
 29日18時から30日18時までの24時間降雪量
  紋別地方  70センチ
  網走地方  60センチ
  北見地方  50センチ
 30日18時から31日18時までの24時間降雪量
  網走・北見・紋別地方 60から80センチ
 31日夜まで大雪が続き、総降雪量が多くなる所があるでしょう。

 

これを見ると、多い所ではこれから31日にかけて、なんと150cmの降雪が予想されており、生活への影響が懸念されます

実際、オホーツク海側では、過去にも2日間で1mを超える雪が降ったこともあります。

これは、2004年1月13日~15日の天気図ですが、オホーツク海側の北見市では、14日と15日の2日間で107cmという記録的な降雪量となりました

この時は14日から15日かけて低気圧の動きが遅かったため、雪の量が多くなりましたが、今回も低気圧の動きが遅くなりそうですので、オホーツク海側では雪の降る時間が長くなりそうです⛄⛄⛄


冬の大雨☔☔☔

2020-01-28 00:59:50 | 日記

1月27日(月)は、前線と低気圧の影響で、九州や四国などでは季節外れの大雨になりました

場所によっては24時間で200mmを超える雨量になったところもあり、1月の1位の値を各地で更新しました。

中でも、大分県佐伯市では、19時27分までの1時間に117.5mmの雨量を記録し、観測史上1位の値を更新しました

気象庁のホームページによると、佐伯市の従前の観測史上1位の値は2017年9月17日の84.5mmです。

(画像は気象庁ホームページより)

この時の大雨の要因は、下記天気図から分かるように台風18号と秋雨前線の影響によるものです。

(気象庁ホームページ「日々の天気図より」)

今回の大雨も、低気圧と停滞前線の影響によるもので(見出し画像天気図参照)、大雨が降るパターンとしてはよく似ていますが、この時期としては異例の雨量です。

台風+停滞前線という組み合わせは、過去何度も大きな災害をもたらしてきましたが、それを超える雨量が、しかも真冬のこの時期に降るというのは、それこそ前例のない事態で、雪が多い地域などでは融雪・洪水・雪崩・土砂崩れといった危険性が非常に高まるかと思われます。

今日は首都圏近郊の大雪がクローズアップされることが多かったですが、今後低気圧が接近・通過する地域では、季節外れの大雨にも十分な注意が必要です

 

 


暖冬だと雪が降りやすい地域⛄

2020-01-26 18:55:48 | 日記

気象庁が今冬の高温と少雪の状況について、1月24日に報道発表しました。

▼気象庁の報道発表はこちらから

 http://www.jma.go.jp/jma/press/2001/24b/press_r01shousetsu20200124.html

それによると、この状況をもたらしている要因は、日本付近における偏西風(亜熱帯ジェット気流)の北への蛇行や正の北極振動などにより、本州付近への寒気の南下が弱く、冬型の気圧配置が続かなかったことが考えられるということです。(詳細は気象庁ホームページでご確認ください)

また、1月23日発表の1か月予報によると、今後も 2 月にかけて、北日本から西日本の気温は高く、日本海側の降雪量は少ない見込みのようです。

そして、上記サイトに掲載されている今シーズンの累積降雪量の図(見出し画像)を見てみると、暖冬ながら度々寒気が流れ込んでいる北海道を除くと、平年比50%以上の地点は内陸部や山間部がほとんどで、どちらかというと太平洋側に多くなっているのが分かります。

今冬の特徴は、「冬型の気圧配置が長続きしない」ことで、これはつまり、

・日本海側で雪が続かない⇒日本海側の雪が平年より少ない

・厳しい寒さが続かない⇒雪が積もってもすぐ融ける⇒全国的に積雪が少ない(又は無い)

ということになります。

また、冬型の気圧配置が長続きせず、日本付近を低気圧が通過することが多いので

・太平洋側で普段より雨(又は雪)の日が多くなりやすい⇒気温が低い内陸部や山間部では雪になる日が多い

ということにもなります。

よって、暖冬の時は、(北海道を除いて)日本海側や平野部では平年より降雪量や積雪が少なくなりやすく、太平洋側の内陸部や山間部では、場所によっては降雪量や積雪が多くなる可能性があります。

なお、地球温暖化が進むと、北海道内陸の一部では、降雪量や積雪が増加するという報告もあります。

▼詳細はこちら(気象庁ホームページ)

 https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/gw_portal/future_climate_change.html

今週は本州の南岸沿いを低気圧が進むため、まさに本州太平洋側の内陸部や山間部ほど雪になりやすい(場所によっては雪の量が多くなりやすい)天気となりそうです

(画像は気象庁ホームページより)

 

 


旭川では積雪が50cmになりました⛄

2020-01-24 23:58:41 | 日記


前線を伴った低気圧の通過後、冬型の気圧配置となった今日、北海道では20cm程度のまとまった雪が降った所もありました❄

また、本日23時までの24時間に新たに20cmの雪が降った旭川市では、23時現在の積雪が50cmに達しました💡⛄

これは昨年と比べると約2週間遅いペースです。

明日も北海道では、午前中を中心に雪が降る所がありそうです❄⛄

冬の前線⛄☔☁

2020-01-23 23:51:31 | 日記

昨日は北海道内で今年に入ってからの最高気温を記録した所が多かったですが、今日は東北北部を中心に今年の最高気温を記録した所が多くなりました

中でも、岩手県久慈市では、10.4℃と平年より7.1℃も高くなりました

そんな今日の天気図を見て気になったのは前線です。(画像は全て気象庁ホームページより)

冬なのに、まるで梅雨や秋雨時のような停滞前線が日本付近に横たわっています。

停滞前線は、基本的に暖かい空気と冷たい空気がぶつかり合った境目にできるので、冬であっても発生はするのですが、日本付近にここまでしっかりと停滞前線ができるのは珍しいのではないでしょうか。

梅雨時期は「梅雨前線」、秋雨時期は「秋雨前線」と呼ばれていますが、冬の停滞前線に対しては、そのような呼び方は聞いたことがないような気がします

今後も今年と同じような暖冬少雪で停滞前線が発生するような年が多くなれば、そのうち「暖冬前線」などという呼ばれ方をするかもしれませんね

ただ、明日から明後日にかけては、本来の冬らしい西高東低の気圧配置になりそうです